2025/12/22
複数の自然条件が重なる困難:時間のかかるパイン栽培への丁寧な取り組み
自然の変化を、これまで以上に身近に感じた一年でした。 たべるとくらすとでは、そんな一年を生産者のみなさんがどのように受け止め、日々の営みを続けてきたのか、アンケートをお願いしました。パイナップルは長い期間をかけて栽培するため、昨年、今年と長い期間での解答になってしまいますが、昨年末から今年の初め頃まで、沖縄では30年ぶりと言われるくらいの寒さが長く続きました。寒さの影響により、収穫時期が1ヶ月ほど遅れました。
また、パイナップルの品種の中でも特に寒さに弱い品種だったゴールドバレルにおいては、葉が枯れてしまったり実が大きくなれなかったりと、ダメージがありました。
昨年の10月から11月に降った大雨により、水はけの悪い圃場のパイナップルの生育不良がかなり目立ちました。今年は、沖縄本島は台風が来なかったためアリやバッタなどの虫が例年よりも大量発生しているように感じました。
アリはパイナップルの病気を媒介させます。
バッタは、実をかじって製品率を下げます。
いのしし被害は、ワイヤーメッシュで柵をする、または電気柵をする。などしておりますが、土砂が崩れた隙間を狙って圃場へと入り込み、ゴールドバレルを植え付けした圃場が壊滅しました。
来年収穫を予定していた、約1,200本を植え付けした圃場でした。 当農園の圃場はあちこちに点在していますので、村内でも、パイナップルが良く育つとされている、寒さの影響が少ない圃場で植え付けを集中させることで、寒さ対策としました。
虫対策は、植え付け後の早い時期から、丁寧に追肥や液肥を施すことにより、窒素不足になる事を防ぎ、さらに有機のミネラルやカルシウムを液肥と一緒に散布する事で、パイナップルの皮膚が強くなり、虫被害や虫による媒介される病気への耐性も強くなると感じたため、肥料を施す頻度の調整を行いました。
イノシシ対策は、今後3年ほどかけて、点在する圃場の集約をしていきます。育ちの良い圃場を残し、その近隣で新たに借りるなどして、なるべく圃場があちこちに点在しないようにしていく予定です。 パイナップルの栽培は、とても根気のいる作業です。美味しいパイナップル作りに励んでまいりますので、是非とも応援の程宜しくお願いします。一人一人のお客様を大切にしていきたいと考えております。パイナップルでの商品開発や、その他の農産物の提供など、皆さんに喜んで頂ける商品作りになるよう考えていきます。(2026年は6月ごろから収穫予定)