でも僕は、ここでいつも考えてしまいます。
「発酵のためだけに使うのは、もったいないのではないか」と。
農園で収穫したばかりのカカオパルプを味わうと、一つの果物として十分に魅力があります。世界ではカカオパルプをジュースなどに活用する動きもあり、OCAでも以前からチョコレート以外のカカオの可能性を考え続けてきました。
僕たちは、カカオ豆だけを価値あるものとは考えていません。
カカオポッド、カカオパルプ、豆、カカオハスク、カカオバター。それぞれの特徴を知り、それぞれに合った活かし方を考える。
それが、農園からカカオに関わっているOCAだからできる仕事だと思っています。
「カカオ=チョコレート」だけではなく、「カカオ=果物」から見てみる。
そうすると、今までとはまったく違うカカオの世界が見えてきます。
次にチョコレートを食べる時、その始まりには糖度20度前後の白くて甘い果肉があることを、ぜひ思い出してみてください。