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生産者のお便りとお知らせ

塩炊きにいきました。

今年も塩を炊きました。

先日、今年の塩炊きを行いました。塩炊きとは海水を炊き、塩を精製することです。 毎年南大隅町にある、黒潮農場の高橋さんの塩炊き釜をお借りして、今年は海水3.5tを炊き上げました。そこからできる塩は大体100kgくらいでしょうか。これを味噌や梅干し、醤油に使用したり、普段のお料理に使ったしています。

まずは本土最南端、佐多岬の方に海水を汲みに行きます。今年は高橋さんが汲んでいてくださいました。 3.5tを何回かに分けて釜に移し、家屋廃材の薪を使って火を焚き、水分を飛ばして海水を濃縮していきます。 今年は合計3泊4日ほどかけて炊き上げました。

言葉で言うのは簡単ですが、めっちゃくちゃ大変な作業です。 もうヘロヘロになります笑。 チェンソーで燃料の薪を切り、炉にくべます。炉の中はすごい温度なので、もちろん放射熱はすごいです。 もうずっと汗だくなので、塩を炊いているのに、炊いてるそばから塩が体からでていくわけです。塩が勿体無い! これを三日三晩やる感じです。

そして、使う薪の量は半端じゃない量です。家一軒分くらいの木材を燃やしているのでは!?と思うことも。

そして、最後の最後に塩が結晶化してくる瞬間は、感動の一言。 まさに、涙の結晶、努力の結晶、いえいえ海の結晶です。 お米を育てることも、醤油を作ることも、塩を炊くことも、それぞれ全然違うことですが、どれも時間がかかる本当に大変な作業で似ているところもある気がします。いつも手助けをしてくださる、黒潮農場の高橋さんには感謝です。そして、やっぱり自分でやってみるって大事だなと毎年思います。

絶対に買うことはできない、いくらお金を出しても売っていない「自分で作ったお塩」。それで作るお味噌やお醤油、梅干しは、本当にうちのお醤油で、お味噌で、梅干しだなーと思います。あんなに大変だった塩炊きですが、これだけ色々仕込んでいたら一気に無くなります。儚い塩です。あんなに結晶を作るのは大変なのに、水に溶ける時は一瞬です。

なんか人生だなーと思います。

塩を作る苦労があったり、今日の夜のお味噌汁が美味しかったり、卵かけご飯にお醤油をかけたり、そんななんでもないことですが、海と田んぼと畑と暮らしがつながる瞬間でもあります。 自分がこの海や里や山でできている。 なんだかとっても元気が出てきます。

鹿児島も暑い日が多くなってきました。 塩をぺろっと舐めて、今日も作業頑張ります!

海水満タン!この釜で海水を炊いていきます。

夜は水温と気温の差が大きくなるので、水分が蒸発していく量が多くなります。 塩炊き作業が大きく進むのはこの夜の時間だったりします。 風もあって湿度が低くて、気温が低いと最高の条件になります。

子供達も一緒に塩炊き作業。 塩は自分で炊くもんだと思っていると思います。 こんなことを体験させてあげられるのも、嬉しいことです。

かえるすたいる鹿児島県(米)

私たちは生き物がたくさん生きられる田んぼを目指して、日々田んぼに向かっています。 その田んぼで育つ自慢のお米は、無肥料・無農薬、乾燥はハザかけ天日干し、タネは自家採種したものを使用し、稲の力を最大限に引き出すよう細やかな手作業で大切に大切に育ててきました。 鹿児島の太陽を浴びて、大隅半島の綺麗な水で育った自慢のお米を皆さまの食卓へお届けします。

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