畑では、ぶどうの枝の剪定作業を進めています。
ぶどうを育てていると、春から夏にかけて驚くほど勢いよく枝が伸びていきます。そのままにしておくと葉が混み合い、風通しや日当たりが悪くなってしまうため、不要な枝を整理していくことが大切な仕事のひとつです。
剪定ばさみを片手に一本一本の枝を見ながら、「この枝は残そうか」「こちらは切ろうか」と考えていきます。単純な作業に見えるかもしれませんが、実はなかなか奥が深く、ぶどうの木の状態や今後の成長を想像しながら進めています。
枝を切るのは少しもったいないような気持ちになることもあります。せっかく元気よく伸びているのに、と思うこともありますが、木全体の健康や果実の品質を考えると必要な作業です。
人間も荷物を抱えすぎると動きにくくなるように、ぶどうの木も枝や葉が多すぎると力が分散してしまいます。余分な部分を整理することで、残した枝や実にしっかりと栄養が行き渡るようになります。
作業をしていると、切り落とした枝が足元にどんどん積み重なっていきます。その様子を見ると、木の中にどれだけの生命力が詰まっていたのかを改めて感じます。
派手さはありませんが、美味しいぶどうを育てるためには欠かせない剪定作業。一本一本の木と向き合いながら、これからも丁寧に手をかけていきたいと思います。
収穫の時期には、このとき残した枝や葉が太陽の光を受けて育ち、美味しいぶどうを実らせてくれるはずです。そんな未来を思い描きながら、今日も畑で鋏を動かしています。