畑を歩いていると、ふと足元に白いまるいものを見つけました。
たんぽぽの綿毛です。
鮮やかな黄色い花が咲いていたと思ったら、いつの間にか綿毛へと姿を変え、風を待っています。
畑では雑草として扱われることも多いたんぽぽですが、こうして綿毛になった姿を見ると、つい手を止めて見入ってしまいます。
ひとつひとつの綿毛が小さな傘のようについていて、風が吹けばふわりと空へ舞い上がる。その様子は何度見ても不思議で、どこか心を和ませてくれます。
もちろん農家としては、綿毛が飛ぶということは新しい種が運ばれていくということ。畑の管理を考えると、のんびり眺めてばかりもいられません。
それでも、自然の営みの美しさには敵いません。
作物を育てる畑には、ブルーベリーだけでなく、さまざまな草花や虫たちも暮らしています。時には困らされることもありますが、その季節ごとの風景に出会えるのは、この仕事ならではの楽しみかもしれません。
今日も畑の片隅で、たんぽぽの綿毛が風を待っています。
どこまで飛んでいくのでしょうね。