1つは草対策で深水にするためです。
常に8cm以上の水があると、田んぼ雑草のヒエは全く出ません。
もう1つは、分蘖(ぶんげつ・根のきわの茎が枝わかれすること)のはじまった大きな苗を植えることで、葉が茂るのが早く、雑草(主にコナギ)に光を与えないためです。
水稲の有機栽培で一番大変なことは、除草かもしれません。
田んぼが草だらけになると収量が落ちるうえに、草の種が混じって品質が落ちることもあります。
そのために、慣行栽培では、除草剤(これもヒエ用とヒエ以外用とあるのです)を数度播きます。
有機栽培では除草剤はもちろん使いませんから、生えてきた草を抜くか、生えないようにするかです。あしがらハーモニー畑でも、以前は手押しの除草機を使って、すべての田んぼの稲の間を縦横、2度ずつ押していました。黙々とひたすら押して歩くだけですが、6月の暑い日差しを受けながら何日も何日も大変でした。
今は、稲葉方式で代掻きを工夫することと大苗の深水で、基本的には除草作業から解放されています。
そのための大苗づくりです。