


夏の暑さのためか、収穫の本格スタートが9月中旬と、いつもより2週間ほど遅かった今年。しかも、早めに終わりそうと思っていたのが先週まではそれなりの量を収穫しました。最後の栗は3週間の熟成が終わるのはもう少し先ですが、まだたくさん在庫があります!
氷温で貯蔵した栗は、でんぷんが糖化するので、ほくほくからしっとり甘~い栗にかわります。茹でてスプーンですくって食べるだけでまるでお菓子です。

先週あたりからツクツクボウシがなき始め、夏の終わりを告げています。
数日前からは、畑で鈴虫もなき始め、もうすぐ秋だよ、と言っています。
でも!気温は全く下がりません。
気温が日中で約35℃、夜間でも約30℃を超えると、稲に「高温障害」が発生する可能性があるとされていますが、まだ連日のように35℃を超えています。

農作業に追われてほっとする間もなく、田植えから1か月近く経ってしまいました。
例年通り、4月に苗代に種を蒔き、ゴールデンウィーク中に荒起こしと1回目の代掻き、2週間後に2回目の代掻き、その2週間後に3回目の代掻きをして直後に田植えです。

あまりに暑かったからでしょうか。例年8月末から落ち始める栗、今年は10日ほど遅れてのスタートとなりました。
栗が落ち始める直前に、栗畑の草はきれいに草刈りしておきますよ。

昨晩は風が吹き荒れました。
今日、日中は暖かな日差しがありましたが、気温は低め、ようやく冬になったようです。
明日は今年初の氷点下の予報です。
今日はエンドウ豆と空豆に、稲藁で防風の垣根を作ってやりました。
冬を無事に乗り越えて、春においしい豆をつけてくれますように。

今年は本当に暑い夏でした。9月になっても全く秋らしい気配はなく、水をかけ流しにしてできるだけ田んぼの温度を下げるように努めました。
稲刈りは、当初10月2週目の予定だったのですが、あまりに暑かったためか登熟が早いようなので1週早めることにしました。

暑い暑い夏でしたが、例年通り8月末から栗が落ち始めました。
毎日欠かさず(昨日は台風のため初めてお休みしました)、栗拾いしています。

田植えから約2カ月、種播きからは約3か月半、穂が出始めました。
数日で出穂(しゅっすい:約半数の穂が出る)、それから数日で穂揃い(ほとんどの穂が出る)となるでしょう。
今年は日照時間が長いので、穂が出るのは例年より数日早いようです。
この時期は、水を切らさず管理します。

田んぼに水を張ると、毎日のようにカモがやってきます。オタマジャクシやサワガニを食べているようです。苗が小さいときは、ざざーっと着水するときに苗をなぎ倒すので少し迷惑ですが、なぎ倒しされたぐらいでは立ち直るので大丈夫です。
そして、ふと気づくと、畦に巣ができていてタマゴがあるのです。

よく苗半作と言われるように、稲作の半分は終わった気分でほっと一息です。
