新米特集

生産者のお便りとお知らせ

穂が出始めました

田植えから約2カ月、種播きからは約3か月半、穂が出始めました。 数日で出穂(しゅっすい:約半数の穂が出る)、それから数日で穂揃い(ほとんどの穂が出る)となるでしょう。 今年は日照時間が長いので、穂が出るのは例年より数日早いようです。 この時期は、水を切らさず管理します。

暑い夏・・・

今年の梅雨は、全く梅雨らしくありませんでした。 6月のはじめに台風の影響で大雨(一日で260mmほど降りました)があり6月の総雨量は約500mmあったのですが、降ったのは殆ど前半のみ。7月はたったの28mm、しかも最後に降ったのは7月8日で、あとは殆ど写真のようなピーカン・高温。降らないまま梅雨明けしてしまい畑はぱっさぱさです。川の水量は減っていますが、水路にはまだたっぷり水が入ってくれています。これだけ暑いので、できるだけ田んぼの気温を下げるため、水はかけ流しにします。

夕方の田んぼは

この時期、特に夕方の田んぼは素晴らしい景色を見せてくれます。 日中、強烈な日光を浴びて稲は盛んに光合成をします。根から水を吸い、気孔は二酸化炭素を吸って水蒸気と酸素を出します。夕方になって日射が減ると余った水分を葉先の水孔から排出する・・・この水滴はその排出されたものなのです! 長い一日の残照をあびてきらきら光る雫を眺めていると暑い時間の作業の疲れもふっとぶようです。 今年もいよいよ実りのときが近づいてきました!

あしがらハーモニー畑神奈川県(農業)

自給のためのお米と野菜づくりから始め、地域の耕作できずに荒れてしまった田んぼや畑を戻したいと少しずつ借りて農家になりました。
箱根外輪山の東麓、すぐ横を流れる久野川からきれいな水をたっぷり引き入れる棚田にはホタルやサワガニはじめ本当にたくさんの生き物がいます。
肥料は冬のレンゲ草、農薬や除草剤はもちろん使わず、丁寧な手作業の田植え・稲刈り、稲架掛け天日干しで稲の持つ力を引き出すお米づくりをしています。
真夏でも田んぼをわたる風は爽やかです。先人が苦労して築いた田んぼを作り続け、地域にも環境にもそして食べる人にも安心をお届けしたいと日々作業しています。

※再利用のダンボールを配送に使用する場合があります。また、緩衝材が必要な場合は古新聞を使用します。資源削減のためご理解ください。

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