新米特集

生産者のお便りとお知らせ

無事、田植えが終わりました

今年も無事、田植えが終わりました

よく苗半作と言われるように、稲作の半分は終わった気分でほっと一息です。

荒起こし

代掻きは3回

荒起こしのあと、水を入れて代掻きをします。一般的には田植えの直前に1度、または荒代掻きと本代掻きの2回ですが、あしがらハーモニー畑では3回の代掻きをします。それぞれの代掻きは2週間、1週間あけます。その理由は、生えてきた草を浮かせて田植え後の草があまり生えないようにすることです。また、田んぼの生き物が増えて田んぼのトロトロが生成され、草の生えにくい田んぼになります。

苗取り

4月に苗代に種蒔きしてしっかり成長した苗を田植できるように1本ずつ丁寧に苗取りします。今年は種蒔きの密度をかなり下げたので1本1本が大きく成長しました。

田植えなのに台風の心配・・・

稲刈り時期は台風の進路にいつも気を揉みますが、今年はなんと田植えまで…。田植えは雨でもできますが、強風が吹くと苗が傷んで枯れてしまうこともあります。苗取りのときに強い風が吹くことはありましたが、幸い田植えの日は風が殆どなくてよかったです。

予定を一日繰り下げましたが、朝までの大雨のあと、曇りで無風、苗傷みのしにくい絶好のコンディションで田植えができました。30㎝間隔で、1本ずつ丁寧に手植えです。

田植えのあとは、すぐに8㎝以上の深水にします。深水にすると最大の田んぼ雑草ヒエは出ません。深水にするための大苗です。 それと、既に1か月以上水を張った田んぼにはオタマジャクシがたくさんいますので、カモやアオサギがやってきます。トロトロの土に苗を埋められてしまうと枯れてしまうので、鳥が飛んでこないように鳥よけの糸を張っています。

このあとは、毎日の田んぼ通いです。 モグラやサワガニに畦に穴を開けられると水漏れしてしまうので、毎日の点検(穴ふさぎ)が欠かせません。 稲は人の足音を聞いて育つ、ともいいます。 毎日毎日、稲の様子を見て、すくすく育てと声を掛けながら畦を歩きます。

あしがらハーモニー畑神奈川県(農業)

自給のためのお米と野菜づくりから始め、地域の耕作できずに荒れてしまった田んぼや畑を戻したいと少しずつ借りて農家になりました。
箱根外輪山の東麓、すぐ横を流れる久野川からきれいな水をたっぷり引き入れる棚田にはホタルやサワガニはじめ本当にたくさんの生き物がいます。
肥料は冬のレンゲ草、農薬や除草剤はもちろん使わず、丁寧な手作業の田植え・稲刈り、稲架掛け天日干しで稲の持つ力を引き出すお米づくりをしています。
真夏でも田んぼをわたる風は爽やかです。先人が苦労して築いた田んぼを作り続け、地域にも環境にもそして食べる人にも安心をお届けしたいと日々作業しています。

※再利用のダンボールを配送に使用する場合があります。また、緩衝材が必要な場合は古新聞を使用します。資源削減のためご理解ください。

うぶすなおせち