ひょんな事がきっかけで、洋菓子の本場パリの名門パティスリーで日本人初のシェフパティシエに就任した経歴を持つトップパティシエが急遽養鶏場の視察に訪れました。パティシエは、日本ではあまり馴染みのない放牧養鶏を目の当たりにし、「本来はこういった卵をスイーツに使いたい」とおっしゃって頂きました。たったその一言がどれだけ嬉しかったか、今でも忘れられないほどです。
そして、数日後、サンプルとして卵をスイーツに使用していただき、電話でパティシエと話す機会がありました。
ドキドキワクワクそんな気持ちを抑えながら、初めに言われた一言が、
「福重さんの卵は素晴らしい」
「本来バニラビーンズを使う目的は二つあって、香りづけと、卵臭さをなくすことと、だけど、福重さんの卵はバニラビーンズを使わなくても大丈夫なくらい臭みがない」
この言葉を聞いた瞬間、スイーツに合う卵作りへの想いは間違いではなかった。と、自信と確信に変わった瞬間でした。