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無添加食品を選ぶために知っておきたいポイントとは?
2017/07/01
無添加食品を選ぶために知っておきたいポイントとは?
こどものため、家族のため、自分のためにも、体にいい食材やできるだけナチュラルな食品を選びたいですね。普段どのような基準で食品を手に取っていますか?『無添加』という言葉は安全な食品を選ぶポイントのひとつだと思います。 食品に使用される添加物は「食品添加物」と呼ばれていて、食品の加工や保存、製造の際に添加する物質のことをいいます。 そもそも添加物は、何のために使われているのでしょうか。 その多くは以下のような目的で使われています。 ・味、見た目、香りを調整するため ・長期保存できるようにするため ・できるだけ短時間で手間をかけずに作れるようにするため 添加物を使用することが主流となり、本来の昔ながらの手間暇をかけた製造方法が減ってしまいました。コストや手間を省き大量生産することを目的として使用される食品添加物には、必要のないものもたくさんあるのではないでしょうか。 まずは身近な食品に使われている添加物を知ることからはじめてみましょう。 食品添加物は大きく4つに分類されています。 1. 厚生労働省が安全性を認めた『指定添加物』454品(平成28年10月時点) 1. 長年使用され安全と認められている『既存添加物』365品(平成26年1月時点) 1. 動植物の成分で香りづ付けのために使用される『天然香料』600品以上 1. 一般に飲食されるもので添加物として使用される『一般飲食物添加物』70品以上(参考:厚生労働省HP) 合計すると約1500品! すべてを覚えるのは大変なので、以下によく使われている添加物をまとめました。 種類・用途 食品添加物 甘味料 食品に甘みを与える アスパルテーム アセスルファムK ステビア ソルビット 着色料 食品の色調を調節する カラメル色素 タール色素 コチニール色素 保存料 食品の保存性をよくし、食中毒を防ぐ 安息香酸ナトリウム ソルビン酸 増粘剤・ゲル化剤・安定剤・糊剤 滑らかさや粘り気を与え分離を防止し安定性を向上させる キサンタンガム グアーガム カラギナン 酸化防止剤 油脂などの酸化を防ぎ保存性をよくする エリソルビン酸 ビタミンC 発色剤 ハムやソーセージの色調・風味をよくする 亜硝酸ナトリウム 硝酸カリウム 硝酸ナトリウム 漂白剤 食品を漂白し、白くきれいにする 亜硫酸ナトリウム 次亜塩素酸ナトリウム 防カビ剤 柑橘類等のカビの発生を防止する イマザリル オルトフェニルフェノール チアベンダゾール イーストフード パンのイーストの発酵をよくする 塩化アンモニウム 塩化マグネシウム リン酸三カルシウム ガムベース チューインガムの基材 酢酸ビニル樹脂 チクル エステルガム 苦味料 食品に苦みを与える カフェイン ナリンジン 香料 食品に香りをつけ、おいしさを増す アセト酢酸エチル アセトフェノン 酸味料 食品に酸味を与える クエン酸 アジピン酸 調味料 食品にうまみなどを与え味をととのえる 調味料(アミノ酸等) 調味料(核酸) 乳化剤 水と油を均一に混ぜあわせる グリセリン脂肪酸エステル レシチン pH調整剤 食品のpHを調節し品質をよくする 乳酸ナトリウム アジピン酸 膨張剤 ケーキなどをふっくらさせソフトにする 炭酸水素ナトリウム ミョウバン 栄養強化剤 栄養素を強化する ビタミンC β-カロテン 塩化カルシウム ご自宅にある食品の原材料を確認してみて下さい。あてはまる添加物は必ずあるはずです。 市販されている食品を見ても、無添加の食品だけで生活することはとても大変かもしれませんが、ナチュラルな食べる暮らしを選ばれる方は、まず添加物を少しづつ減らすことからはじめてみてはいかがでしょうか。 「着色料不使用」と書いてあっても、着色料を使用していないだけで、他の食品添加物が使用されているかもしれません。 市販されている食品には『原材料表示』があります。購入しようと思った食品がどんな材料で作られているか、どんな食品添加物が使われているか、無添加なのか、商品名のラベルだけでなく、必ず原材料表示を確認する癖をつけてみましょう! お店やインターネットでお買い物する時も原材料を見る癖がつけば、自然と知識も身につきます。 ちゃんとした知識を持って、自分が食べるもの、家族が食べるものを選ぶことが大切です。広告や表示に騙されたり、情報に惑わされないためにも、正しい食の知識を身につけたいですね。 今回、無添加食品の選び方についてご紹介しましたが、添加物=全て悪者ということは一概には言えません。豆腐を作るときに必要な「にがり」も添加物の1つです。にがりが無ければ豆腐は固まらず豆乳のまま。にがりという食品添加物無しでは豆腐を作ることができません。そんな添加物無しでは作ることが出来ない食品や必要な添加物も詳しくご紹介していきたいと思います。 「たべるとくらすと」とは? 不要な添加物を使わないこだわり生産者の直売モールです。
塩麹と醤油麹
2017/06/30
塩麹と醤油麹
ずいぶんと前から塩麹と醤油麹を手作りしています。そしてラッキーなことに近所に無農薬コシヒカリの生麹を売っているところがあるのです。 一度スーパーで売っている麹で作ったこともあるのですが、不思議と言うべきかやはりと言うべきか、味が全然違ったんです。麹が違うとこんなにも違うのか、と驚きました。味が変われば出来上がる料理の味も変わると言うこと。なんだかしっくり来なくて、それ以来同じ麹を使い続けています。右が昨日仕込んだ塩麹。左は2ヶ月ほど前に仕込んだ醤油麹。醤油麹はだいぶ発酵が進んでいい感じにまろやかになってきています。 どんなものにも合うし、なにより本当に美味しい。我が家には無くてはならない調味料です。
とうもろこしのきんぴらと人参しりしり
2017/06/28
とうもろこしのきんぴらと人参しりしり
使い勝手がいいので、この時期は冷蔵庫に常備されている事が多いとうもろこし。でも茹でておくとついついそのまま食べる事が多くなってしまいます。もちろん美味しいからいいんですけど。 今日はいつもと違う食べ方をしたいなーときんぴらにしてみました。同じくらいの大きさに刻んだ玉ねぎととうもろこしをごま油で炒めて、味付けはみりんと醤油でシンプルに。彩で散らしたパセリが見た目のきんぴら感を低くしていますが、、醤油の香ばしさと甘みの美味しい出来上がりになりました。もう一品は定番の惣菜、人参しりしり。こちらも味付けはシンプルに塩麹のみ。仕上げにごまをぱらり。炒めた人参は甘くなるので塩麹だけで十分美味しくなります。
グリーン野菜のリゾット風
2017/06/21
グリーン野菜のリゾット風
いよいよ梅雨らしくなって来ましたね。雨が降っていると買い物に出かけるのも嫌になってしまいますね。 そして本日はお一人様ランチ。ますます有るもので済ませてしまいたい!と冷蔵庫をがさごそ。そら豆と下茹でした小松菜とディルを発見。 パスタにしようかな?とも思ったのですが、冷凍保存しておいた雑穀米もあったのでリゾット風に決定。バターで玉ねぎを炒め、そら豆と小松菜を刻んで投入。スープにでもしようかなーと、残り物根菜と残り物きのこと残り物ひき肉を煮たものがあったので、これもスープストックとして使いました。そして最後にディルをのせて。 自分で言うのも変ですが、残り物をかき集めてこんなにちゃんとしたランチが完成してちょっとビックリです(笑) 雑穀米のプチプチした感じもリゾットにぴったりでした。それにしてもディル、乗せすぎですね。。投稿:たべるとくらすと編集部 [管理栄養士] 山本奈津子さんの栄養ポイント 初夏の味覚であるそら豆は、ビタミンB1、B2、B6、ビタミンC、鉄分、葉酸などの栄養素が含まれ、疲労回復や貧血予防に役立ちます。また、レシチンというリン脂質の1種が含まれ、血管を正常に保ち脳を活性化する働きもあります。独特な香りが気になる方も多いですが、今回のレシピのようにバターやオリーブオイルなどの油脂や、ハーブと合わせることで食べやすくなります!
パッタイ
2017/06/19
パッタイ
タイ料理の中でも人気のあるメニューな気がします、パッタイ。好きな人も多いのではないでしょうか。私ももちろんスタッフも大好きです。 そんな大好きなパッタイなのですが、実は作るのがとても苦手なメニューだったのです。 ライスヌードルと言う麺を使うのですが、この麺の扱いが私の中では難しく、毎回どーにもうまく仕上げられなかったんです。 このライスヌードルはメーカーによって入っているものや配合が違ったりするので、麺のクセもまた違ったり。そんなこんなで毎回うまくできずモヤモヤしていたパッタイですが、作り続けていくうちに段々とコツを掴めてきて、ようやく美味しく作れるようになってきました。嬉しい! 私が必ず入れるのは、厚揚げともやしとニラとたくあんの漬物。たくあん?と思う方も多いかもしれませんが、意外とこれがポイントだったりするんです。 あとはあればエビ。なければ干しエビで代用したりもしています。
タプナードとハーブのサラダ
2017/06/16
タプナードとハーブのサラダ
香りのするものが好きなのかな。香味野菜ももちろん好きですが、ハーブが好きです。そんな大好きなハーブの中でも好んでよく使うのがディルです。独特な甘い香りと爽やかさがなんとも言えず好きです。 そんなディルと、旬の空豆とアスパラをタプナードソースと和えてサラダに。たまたまミントもあったので一緒に入れてみました。ミントが予想よりもいい感じ!是非入れてみてください。そしてディルもミントも多めがおすすめ。 使う野菜は空豆やアスパラに限らず、旬のものだったり、その時に手に入るものでいいと思います。柑橘系などのフルーツも合いそうですね。 投稿:たべるとくらすと編集部 [管理栄養士] 山本奈津子さんの栄養ポイント ディルはセリ科のハーブで、穏やかな香りが様々な料理に合います。ビタミンB群、葉酸、カリウム、マグネシウムなどのビタミンミネラルを含むほか、香り成分には整腸作用やデトックス作用、鎮静作用などの健康効果があります。ミントの独特な香りは、眠気覚ましや集中力アップに効果があります。朝のサラダとしてもおすすめのメニューですね!
わらびご飯と肉じゃが
2017/06/13
わらびご飯と肉じゃが
今年はたくさんの山菜を食べたような気がします。 山菜はアク抜きなどの下ごしらえが大変、というイメージがある方も多いと思います。私もその一人でした。 ですが何度か自分でするうちに時間はかかったりするけれど(一晩つけておくなど)手間はあまりかからないということに気がつき、ぐっとハードルが下がったような気がします。今季最後かな?わらびご飯を炊きました。だし汁では無く昆布を入れて、押し麦も少し足しました。お味噌汁は、なめことまいたけとワカメを赤味噌で。メインは肉じゃが。こちらも新じゃがと新玉ねぎで作れるのは最後になるのかな?意識したわけではなかったのですが、今期最後の春食材づくしご飯となりました。 普段は大皿でドンと出す事の多い肉じゃがですが、今日は一人づつお皿に盛り付けて。ただそれだけなのに、ちょっとおすましした感じの肉じゃがになったような気がします。投稿:たべるとくらすと編集部 [管理栄養士] 山本奈津子さんの栄養ポイント 春の味覚であるわらびには発育のために役立つ栄養素であるビタミンB2や葉酸が多く含まれています。どちらも妊婦さんに積極的に摂ってほしい栄養素です。ビタミンB2には、皮膚や髪の成長を促す働きがあります。また、葉酸には細胞の新生に必要な核酸を作り出すために重要な役割があります。食べるときは必ずアク抜きをして、食べ過ぎには注意しましょう。
参鶏湯 サムゲタン
2017/06/09
参鶏湯 サムゲタン
暑い日が続いたかと思ったら急に寒くなったり。そしてまた暑かったり。気温のアップダウンに体調を崩しそうな嫌な予感がある今日このごろ。みなさんは大丈夫ですか? そんな時こそ体に良さそうなものをと、参鶏湯にしてみました。 本来は丸鶏で作るのが参鶏湯ですが、今回はお手軽に骨つきモモ肉で。ポイントはなんといっても骨つき肉を使うことと、コトコト煮込むこと。これに限ると思います。それさえ出来ればあとは間違いない美味しさ。味付けはお塩を少しだけ。 今回はナツメとクコの実入り。これはあればでいいと思います。あとはにんにくと生姜ともち米を入れて。たったこれだけなのにとっても美味しい。 食べる直前にパクチーとねぎを乗せてどうぞ。投稿:たべるとくらすと編集部 [管理栄養士] 山本奈津子さんの栄養ポイント 鶏もも肉に含まれるコラーゲンが摂取できるメニューです。コラーゲンは美肌のためという印象が強いですが、皮膚・骨・腱に含まれているたんぱく質。身体に含まれるたんぱく質の約30%も含まれる身体にとって主要な材料です。美肌づくりだけでなく、関節痛の予防や骨粗しょう症の予防にも役立ちます!お子様や高齢者の方にもしっかり食べてもらいたいですね。
黒鯛のアクアパッツァ
2017/06/08
黒鯛のアクアパッツァ
私がよく買い物に行く直売所は、海の近くならではなのでしょうか。大漁だった日は地元の漁港より朝獲れたてのお魚が並びます。しかもとてもとてもお安い値段で! 出会えたらラッキー。必ずのぞいて時間がある時には買って帰ります。そう。実は一つ問題があるんです。それは自分で捌かなくてはいけないという事! なのであまり余裕のない時は、うーんと悩んで諦めることもしばしば。 今朝はたくさんお魚入りの袋が並んでいました。見てみると、普段見かけないお魚たちがいっぱい。 その中に黒鯛を発見。しかも安い!迷わずカゴへ入れてしまいました。 帰り道にアサリとパセリを買って、アクアパッツァ。 とっても豪華なランチとなってしまいました。 残った旨みたーっぷりなスープは何に使おうかな。 投稿:たべるとくらすと編集部 [管理栄養士] 山本奈津子さんの栄養ポイント 鯛は脂肪がすくなくたんぱく質をしっかり含むヘルシーな魚です。青魚には劣るもののEPA(エイコサペンタエンサン)やDHA(ドコサヘキサエンサン)も含みます。DHAやEPAは血液をサラサラにし、血栓の予防や生活習慣病の予防に役立ちます。また、脳の発達やアレルギーの予防にも役立つのでお子様にもしっかり食べさせたいですね。
人参の葉っぱとお豆のサラダ
2017/06/07
人参の葉っぱとお豆のサラダ
この時期は葉付きの人参をよく見かけます。先日はポタージュにしてみましたが、今回はサラダで食べてみました。食いしん坊の性なのでしょうか。食べられるとわかっている部分を捨てる事がどーにも苦手で(笑)あれやこれやと考えながら使い切るようにしてしまいます。 人参の葉っぱは茹でてから水気をしっかり絞ってみじん切りに。色々なお豆と紫玉ねぎと自家製ツナと一緒に和えました。今回はオイルを使いましたが、ヨーグルトと和えても美味しそう。ほろ苦い葉っぱですが、色々なものと一緒に和えればお子さんでも美味しく食べていただけると思います。投稿:たべるとくらすと編集部 [管理栄養士] 山本奈津子さんの栄養ポイント 豆類は、たんぱく質・糖質・ビタミンミネラルをバランスよく含みます。特にひよこ豆は良質なたんぱく質が含まれ、大豆よりも油脂が少なく低カロリーな食材。ビタミンB群や食物繊維も含まれるので疲労回復、便秘解消、美肌、ダイエットなどの様々な健康効果が期待できますね。人参の葉っぱからはβカロテンも摂取できるのでとても栄養バランスの良いサラダですね。