母の日

生産者のお便りとお知らせ

海を渡り、山を眺め、大地に立つ

先日、九州各地の農家の友人が遊びにきてくれました。

海を渡り、山を超え、九州各地の農家友達が年忘れ反省会のために遊びにきてくれました。

農家同士で一年のお互いの仕事を労いました。 嬉しかったなー。楽しかったなー。 こういう機会が、とっても生きる活力になっています。

農業という仕事は本当に孤独だといつも思います。 毎日顔を合わすのは妻、子供たち。 まだうちは家族が多いので寂しいと感じることは少ないかもしれません。 それでも孤独は孤独。 いい時で宅配の方と挨拶をする日があるくらい。 大体、こうして日が暮れて行きます。

もちろん、いつもたべるとくらすとで皆様が支えてくださっていますし、応援していただいて毎日があり、今年もなんとか歳を越せそうです。 見えない力をいつもいただいています。 自分たちだけで農業をしているわけでは絶対にないのです。

そして、こうした同じ志をもつ仲間の存在も、自分たちを支える大きな柱となっています。 同じ季節、同じ空の下で、今日もあの人もあの人もあの人も頑張っている。 九州はもちろん、北海道から沖縄まで、みんなが今日を生きている。 土を耕し、空を見上げ、風に吹かれ、汗をかいている。 自分は一人じゃない。

そんなことが日々の辛い作業をやりぬく原動力になっているのは間違いありません。 農家って、そう、 孤独で達成感を感じる機会も少なく、天候に左右され、失敗もおおく、「何やってんだろう??」の連続です。誰かに認められているということを感じる機会も、普段黙々と田畑に向かっていると感じる瞬間はなかったりします。 実際、近所には同じように気持ちを共有できる仲間はわずかです。

だから、こうして年に一度でも腹を割って話したり、笑ったりして、会って食べて飲んでって本当に楽しいです。貴重です。 忙しいから本当に年に一回会えるかどうか。 会えたら嬉しいわけです。

また、明日からも孤独に作業を打ち込んで、またいつか会える時のためにネタをいっぱい貯めておきたいと思います。

今日は、農家も仲間という存在に支えられて頑張れているというお話でした。 お付き合い頂きありがとうございました!

そして、本年も本当に皆様お世話になりました。 おもちセットは一年の最後の最後に、なんと週間ランキングで一位となってくれていました。写真とってしまいました。 皆様のおかげです。 お米もたくさんお買い求めいただき感謝でいっぱいです。 まだ品種によっては2022年もたくさん販売できるものもあります。 今年はコンバインで収穫したお米もあります。それはどんな感じで販売をしていこうかなーというものもあります。まだまだ課題だらけですが、来年も頑張っていきたいと思います。

畑で藁を敷いたところをよく見たら、絹さやの芽がでていました。 もう春が始まっています。

本当は今年の田んぼを振り返るブログを一年の最後に書きたかったのですが、かけたらまた見てやってください。 それはそれとして、また来年! 皆様良いお歳をお迎え下さいますよう、お祈り申し上げます。 ありがとうございました。

かえるすたいる 山田一生

かえるすたいる鹿児島県(米)

私たちは生き物がたくさん生きられる田んぼを目指して、日々田んぼに向かっています。 その田んぼで育つ自慢のお米は、無肥料・無農薬、乾燥はハザかけ天日干し、タネは自家採種したものを使用し、稲の力を最大限に引き出すよう細やかな手作業で大切に大切に育ててきました。 鹿児島の太陽を浴びて、大隅半島の綺麗な水で育った自慢のお米を皆さまの食卓へお届けします。

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