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白山降神祭行ってきました

白山神社降神祭が昨日とり行われました。

白山といっても、あの石川県と岐阜県にまたがるあの霊山ではなくて、鹿児島の垂水市にある小さな白山です。 日本各地に白山信仰が広がっていて、鹿児島のこの地にも小さな小さな白山がこぢんまりと鎮座してらっしゃいます。

いつも田んぼから見えるので、本当に毎日眺めます。 あそこに神社があるのです。

その白山にこの時期登る人たちがいます。 山の神様を里におろす神事を執り行うためです。 数年前まで、”山頂まで10分”というところまで車で行けたのですが、猛烈な台風のおかげで林道がズタボロになっていて、今も復旧されず、普通に登山道を使って登ることになってしまっています。 まあこれが本来の形なのだと思います。

山の斜面では山桜がポツポツと咲いていて、本当にきれいです。

登山口から各人荷物を持って登ります。 一人は草刈機かついで登ってました。 自分はしめ縄を3つほどかついで、長男は小さいしめ縄を二つかついで山頂まで登りました。 頑張りました。写真はありません笑

山頂の草をきれいに刈ったり、神社のしめ縄を代えてあげるためです。

途中、里も見えます。 自分たちが住んでいる田んぼのあたり。

山頂、神社につきました。 今年は寒い! 古いしめ縄を代えたり、社を掃除したり、小さい祠も塩や酒を代えてあげたり、色々やることがあります。 きれいに仕上げたら、神事を行います。 今年の一連のお祭り(神事)の始まりとなります。 今年はコロナの影響で無くなってしまいましたが、「おんだんこら」という由緒正しいお祭りのために神様を里におろす役割があります。 (神事だけは行います。出店やステージなど中止となりました) そして、7月の「さのぼり」、夏の「六月灯」、秋の「十五夜」、収穫を祝う「豊年祭」へとつながります。

この里で昔から行われてきた祈りごとで、五穀豊穣を祈り、地域の安泰、無病息災を祈る人々の歴史を感じます。

田んぼをやるようになってから、お祭りの意味や時期、田んぼの作業との関係が見えてきました。 それに、自分も田んぼやってるとやっぱり神頼みしたくなる時もあります。 自然には勝てません。 自然=神という日本人のもつ感性を少しもててきたかなと思います。

今年も普通にお米がとれますように!

(今日には神様山に戻られて、おんだんこらでは神様が宿っているサカキを御神体にしてまた神事が行われます。)

山頂で、軽くおにぎり食べて、下山しました!下山してからも何度か場所を代えて神事をしました。 結局終わったのは夕方です! 一日どうもありがとうございました。

かえるすたいる鹿児島県(米)

私たちは生き物がたくさん生きられる田んぼを目指して、日々田んぼに向かっています。 その田んぼで育つ自慢のお米は、無肥料・無農薬、乾燥はハザかけ天日干し、タネは自家採種したものを使用し、稲の力を最大限に引き出すよう細やかな手作業で大切に大切に育ててきました。 鹿児島の太陽を浴びて、大隅半島の綺麗な水で育った自慢のお米を皆さまの食卓へお届けします。


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