お正月特集

生産者のお便りとお知らせ

ようやく脱穀が終わりました11/21

脱穀が終わりました。

先日、ようやく脱穀作業が終わりました。 私たちは稲刈りをした後、ハザ掛け天日干しをしています。 竿に稲穂をかけて干し、熟成させてからようやくお米を収穫できるのです。 天日干しをしている人からすると、稲刈りは実は収穫ではないのです。

ということで、脱穀作業は収穫作業と思っていただけたらと思います。 それが終わってようやく新米を食べられます。 あ、いやいや正確にはそれから籾摺りといって、籾を玄米に調整する行程があってようやく新米にありつけるという流れです。

お米作りには88の手間がかかるなんて、言われますが、果たしてそんな単純な数字で表せるのかなと常々思います。

脱穀が終わったとお伝えしたのですが、「え?もう新米届いているけど」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。 終わってなかったのが、もち米とタイのもち米の二種類でした。 これらは稲刈りが遅かったのと、なかなか日当たりが悪い田んぼだったり、もち米ってなかなかしっかり乾かさないと水分量が落ちないという点があって、かなり時間がかかってしまいました。 もち米なんかは稲刈りからもうすぐ一ヶ月というくらい時間をかけて脱穀をしたのですが、それでもまだ水分量がちょっと高かったです。 稲刈りが終わっても、こうして天気に右往左往しなければならず、本当に難しいです。 正直、このまま天日干しにこだわることが、来年もできるだろうかと考えます。

それはつまり、コンバインという機械を導入して、自然乾燥ではなく機械での乾燥に切り替えるということになるのですが、まあそんなことも考えるくらい大変です。大変大変と嘆いてしまってすみません。

でも、買おうと思うとめっちゃ高いんですよね。 そして、色々と失うものもあり、果たしてそれでいいのかなと思います。 例えばやっぱり天日干しのお米を食べたいという方もいらっしゃいますし、かけ干ししている時の景色や家族での共同作業。などなど…

かえるすたいるとしては、これらをとても大事にしたいとも思っています。 お日様と風で乾く、熟成するのだから素晴らしい方法ではあります。

とにかく、天気に左右されながらもなんとか今年の収穫を全て終えることができました。 たくさんの方に支えられて今年も乗り切った感じです。

子供たちにもたくさん手伝ってもらいました。 それは改めて報告させてもらおうと思います。

まだまだ田んぼの片付け、草刈り、耕耘、小麦の種まきなど田んぼでの作業は続きます。 もうすでに来年の田んぼが始まっているとも言えます。

桜島もとっても元気。 この調子で年の瀬まで駆け抜けたいと思います!

かえるすたいる鹿児島県(米)

私たちは生き物がたくさん生きられる田んぼを目指して、日々田んぼに向かっています。 その田んぼで育つ自慢のお米は、無肥料・無農薬、乾燥はハザかけ天日干し、タネは自家採種したものを使用し、稲の力を最大限に引き出すよう細やかな手作業で大切に大切に育ててきました。 鹿児島の太陽を浴びて、大隅半島の綺麗な水で育った自慢のお米を皆さまの食卓へお届けします。


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