放牧養鶏を、良い形で未来に繋ぎたい。
今シーズン鳥インフルエンザ国内6例目が確認されています。(11/10時点) 1例目:16万9000羽処分、2例目16万3000羽処分、3例目4万羽処分、4例目100万羽処分、5例目51万羽処分、6例目15万羽処分。
現在、約2,032,000羽。(11/10時点)
処分...。...?
今年もまた、たくさんの鶏たちが命を落とすことになっています。 早く終息することを切に願います。
通常の養鶏場(ケージ※)では、1養鶏場あたり何万羽、何十万羽単位が普通です。(※国内採卵養鶏のおよそ90%以上)
平飼いは、10%以下。
放牧(放し飼い)は、ほんの僅か一握りです。
ここから私のこの時期の放牧について少しお話しします。
これから養鶏を始めようと考えられている方、現在、放牧(放し飼い)をされている方にも、読んで頂ければ幸いに思います。
ナチュラルエッグラボでは、 少し前から放牧はお休みしています。
こうしたことも産卵には多少影響するのですが、
毎年この時期はそうしています。
家畜保健所さんと連携し、私の判断でそうしています。 飼養衛生管理基準を遵守した上で飼養する責任者として。
自分がこれがいいから、 こうしたいから、 「それはできません!」 「この時期も放牧します!」も できないことはないです。
特にうちの場合は、適合した放牧場を整備しています。 それでも、この時期は放牧しません。
鶏たちを守ることは勿論、 近隣の養鶏場を守ることにも繋がりますし、 何より、この飼養スタイルを守り繋げていくことに関わります。
「こういう飼い方は健康だから感染しない。」 は、絶対的に言える根拠がありません。
また、放牧してたから感染する。 鶏舎にいるから感染しない。
ということもありません。
しかし、
もし何かあった時、 もう遅いです。
全羽処分。
「あそこは、シーズンが来ても放し飼いで外に出して飼い続けてたもんね。」
「放し飼いはやっぱりダメ。」
になってしまうのは、
嫌です。
現状のルールをきちんと守った上でやることで、 こうした飼養が認められ、きちんとした形で拡がっていけばなと。
そう思っています。
いつも放していたい気持ちもあります。
然しながら、 今現在のみの、自己満足や、ブランディングだけでなく、
本当にこの暮らしを届け、繋げていくために、
日本の放牧養鶏、鶏たちの将来を見据えた選択をと考えています。 ・ ・ #naturalegglab #itadaki #habataki ・ #長崎皇帝 #長崎皇帝卵 ・ #eggs #freerangeeggs #卵 #平飼い卵 #平飼い放牧卵 #放牧卵 #放し飼い #平飼い
※みんな元気にたくさん食べています🍚 ※元々鶏舎内も通常の平飼い基準より十分なスペースを確保しているので問題はありません。