

今の時期、卵を割ったときに「少し黄身が濃いかも」と感じられた方もいらっしゃるかもしれません。
冬は気温が下がり、鶏たちも体温を保ちながら産卵を続けています。 そのため、体づくりを支えるエネルギー源として、穀物の割合をやや高めた配合に整えています。
そこへ、冬野菜や青菜が加わります。 畑や近隣からいただく旬の恵みも、この時期ならではのものです。 日々の様子を見ながら、ほんの少しずつ微調整を重ねています。
黄身の色は、意図して“つくる”ものではありません。 着色を目的とするのではなく、鶏たちの体調や季節に合わせて整えた結果として、 自然にあらわれるものです。
色が濃いから良い、淡いから劣る、という単純な話ではなく、そのとき鶏たちが口にしているもの、その暮らしの積み重ねがそっと卵に映し出されています。
今の色は、今の季節を生きている証。 冬を生きる鶏たちの、そのままの姿です。
そうした小さな変化も、味覚だけでなく、 日々の食卓の中でゆっくり感じていただけたら嬉しく思います。


