
生き方は、質になる。
三年ほど前の投稿で紹介した研究をあらためて。
東京農工大学の研究チームによる報告では、 放牧環境で飼育された採卵鶏の卵は、 屋内飼育(ケージ/平飼い)と比較して卵黄中の ビタミンD₃濃度が有意に高くなる傾向が示されており、 卵殻強度の向上も確認されています。
これはエサを変えたわけではありません。 変わったのは、環境です。
太陽光を浴びること。走れること。羽ばたけること。
紫外線刺激により体内でビタミンD₃が合成され、 カルシウム代謝が調整される。 その生理的な働きが、卵の質に現れると考えられています。
その暮らしは、理念で終わらない。 鶏たちの体に刻まれる。
もちろん一方で、産卵率は下がります。
効率だけを見れば合理的とは言えない。
それでも私は、走って、飛んで... それぞれの時間を生きた先に生まれる卵を選びたい。
環境は、体を通り、卵になる。
生き方は、質になる。
鶏も、人も。
–平飼い放牧卵itadaki–
暖鷄/NaturalEggLab

