年内まだ間に合う

生産者のお便りとお知らせ

除草剤を使わない米作りにおいてとっても大切な除草作業

2024/07/15

農薬や除草剤を使わずにお米を作っていると必ず向き合うことになるのが抑草作業です。農業を始めたときは何百キロという米糠を手でまいたり、田車という昔ながらの手押し除草機などを使っていました。 ただ規模が大きくなるにつれそれではまわらなくなり、動力の除草機を使い始めました。 当農園では長方形など形が綺麗で大きな田んぼでは乗用除草機。ひょうたんのような形をしている変形田は歩行型除草機を使っています。 その他機械では入れないところは手作業や昔ながらの道具を使って地道にできる範囲でやっております^^

↑こちらは歩行型除草機です。 購入後2年間は5条様で使っていましたが、あまりの重さに3条用に変更。やればやるだけ結果がでる素晴らしい機械です。本当にかわいいやつです。今まで買った機械の中で1、2に大好きです。

こちらは乗用の除草機です。 去年から使いはじめました。 大きな田んぼでやる場合の心強さといったらないです。 田植えの時期は何かと仕事が重なり、つかれもたまってきます。そんな中で手を抜くわけにはいかないこの作業。めちゃくちゃ助かってます。

当農園では田植えをおえて、苗が地面に根を下ろした後できるだけ早くこの作業に移ります。乗用除草機はだいたい2回です。 管理が難しい田んぼは歩行型でそれ以上に入ります。 そして機械が通って苗が飛んでしまったところには「さし苗」をしていきます。 これを田植えから2、3週間くらいまでは時間と気力があるときにやっています。 機械で取りきれなかったところは手作業で地道に抜いたり、畔際から入ってくる草は定期的にひっぱりあげたりしています。 生物の多様性という面からも全ての草を取り切るということはそもそも目的にはしていません。 でも稲が負けない状態にもっていくというのは本当に大事で、腕の見せ所でもあり自分たちの誇れる仕事の一つです。

7月も半ばに入りました。次の工程に入っていく時期です。 最後まで読んで頂きありがとうございました。

木下農園兵庫県(農業)

木下農園は12代続いている農家です。
木下農園の田んぼは、丹生山の山の麓にあり、粘土質な土と、寒暖の差、良質な水などから、古くからお米つくりが行われてきました。
昔ながらの農法を大切に栽培期間中、農薬・除草剤・化学肥料不使用でお米の生産に取り組んでいます。
草管理に除草剤は使わず、中耕除草機や手作業で抑草をしています。
肥料となるのはお米収穫後に出る稲の体(藁)、秋から春にかけて出てくる草や花です。
ご先祖様からの土を守り、次の世代に安全な環境と食を届けるため、日々切磋琢磨しています。
農薬を撒かない田んぼには鳥や虫、植物など、たくさんの生物が集まります。生物たちが田んぼで心地よく生活をしてゆく環境を整えれば整えるほど、土がどんどん肥えてゆくのです。
まさに、自然と繋がりながら稲作りをしています。
お米の保存は玄米を特殊な保存袋(レーベントパック)にいれておこなっています。ご注文があってから精米をしています。籾でも保存をしており、年に数回にわけて籾摺りをし鮮度を最大限保っています。

年内まだ間に合う