今日で熊本の2回目の大地震から4年経ちました。
私たち家族が人生初めて経験する深夜の大きな揺れに、体の震えが止まらなかったことを思い出します。
私たちが住まう地域には断層がなく、家屋の被害も一部損壊程度で済みましたが、揺れは震度6の強烈なものでした。
そんな激震の翌日、半ば放心状態の私が見た驚くべき光景は、お隣のおじいちゃんがいつもと変わらぬように草を切り、その切った草をレーキで集めていた姿でした。
「強いなぁ」と率直に思いました。
夕方そのおじいちゃんと話したら「たまがったたまがった(驚いた驚いた)、なんせもう何百年と地震なんぞなかったもんなぁ~」 とニコニコと話していました。
水道・ガス・電気のライフラインは2週間くらい止まりましたが、水はどこそこから湧いているので困りませんでしたし、炊事用のガスもしばらくはカセットコンロを使っていました。
夜はハウスの中にテントを張って寝ていたので、余震があっても安眠できました。
南阿蘇に来てから、豪雨の災害はとても怖かったものの、基本的には災害には強い場所だと実感しています。
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毎年のように、地震・噴火・台風・豪雨など災害が絶えないところにコロナウィルス。罹患された方々には心よりお見舞い申し上げます。そして一刻も早い事態の収束と現在闘病されている方々の回復をお祈りいたします。
先行きが不透明ではありますが、あのおじいちゃんの姿を思い出し、今年の春も田植えの準備を始めています。