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生産者のお便りとお知らせ

緑肥とカヤネズミ(4月20日)

田んぼの肥料は緑肥のレンゲ

稲刈り後、秋起こしや冬起こしはせず、レンゲの種をばら撒きます。 寒い冬を乗り越えて、3月ごろからもこもこと大きくなり、花を咲かせます。 レンゲはマメ科なので、空気中の窒素を固定する働きがあり、肥料分を供給してくれます。あしがらハーモニー畑の田んぼの肥料は、このレンゲです。

ハンマーナイフモアでレンゲを粉砕します

そのままではトラクターに絡まって耕せませんし、分解も時間がかかってしまうので、まずハンマーナイフモアという機械で細かく粉砕します。

かやねずみ

機械はゆっくり動くので、バッタやサワガニなど田んぼにいる生き物たちが大慌てで逃げ出します。カヤネズミもいました。長靴の大きさと比べると小ささがわかります。

体の小さなカヤネズミはイネ科植物の上に巣をつくります。機械をかけながら、いくつか巣を見つけました。稲が大きくなるまで、うまく外の草で子育てしてくれるといいのですが…

ハンマーナイフモアはJAからレンタルですが、この日は調子が悪くて農機センターから来てもらったりしながら、なんとか5枚のうち4枚を終わらせることができました。残り1枚は刈払い機でがんばります。 数日して緑肥が枯れたら、トラクターで荒起こし。本格的に田んぼの準備が始まります。

あしがらハーモニー畑神奈川県(農業)

自給のためのお米と野菜づくりから始め、地域の耕作できずに荒れてしまった田んぼや畑を戻したいと少しずつ借りて農家になりました。
箱根外輪山の東麓、すぐ横を流れる久野川からきれいな水をたっぷり引き入れる棚田にはホタルやサワガニはじめ本当にたくさんの生き物がいます。
肥料は冬のレンゲ草、農薬や除草剤はもちろん使わず、丁寧な手作業の田植え・稲刈り、稲架掛け天日干しで稲の持つ力を引き出すお米づくりをしています。
真夏でも田んぼをわたる風は爽やかです。先人が苦労して築いた田んぼを作り続け、地域にも環境にもそして食べる人にも安心をお届けしたいと日々作業しています。

※再利用のダンボールを配送に使用する場合があります。また、緩衝材が必要な場合は古新聞を使用します。資源削減のためご理解ください。

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