やしろ農園

生産者のお便りとお知らせ

「お母ちゃん、どーいて」

「お母ちゃん、どーいて木が生えちゅうが?」

「お母ちゃん、どーいて颯一郎は息ができるが?」

「お母ちゃん、どーいて地球には空気があるが?」

「どーいてウルトラマンは宇宙で息できるが?」

「この種ってどーいてこんな形なが?」

「どーいてみんなウンコするが?」

「どーいて卵の色全部ちがうが?」

「どーいてコッコにはフワフワの毛とピンピンの毛があるが?」・・・・・と無限に続く。

自然の中で子育てをして丸6年。

子どもの学びについてずっと考えてきました。

そして、毎日溢れ出す好奇心と疑問に耳を傾け続けてハッ!としました。

息子の問いはぜんぶ、人間が完全に理解していない問いだということ。

たぶん○○。

○○と言われている。

○○と考えられている。ものばかり。

つまり答えのない問いだということ!

「自然は学びがたくさんある」というのは頭では分かっていました。

なるほど、そうか。

答えのない問いだから学びがあるんだ!

これは有機栽培・自然栽培でも同じことが言えるなぁ。 微生物のことなんて人間にはほとんどわかっていないし、自然の摂理なんてまだまだ未知のこと。

社会で起きる様々なこと。 戦争、人権、経済、豊かさ、生きるとは、死ぬとは、どう生きたいのか。 それらすべては答えのない問いだということ。 だからこそ、その問いに向き合い続けることで自分とは何者なのか、どう生きるのかを自分で見つけていくということなのかな。

答えのある学びは知識であり、答えのない学びは生き方に直結する。 子ども時代に多くの答えなき問いに触れさせ、考えさせることには大きな意味がある。 自然は生き方を見つけるための学びなのかも!

すごいぞ!! つまりこの子には答えとされていることを教えるよりも、 どうしてなんだろうね、 どう考える? あなただったらどうする? 他の人の意見は?  それはどうして? と返してあげるのがきっと答えだ!

出荷再開しました!

あれこれ考えていたら、もう師走。 生姜収穫も終わりましたので、出荷再開しております。 たくさんのご注文お待ちしております。

自然農園よりこんぼ高知県(農業)

私たち夫婦は高知県の中土佐町久礼という海沿いの小さな町で有機農園を営んでいます。
よりこんぼは「みんなが寄り集まって仲良く楽しく」という昔から使われてきた中土佐町周域の言葉です。
つながるたくさんの人、自然ともよりこんぼしていく農園でありたいという思いから農園の名前につけました。
モノや情報で溢れ、速さや便利さが優先されるこの時代、丁寧に食べること、丁寧に暮らすことをお野菜を通じてお客さまと一緒に大切にしていきたいです。

ひとりの親として、体にいいもの、おいしいごはんで子どもの豊かな心を育ててあげたい。それが、よりこんぼの安全基準であり原点です。
体は食べたものでしかつくられない。
だから本当にいいものを育てたい。
農家としてわたしたちができることは、大切な家族に食べてもらいたいと思えるお野菜を育て、それをお客様にお届けすることです。
お客さまの健康と豊かな食卓を願って、みんなが幸せになれる繋がりを大切にしていきたいと思っています。

母の日