うちではいろいろな種類のお米を栽培しています
例えばハッピーヒル これは「自然農法」などの著書で知られる故・福岡さんが育種されたものです。 その志を引き継ぐ人たちの手によって、そのタネは受け継がれ、我が家にもやってきてくれたものです。 人を幸せにする、世界の飢餓を救う、そんな福岡さんの思いがこのお米から伝わってきます。
一本の穂から成る実の量が多く、その稲穂の形は独特で、道路沿いで育てていたら、「この品種はなに?」とたくさんの人から質問されます。 これだけ一本の穂に成る実の量が多いので、かけ干しして乾燥させるのに少し時間がかかります。 たくさんの実が密着しているからです。 他のお米よりもじっくりじんわりと、少し長く陽と風に当ててから脱穀させていきます。 しっかり乾いていないと春から夏にかけての保存に影響が出ますし、籾摺り(玄米にする)作業などにも少し影響が出てきます。
味はいかがでしょうか? みなさま食べてみての感想もお待ちしています。
このサイトでは5種類のお米を紹介させていただいておりますが、実は今年は12種類くらいのお米を育てました。 まだまだ量が少ないもの、もち米などは来年以降紹介できたらいいのかなーと考えています。
うちでは古代米も販売させていただいているのですが、これからそちらも紹介できたらと思っています。 古代米は見た目にわかりやすく他のお米と違うので、ちょっとご紹介しますね。
赤米 こちらは禾があるタイプの赤米で、もち米タイプの赤米になります。 花が咲く時期はパァーッと田んぼに赤い絨毯が敷いてあるような感じです。 とっても綺麗で、写真を取っていかれる方も今年は多くいらっしゃいました。
緑米 こちらは稲穂が真っ黒なお米。実は殻を剥いてみると中身は緑色だったりクリーム色だったり。 これももち米タイプの古代米です。 いつものお米に混ぜるともちもち感がアップしますし、とっても甘みもあるお米です。 これだけでお餅をつくと、それはもう最高級のお餅になります。
カオニャオ(上)と黒米(下)
どちらも長粒種と言われるお米です。いわゆるタイ米のように粒が長いお米ですね。 カオニャオはタイのもち米、黒米は紫黒米と言われる中身が黒いお米です。
いかがでしょうか? 今日はちょっと変わった品種を主にご紹介しました。 玄米や白米になってしまうと見た目にはイマイチ違いがわからないお米というのが、現在流通しているお米のほとんどですよね。 こうして明らかに、みるからに普通のお米と違うなというお米は、田んぼで育っている姿も明らかに違うということがあります。 田んぼにいる時の姿はなかなか見る機会がないと思い、ちょっとでしたがご紹介でした。
他にも背が高いものだったり、分蘖力が半端じゃないものだったり、やたらと花が咲くのが遅いものがあったり。 同じようで、同じじゃない。 みんな個性があってとても面白いですし、それぞれにあった管理をしてあげる、育て方をしてあげるということがまた難しく、まだまだ勉強していかなきゃなーというように思っています。
田んぼみちを通っていて、「あれ!?ちょっと違う?」というお米があったら、ぜひ近づいて見てほしいと思います。 きっと面白い発見があるかと思いますよ。