熊野薬草園について

三重県熊野の地で農業による地域活性化に取り組んでいます

熊野薬草園はサラヤ株式会社のグループ会社として、サラヤ株式会社の創業者である故・更家章太の生まれ故郷である三重県熊野市にて運営している農業法人です。

熊野薬草園は地域活性や雇用創出に取り組んでいます。 事務所は廃校になった中学校を再活用したり、地元の方を雇用することで 微力ながら地域の活性化に取り組んでいます。

耕作放棄地となった畑を再生し、採れたキウイで酵素シロップなど商品開発にも挑戦。 無肥料栽培した青果物とその加工品を販売し、地域も再生していければと考えています。

わたしたちと熊野について

どこまでも続く山並み、その山間を流れる川は悠久の時を感じさせる熊野の地。

熊野には熊野三山と呼ばれる日本古来の神々を奉る熊野本宮大社・熊野速玉神社・熊野那智大社や、イザナミの御陵(=お墓)が奉られている日本最古の神社、花の窟(はなのいわや)など、日本神話ゆかりのものが数多く残されています。 日本の古の神々のことを少し知っているだけで、熊野の魅力をより強く感じることができます。

サラヤ創業者である更家章太の生家は、三重県熊野市で代々林業を営んでおりました。 熊野は、日本古来の宗教・世界観のルーツであり、太古の自然が息づく日本の原郷です。 創業者は、この熊野の山奥で清流の鮎や鰻、川海老を捕り、豊かな自然の恵みに育まれて成長。 その頃の父母の山に対する深い愛着や、少年時代を過ごした熊野の川や山での思い出が、心の奥深く残り、この自然観や生活観をいつまでも忘れることなく、自然にやさしい商品開発に取り組みました。

熊野の清流は、サラヤの事業の原点として位置づけられ、企業のDNAとして今もしっかりと受け継がれています。

自然の生態系を作りながら、土壌環境や生態系の環境が蘇ると信じて

キウイの生命力はとても強く、切っても生えてくる植物。 耕作放棄地に残ったキウイを見つけ、食べてみたところとても美味しかったことからキウイ栽培が始まりました。

7〜8年ほど放棄された果樹園があり、これを引き継いでキウイジャムなど加工品を作成。 それから地域の耕作放棄地を再生し、栽培を増やして加工品の開発にも力を入れております。

自然豊かで神話が息づく熊野の地を守るためにも、無肥料、無農薬不耕起栽培でどこまでできるか挑戦し、少しでも環境に良い農業で事業化したいと考えております。

オーガニックを強みとしている農家さんは少しずつ出てきましたが、無肥料での農家さんはまだまだ少ないと思います。 自然の作物が健康に寄与すると感じている方や、環境回復型の農業を行っている農家を応援したいと思っている方に届くと嬉しいです。

無肥料、無農薬、不耕起で自然の生態系を作りながら作物を栽培することで、汚染ではなく、土壌環境や生態系の環境が蘇ると信じております。