
【湧水こしひかり】と【天日干し湧水こしひかり】
私たちが耕作している田んぼは、阿蘇カルデラの外輪山の南側にあり 南阿蘇村の両併という地区に点在しています。
その中の一部の田んぼは村内では数が少なくなった棚田で、湧き出る水がそのまま入る田んぼで作るお米を【湧水こしひかり】として販売し、その中でも乾燥を天日干し自然乾燥で仕上げるお米を【天日干し湧水こしひかり】として販売しております。
※【湧水こしかり】は乾燥機による熱乾燥です。
正直、個人的には【こしひかり】と【湧水こしひかり】の食味の違いはわかりませんが、湧水のみがかかる田んぼは 川の水をかける田んぼと違い、生活排水や他の田んぼからの排水の影響を受けないので真に安心安全なお米と言えると思います。
湧水田んぼの稲刈り
今年は8月に長雨があったためか 収穫期になっても水がなかなか引かず、ある1枚の田んぼでは角から水が湧き出て止まらず、4分の3くらいを手刈りするという事態になりました。(水が張ったままだとコンバインもバインダーでも刈ることができないのです)

↑手刈り作業している最中です
天日干し米は、バインダーという手押しの刈り取り機で束ねながら刈り、バインダーも入れないところの手刈りした分は手で束ね、棚にかけて1週間~10日間ほど乾燥させます。
今では田舎でもあまり見なくなった光景です。


↑ 動物みたいにも見えますね (^ ^)
乾燥具合がちょうどよくなったところで、今度はハーベスターという機械で脱穀します。
稲についている米粒を外す作業です。



この後 籾摺機(もみすりき)で外側の殻である籾を外し、玄米にします。
JAや大規模農家が所有する精度の高い機械ではないので、お届けするお米に籾や小石が混じっていることがあります。 炊飯時にお手数をおかけし申し訳ございませんが、何卒ご了承くださいませ。
お米は2~3か月経つと食味が変化してきます。 「新米」は期間限定の特別なお米です。 どうぞこの機会に湧水育ちのこしひかりをご賞味くださいませ。