11月下旬に販売開始をしていたと思い込んでいましたが、サツマイモの処理に追われ天日干し米の販売開始を失念しておりました(^_^;)
今年は天日干しのお米が昨年より多く収穫することができました。(昨年の収穫が極端に少なかったということが主な原因です)
実際、熱乾燥(収穫直後に大型乾燥機にて1日で乾燥させる今ではこれがメインの方法)のお米と食べて比べてみました。
やっぱり、ほんのわずかではありますが、鼻から抜ける空気が芳醇な感じがします。例えてみるとお日様をたっぷり浴びた枯草のような香りです。
米粒は熱乾燥の方が機械も大型で選別の精度も高いので粒が揃っていてます。
それに比べると天日乾燥の方が手作り感がある感じがします。
↑機械乾燥のこしひかりです。一気に乾燥させるので粒が揃い均一化されているのが特長です。反面、お米本来の風味は失われてしまいます。
↑天日乾燥のこしひかりです。機械乾燥のものと比べると表面にところどころ白くなっているのが分かります。じっくりと自然乾燥させたお米には稲藁の風味が感じられます。
天日乾燥のお米を作るのには手間と時間がかかります。
コンバインで刈ってしまったら翌日には玄米になるのでとても便利ですが、昔ながらの手作業がかかるお米をつくる風景っていいなぁ~と思いますし、何より食べると大自然の恵み、太陽と風の恵みを感じることができて、また来年も天日干しのお米を作ろう~!という気持ちになります。
ほんの僅かな感覚ですが、この繊細な香りを毎年味わっていけたらいいな、と思います。
ぜひ一度ご賞味いただけたら幸いです。