Deai orchardの果樹と暮らすと
アラフォー 果樹園を手伝い始めました。
2021/01/12

杵と臼

幼い頃お餅つきは、最高に楽しい行事でした。
竃(かまど)で餅米を蒸し始めると家中「お餅つき」の匂いに包まれます。
子供二人ぐらいなら十分行水できるほどの大きな桶に餅取り粉がたっぷり入っていて、真白な雪景色のようです。
忙しく準備をするお爺ちゃんとお婆ちゃんの傍らでチョロチョロと3人姉妹は お待ちかねです。
妹の背ほどの大きな臼に蒸したての餅米が入ります。
湯気で、しばらく何も見えません。
演歌のスモーク状態です。
そこに現れるは、杵を持ったお爺ちゃん。
さながら、幼い私たちにはエンターテイメントショーです。
お爺ちゃんが杵で餅米をまとめながら、
「ええかぁ?」
「はいどうぞ。」
掛け声とともにお婆ちゃんとお爺ちゃんの共演が始まります。お餅つきの始まりです。
お爺ちゃんが杵を一振りする毎に、餅米がもっちりとお餅の姿へと近づいていくのを見るのは、ワクワクします。
お婆ちゃんの合いの手はドキドキハラハラです。
熱すぎてお餅を上手く返せない回もあります。
「お婆ちゃん頑張れ!」
心の中で、熱さと合いの手のタイミングの戦いをしているお婆ちゃんにエールを送ります。
お婆ちゃんの手は真っ赤です。
お餅がつきあがると、お爺ちゃんが大きなお餅を臼から桶に移します。
すかさずお婆ちゃんはお餅を小さくちぎっていきます。
私たち姉妹とお爺ちゃんでクルクルお餅を丸めていきます。
「ホッホ〜!熱い熱い!」お婆ちゃんは体をよじらせながら、あつあつつきたてお餅と格闘です。
そんな格闘をよそに、丸めたお餅を3人でパクパクもぐもぐむしゃむしゃ。
これが一番美味しいのです❤️
口の周りに白い粉をつけて頬張るつきたてのお餅。
この一連の作業を何回も繰り返し、お正月のお鏡の準備が完了です。
座敷いっぱいに広げられたお餅を時々触りに行っては口にほうばって戻っていました。

この行事も46回目。
丑年はどんな嬉しいことがあるんだろう?

Deai orchard奈良県(果樹園)

無農薬で20年以上ブルーベリーを作り続けているDeai orchardです。中でも人気なのがブルーベリージャムです。ジャムにするため研究し続けたタイミングで収穫した果実を使用し、自社の製法でお砂糖の量を少なくして完熟果実の甘みと香りを引き出しています。もちろん添加物は使用していません。お客様のくらしにそんな手間暇を贅沢に作ったジャムをぜひお届けできたらと日々励んでおります。