奈良県
Deai orchard

果樹と暮らすと
アラフォー 果樹園を手伝い始めました。



道具とお弁当
2021/04/05

道具とお弁当

仕事道具の扱いコレまたよく父に諭されます。。
畑で仕事をする時、一度にたくさんの種類の道具を使うことが度々あります。
「あれ?ハサミ・・・。ハサミ見てない〜?」「あれ?熊手・・・。熊手どっかで見てない〜?」道具たちよ、どうか返事しておくれ。仕事を中断してあちこち心当たりを記憶をただってウロウロウロウロ。
たまに、探していない道具が見つかったりもします。道具はおじいちゃんの代からのものもあります。
手に馴染んで使いやすい。もっと便利で使い勝手よく改良されたものや、安いものも買えますが父は物を大事にするので骨董品のような道具も現役で涼しい顔をして道具部屋に並んでいます。
最近驚いたのは、熊手。一本だけ劇的な使い心地に、鈍感なわたしですら気がつく一品。私「これ、いいなぁ!どこで買ったん?」妹「これ、お父さん作ったやつやって。」「えっ!!!」重さ、爪の丈夫さ加減、持ち手の太さ全て申し分無しです。(お父さん、熊手作って売ればいいのに・・・。)ついそんな欲なことを思ってしまう自分に反省しつつ父の熊手に感動しました。
物を大事にしていると、その物の道理が自ずとわかるものだと父は言います。だから父は道具をなくさないし、道具も父のそばから離れない笑
あぁ、また父の背中に教えられました。


すっかり冬が終わりました
2021/03/29

すっかり冬が終わりました

どんどん春が加速中です。
さくらんぼの木も満開になりました。
色がなかった山が一気に景色を変える合図のようです。仕事をしていても、元気が出てきます。
それに、足元からふんわりといい香りが漂います。スミレです。粗放に歩くと踏ん付けてしまいますので、この時だけは私も、注意深く歩きます。よもぎも、フサフサとあちらこちらに芽が出てきています。草餅・・・。途端にお腹が減ってきました。
〜きゅうけ〜い〜!!草木に負けないくらい私と妹で話に花を咲かせます笑。こちらも満開です。


突然に春!
2021/03/21

突然に春!

つくしが顔を出し始めると、次々に草木の変化が目に留まるようになります。「あ!春が来た!」・・・・。果樹園の仕事をするようになりました私、まずはそんな心の声は発さなくなりました。「まずい!春が来てしまったぁ~っ!」冬の間の景色というのは、とても静かなものです。
見た目にはジッと止まっているように見えますので、
こちらも、冬の仕事は、顔が痛いくらい寒いですし畑の静かな空気感に甘んじて、ゆっくりとしたテンポで仕事をします。寒い畑で温かい飲み物は格別です。ゆっくり作業をしてお茶休憩たっぷりとなります。妹に至っては、カエルの卵なんかを毎日じっくり観察していて
そこいらの小学生より熱心です。


干し柿
2021/03/07

干し柿

生でかじった途端、顔面の血の気が引くほど渋い柿が冬の寒い空気に晒されて、びっくりするほど美味しい食べ物に変わる。自然も天才ならこの発見をしてくれた昔の人も天才。そんな干し柿を作るようになりました。おばあちゃんが、大きいザルに山盛りの渋柿をひたすら剥いていたのが、気がつくと軒に綺麗に縄で結んで掛けられます。綺麗なオレンジ色の実が軒いっぱいに吊るされていると、、、。やっぱりちょっと気になります。渋が抜けるのがどれくらいかはわからないので、子供の私は手の届く一番下の方の柿を少しかじってしまいます。「!…。」大抵のつまみ食いは、バチが当たります笑。


モグラ
2021/02/03

モグラ

ほっぺの感覚が無くなるほど寒く冷え切った朝は道の脇の霜柱を友達と競う合うようにして踏んづけて歩いて登校したものです。霜柱ができている場所は毎日の登校でよくわかっていますから、霜柱がありそうな朝は、いつもより早足で目的地に歩いて行きます。学校へ登校するのが目的ですが、子供には、もっと別にもっと大事な目的地が道中に待っているものなのです。ボリボリボリボリ〜!「わぁ〜」
この感触が音がたまりません。お目当の霜柱を片っ端に友達とボリボリボリボリ踏んでいきます。音がしなくなるまで、ひたすら踏んづけて、
また次の霜柱群生?地帯へ足早に向かいます。途中、水たまりに氷が張っていたらもう大変です!我先に氷を踏んづけたくて、大騒ぎです。大抵は上級生のお兄ちゃんが一番に踏んづけてしまいます。小さい子供は、割れた氷をさらに踏んづけて踏んづけてそれでもやっぱり、それは楽しいのです。
耳がちぎれそうな冷え切った冷たい朝の登校だからこその楽しい登校でした。



ムスカリ
2021/01/17

ムスカリ

小さい時、隣のおばさんが花が大好きで庭に色々な花を育てていました。
我が家は、「盆栽」の庭なので、鮮やかな香りのいい花でいっぱいの庭は絵本の世界のようで
大好きでした。中でも大好きだったのが「ムスカリ」時期が来るとそこかしこに群生しているムスカリが一斉に咲き始めます。子供で、背も高くないからムスカリとの距離が近かったせいでしょうか?母とおばさんがおしゃべりに花を咲かせている間ずっとムスカリを眺めていました。
コロコロとした小さな紫の花が可愛くて、幼い私の心を完全に奪っていました。(笑)どんな感情で魅了されていたのか定かではありません。ただ言えるのは、今の私よりずっと野生的?動物的?な感覚の何かでムスカリを楽しんでいたということです。数年前、夫が玄関先にムスカリを植えていました。咲くと私より嬉しがりはしゃいでいるのが可笑しくて、しかも私に「この花、ムスカリっていうねん。可愛いやろ〜。俺この花大好き!」そう言っていました。私が子供の頃一番大好きだった花を指しながら(笑)結婚した理由がわかる気がします。


犬とストーブ
2021/01/14

犬とストーブ

いよいよ寒くなってきたので、ストーブに火を入れました。
冬本番です。
私は寒いのが大の苦手なので少し寒くなってくると「ストーブはまだか?」「ストーブはまだつけないのか?」「そろそろストーブをつけておくれ!」と夫に言うのですが、体温が高めなのかコツコツと蓄えた薪を使うのが惜しいのかなかなかストーブを入れてくれません。毛布にくるまり暖をとりながら「ケチゴリラ」(夫)に凍えてるアピールをしていました。それは数年前までのお話。今では
秋が深まると私はえっちらほいさとコタツを準備します。毎年夫とのこのやり取りを繰り返し、寒さをこらえていたのですが、
日本には天才的発明「コタツ」があるではないか!!!と。
それ以来、私はとても平和的に冬への移行を迎えられるようになったのです。
「コタツ」こんな素敵な文化のある日本に生まれて本当によかった。首までコタツの中に入りながらしみじみ思ってしまいます。夫よ、ストーブなくても氷点下だって超えて見せるわよ!コタツさえあれば冬の私は無敵です。
毎年同じ時期に夫はストーブに火を入れます。夫は、今年初めての火を眺めながら静かに過ごします。縄文時代からの記憶が目覚めているんだろうな。と夫の背中を見ていつも思います。
夫が狩に出かけて行った後(笑)
犬が大好きなものをいっぱいストーブの前に運んできていました。


杵と臼
2021/01/12

杵と臼

幼い頃お餅つきは、最高に楽しい行事でした。
竃(かまど)で餅米を蒸し始めると家中「お餅つき」の匂いに包まれます。
子供二人ぐらいなら十分行水できるほどの大きな桶に餅取り粉がたっぷり入っていて、真白な雪景色のようです。忙しく準備をするお爺ちゃんとお婆ちゃんの傍らでチョロチョロと3人姉妹は
お待ちかねです。妹の背ほどの大きな臼に蒸したての餅米が入ります。湯気で、しばらく何も見えません。
演歌のスモーク状態です。そこに現れるは、杵を持ったお爺ちゃん。
さながら、幼い私たちにはエンターテイメントショーです。お爺ちゃんが杵で餅米をまとめながら、
「ええかぁ?」「はいどうぞ。」掛け声とともにお婆ちゃんとお爺ちゃんの共演が始まります。お餅つきの始まりです。お爺ちゃんが杵を一振りする毎に、餅米がもっちりとお餅の姿へと近づいていくのを見るのは、ワクワクします。お婆ちゃんの合いの手はドキドキハラハラです。熱すぎてお餅を上手く返せない回もあります。「お婆ちゃん頑張れ!」心の中で、熱さと合いの手のタイミングの戦いをしているお婆ちゃんにエールを送ります。お婆ちゃんの手は真っ赤です。お餅がつきあがると、お爺ちゃんが大きなお餅を臼から桶に移します。すかさずお婆ちゃんはお餅を小さくちぎっていきます。私たち姉妹とお爺ちゃんでクルクルお餅を丸めていきます。「ホッホ〜!熱い熱い!」お婆ちゃんは体をよじらせながら、あつあつつきたてお餅と格闘です。そんな格闘をよそに、丸めたお餅を3人でパクパクもぐもぐむしゃむしゃ。
これが一番美味しいのです❤️口の周りに白い粉をつけて頬張るつきたてのお餅。この一連の作業を何回も繰り返し、お正月のお鏡の準備が完了です。座敷いっぱいに広げられたお餅を時々触りに行っては口にほうばって戻っていました。

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