母の日

生産者のお便りとお知らせ

『籾殻燻炭』をつくりました

毎年、この時期になると『籾殻燻炭』をつくります。

籾殻燻炭とは、お米の外側の皮である籾殻をいぶして炭化させたものです。 秋に収穫したお米を籾摺りしたときに大量の籾殻ができるので、それを使ってつくります。

籾殻燻炭は無数の穴があいており、排水性・通気性が向上します。また、微生物の住処になることにより、微生物を増殖させる効果もあります。さらに、虫の忌避効果もあるため、無農薬栽培には重宝するアイテムです。

作り方ですが、 まずは、燻炭器といわれる煙突の中に枯れた草や枝を入れて燃やします。火がついたら燻炭器の上から籾殻を被せていきます。燻炭器に接しているところからいぶされていくので黒く炭化してきたら、外側の籾殻を上に上に被せていって、徐々に全体を炭化させていきます。

下の写真が作業スタート時点の様子です。 それから5〜6時間で上の写真の状態になるので、あとは、燻炭の山を崩してひろげ、水をかけて冷却したら完成です。

淡路島YASAIBAでは、苗を育てるときに使ったり、虫食いが多い小豆の栽培に利用しています。

淡路島YASAIBA兵庫県(農産物、農産加工品の生産及び販売)

淡路島の自然豊かな土地で、固定種・在来種の中から自分たちが思う「おいしい品種」を選び、露地栽培しています。

畑に使うものはすべて素手でさわることができる安心安全なものです。自分の子どもたちが、いつでも自由に土をいじって、野菜や草を採って遊べる畑にしています。ですから、農薬、除草剤等は一切使用していません。

また、肥料についても市販のものは使用せず、近隣の山で集めた落ち葉や腐葉土、畑の刈り草、緑肥作物を使い、土作りを行っています。

できる限り自家採種を行い、種をつないでいくことにより、淡路島の風土にあった野菜作りを目指しています。 

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