母の日

よもぎ

夏の兆しも見え始める爽やかで過ごしやすい立夏。 新緑のなか、道端には青々とした野草を見かけることができるのもこの季節ならではのこと。

この時期に本州以南の土手や空き地、畑のあぜなど、様々なところで見つけることができるのが「よもぎ」 よもぎは私たちの暮らしのすぐ近くに自生しているのです。

よもぎは古来から医療用として用いられてきた薬草で、ハーブの女王とも言われているのだとか。 様々な効果・効能をもつといわれ、葉を練り込んだよもぎ餅や草団子を食べたり、乾燥させた葉をお茶として飲んだり、葉を湯船に入れて体をあたためたりと、古くから生活の中に取り入れられてきました。 よもぎの葉にはユーカリにも含まれる精油成分が含まれていて、揉んでみるとなんとも春の良い香り。 道端の草花を少し気にかけながら、見つけられたら少しだけ足を止め、春の香りを楽しんでみてください。

毎年秋には売り切れてしまうかえるすたいるさんのよもぎ茶

まもなく今年の販売を始められそうと嬉しいお知らせが届きました。

畑のよもぎたちがとっても元気です! うちではこの時期の新芽だけを全て一つ一つ手で摘み取ってよもぎ茶を作っています。大変好評を頂いていて毎年生産が追いついていません。 というのも、手摘みのあとはじっくりと陰干ししてお茶にしていくので、とってもとっても手間と時間がかかるからなのです。 畑に勝手に生えてくるよもぎですが、うちは畑を耕したりしないので、ここまでよもぎが元気に育ってくれます。というか、よもぎが育つようにいつも考えていたりもします。

完全に陰干しするために、作業用にしている民家の部屋で扇風機を使って風を当てたり、湿度の高い日にはストーブを焚いたりしてじっくり、ゆっくり乾かしていきます。よもぎの栄養が抜けないように部屋を薄暗くして日に当てない、というのも鉄則です。

春の陽気の下、永遠に続けばいいのにというほど気持ちのいいよもぎ摘みの時間。この摘んでる時間もとっても体に良い気がしています。

よもぎ茶はカフェインが入っていないので、午後に飲んでも大丈夫。 春は、農家だけでなくみなさま忙しいことと思います。そして、体の不調も出やすい時期です。冬の不摂生が体に出てきたりするようです。 体を整えるのにも、心を落ち着かせるのにも、よもぎ茶はとてもいいと思います。 昔から日本人が大事にしてきた万能の野草、大事に暮らしに取り入れていきたいですね。


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