


シンチャオ♪
今回のヨーロッパでの結果は、ゴールではなく、あくまで途中の一つの通過点だと思っています。
ベトナムのカカオは、まだこれからです。
一度衰退してしまった産業を、もう一度立ち上げる。それは簡単なことではありません。農家さんの理解、品質の安定、販路の確保。すべてを同時に進めていく必要があります。

シンチャオ♪
ヨーロッパで使われている、という結果が出たとき、僕自身が一番考えたのは「なぜ選ばれているのか」ということでした。
資料を整理していくと、いくつか共通点が見えてきます。


シンチャオ♪
「なぜベトナムでカカオなのか?」
この問いは、何度も繰り返されてきました。
正直に言えば、最初からうまくいくと思っていたわけではありません。むしろその逆で、環境も市場も整っていない場所でした。
でも現地で農園に立ったとき、感じたものがあります。

シンチャオ♪
今日は少しだけ、数字の話をさせてください。
2025年、僕たちOCAのオーガニックカカオは、ヨーロッパ14カ国・22ブランドで採用されていました。今回、オランダのパートナーから提供されたデータをもとに整理し、あらためてその広がりを確認しました。
ベルギー、フランス、イギリス、スペイン、スイス、ドイツ、イタリア。いわゆるチョコレートの本場と呼ばれる国々に、ベトナムのカカオが届いている。この事実は、数字以上の意味を持っています。

シンチャオ♪
OCAの工場では、出荷を待つカカオ豆が麻袋に詰められ、整然と並んでいます。
袋には「OCA」「VIETNAM」「ORGANIC」といった文字が記載され、私たちの取り組みの証となっています。

シンチャオ♪
OCAの工場には、収穫されたばかりのカカオポッドが毎日のように運ばれてきます。
赤、黄色、緑、そして茶色。さまざまな色のポッドが山のように積み上がる光景は、とても印象的です。

シンチャオ♪
OCAのカカオ農園は、一般的な農園とは少し違います。
整然と並ぶ単一栽培ではなく、さまざまな植物が共存する環境でカカオを育てています。
南国ブンタウの農園には、カカオの木のほかに、果実やナッツなど多様な植物が育っています。
これは計画的に植えているものもあれば、鳥が運んできた種から自然に育ったものもあります。
私たちは、それらを「邪魔なもの」として排除せず、共に育てることを大切にしています。
このような環境は、いわゆるアグロフォレストリーに近い考え方です。

ンチャオ♪
OCAの工場では、チョコレートの仕上げ工程である「テンパリング」を、今でも手作業で行っています。
写真は、大理石風のテーブルの上で、ヘラを使って温度を調整している様子です。
テンパリングは、チョコレートの口どけや艶を決める重要な工程です。
温度を少しずつ下げながら結晶構造を整えることで、滑らかで美しい仕上がりになります。
現在ではテンパリングマシンもありますが、OCAではあえて手作業を残しています。
理由は、カカオの状態や気温・湿度によって微妙に変化するチョコレートを、人の感覚で調整するためです。

シンチャオ♪
OCAの工場では、カカオからカカオバターを取り出す工程も自分たちの手で行っています。
写真は、カカオリカー(すり潰したカカオ)に高い圧力をかけ、カカオバターを搾り出している様子です。
圧力をかけると、透明な液体がポタポタと流れ出てきます。
この段階ではまだ透明に近い状態ですが、容器に溜まるにつれて少し茶色がかって見え、一般的な油脂のような印象になります。
