母の日

Deai orchard

生産者のお便りとお知らせ
梅雨に降らぬと土用に降る
2021/06/15
梅雨に降らぬと土用に降る

田植えが始まりました。あちこちで「一年ぶりのご無沙汰です!待ってました!」
とばかりに田植え機がエンジン音を響かせてています。
軽トラの数とおじさま達の密度が急に増える田うえは少し活気を感じられます。同時期、夜になるとカエルが合唱を始めます。その声に少し早いですが、「夏」を連想します。
梅雨入りが早く、お見本のような雨の降り方で始まった今年の梅雨。ジメジメムシムシ用に心の準備をしていましたがそれほどでもありません。

おいでなすった・・・。
2021/06/05
おいでなすった・・・。

夜中そっと耳元で囁く声!
またこの季節がおいでなすった・・・。
にっくき「蚊」!
私の至福の睡眠を奪いおって!
時計を見るとまだ夜中の2時!
鈍感な方なのに蚊の囁きだけは、何時でも気がついてしまう自分が嫌になってしまいます。
しかも、うしみつ時・・・。
こんな時間にパッチリ目が覚めて、怖いやん!
灯りをつけて、奴の気配を逃すまいとまさに全集中。
敵もなかなか。
死闘を繰り広げる私と一匹の「蚊」
決着がつくまで布団に戻ることなど到底許されない戦い。
そんなうしみつ時を過ごした次の朝は、とても体が疲れています。
圃場に出かけると蜘蛛の赤ちゃんが。

梅雨は〜。
2021/05/25
梅雨は〜。

果樹園を手伝い始めて、季節の色々な事を気にするようになりました。
言わずもがな今年のフライング気味に始まった梅雨。
週間天気予報はずっと傘マークです。
こんな予報を見てしまうと私の体は完全に緊張感を無くしお休みモードになってしまいます。
でも、晴れるのです。
「えーーっ!雨って言うてたやんーー!!(この裏切り者ーーーー!!)」
朝、爽やかに晴れている空に心の中で叫びます。
(この裏切り者ーーーー!!)
もう一度、心の中で悪態をついておきます。
泥のような体を引きずって普段より余計に気力を使わないと動く気になれません。こんな季節でも父は、ひょうひょうと1日中動き回ります。
雨が降っているときは、盆栽の手入れです。
ちょっと雨がおさまったら、作業着に着替えて圃場に行きます。
雨の見極めが上手いのです。

梅雨の晴れ間、今年もいました。

五月の晴れ間
2021/05/15
五月の晴れ間

週間天気を見ると雨マークがズラリと並んでいます。
それにしても、この予報じゃまるで梅雨です。

今日は、晴れ。
晴れている間にやりたい事が頭の中で行進し始めます。ツッタカタ〜ツッタカタ〜♫
締め切りだとか期限がある方が、迫ってくるスリル感のお陰で仕事がものすごくはかどる。
というのが私の定説です。笑
「雨が降り出す前に」の期限が、やる気スイッチを入れてくれます。
観ていると人間より、虫も植物も多分天気をちゃんと分かっている様に思えます。
しかも、正確に。
逆に、虫や植物は天気予報も外してしまう人間に驚いているかもしれません。

鼻歌
2021/05/05
鼻歌

やっぱり、桜満開を皮切りにお天道様の本気度は日に日に増します。
「あっ・・・。」車に乗り込む時の熱気に、思い起こさせる「ギンギラギンの夏」。
季節も人生も、「はい今日から、夏始めます〜!」そんなくっきりはっきり印がついていません。夏やん。の日もあれば、長めの靴下を探して履きたい冬の終わりかけの日もあります。それが今の季節なのです。曖昧さゆえに、気持ちも体もよく疲れます。だからと言うわけではないのですが、この様な季節に鼻歌を歌っていることが多い気がします。鼻歌はなにも人間だけのものではないのです。今、私の周りではそれぞれ思い思いの鼻歌が聞こえてきます。今日は快晴!お天道様はギンギラギンで空は何処までもあおーーー!

ほら貝
2021/04/24
ほら貝

いちばん小さな姪っ子(7歳)は、何年も前から誕生日にずっと欲しいものがあります。役行者の法螺(ホラ貝)です。吉野山には金峯山寺があり、修験道の根本道場ですので、土産物屋さんには
法具の法螺が売られています。

吉野山
2021/04/10
吉野山

日本の四季は、年齢を重ねるほどにしみるようになってきました。
奈良には桜で有名な吉野山があります。今年もその季節がやって来ました。私の写真では吉野山の美しさが全然伝えられません。目の前に広がる景色は、美しいという表現では全くもって足りません。
この風景は、本当にしみます。

道具とお弁当
2021/04/05
道具とお弁当

仕事道具の扱いコレまたよく父に諭されます。。
畑で仕事をする時、一度にたくさんの種類の道具を使うことが度々あります。
「あれ?ハサミ・・・。ハサミ見てない〜?」「あれ?熊手・・・。熊手どっかで見てない〜?」道具たちよ、どうか返事しておくれ。仕事を中断してあちこち心当たりを記憶をただってウロウロウロウロ。
たまに、探していない道具が見つかったりもします。道具はおじいちゃんの代からのものもあります。
手に馴染んで使いやすい。もっと便利で使い勝手よく改良されたものや、安いものも買えますが父は物を大事にするので骨董品のような道具も現役で涼しい顔をして道具部屋に並んでいます。
最近驚いたのは、熊手。一本だけ劇的な使い心地に、鈍感なわたしですら気がつく一品。私「これ、いいなぁ!どこで買ったん?」妹「これ、お父さん作ったやつやって。」「えっ!!!」重さ、爪の丈夫さ加減、持ち手の太さ全て申し分無しです。(お父さん、熊手作って売ればいいのに・・・。)ついそんな欲なことを思ってしまう自分に反省しつつ父の熊手に感動しました。
物を大事にしていると、その物の道理が自ずとわかるものだと父は言います。だから父は道具をなくさないし、道具も父のそばから離れない笑
あぁ、また父の背中に教えられました。

すっかり冬が終わりました
2021/03/29
すっかり冬が終わりました

どんどん春が加速中です。
さくらんぼの木も満開になりました。
色がなかった山が一気に景色を変える合図のようです。仕事をしていても、元気が出てきます。
それに、足元からふんわりといい香りが漂います。スミレです。粗放に歩くと踏ん付けてしまいますので、この時だけは私も、注意深く歩きます。よもぎも、フサフサとあちらこちらに芽が出てきています。草餅・・・。途端にお腹が減ってきました。
〜きゅうけ〜い〜!!草木に負けないくらい私と妹で話に花を咲かせます笑。こちらも満開です。

突然に春!
2021/03/21
突然に春!

つくしが顔を出し始めると、次々に草木の変化が目に留まるようになります。「あ!春が来た!」・・・・。果樹園の仕事をするようになりました私、まずはそんな心の声は発さなくなりました。「まずい!春が来てしまったぁ~っ!」冬の間の景色というのは、とても静かなものです。
見た目にはジッと止まっているように見えますので、
こちらも、冬の仕事は、顔が痛いくらい寒いですし畑の静かな空気感に甘んじて、ゆっくりとしたテンポで仕事をします。寒い畑で温かい飲み物は格別です。ゆっくり作業をしてお茶休憩たっぷりとなります。妹に至っては、カエルの卵なんかを毎日じっくり観察していて
そこいらの小学生より熱心です。

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