
2026/07/01
「心を整えるために、森へ行くんです」 そう話す北村愛さんの笑顔は、どこか凛としていて、それでいて柔らかい。 奈良の森を歩き、木々の香りを感じながら深く息を吸う。 自然の中で心を整え、まっさらな自分で発酵と向き合う。 その時間は、北村さんにとって毎日の仕込みと同じくらい大切な時間だといいます。 「整った自分で、食べものをつくりたい」 発酵は、生きた菌とともにつくるもの。 だからこそ、菌だけではなく、自分自身の心も整えておきたい。 その言葉からは、ものづくりへの誠実な姿勢が伝わってきました。 奈良は、発酵発祥の地ともいわれる土地。 古くは「寧楽(なら)」と呼ばれ、 自然のあらゆるものに神が宿るという、 日本人ならではの精神文化が今も息づいています。 土にも、水にも、菌にも、そして人にも命が宿る。 そんな奈良の風土の中で北村さんが届けているのは、 「命が活躍する発酵食」です。北村さんが発酵の道へ進んだきっかけは、自分自身の体でした。 幼い頃から全身アトピーに悩み、長期入院も経験。 二十代前半には大病を患い、 「体は交換できない。でも、毎日の食事なら変えられる」 という思いが人生を大きく変えました。 食養生を学び、料理人として歩み始め、三十歳で奈良に最初の店舗をオープン。 料理教室も開き、全国から多くの人が学びに訪れるようになります。 しかし、料理を提供する日々の中で、北村さんの想いは少しずつ変わっていきました。 「食べてもらうだけではなく、自分で自分の体を守れる人を増やしたい」 その想いから店舗を閉じ、現在は全国で発酵料理や食養生の講座を開きながら、 知識を伝える活動を続けています。 料理をつくる人から、暮らしを支える人へ。 形は変わっても、その根底には「食で人を元気にしたい」という願いがあります。「発酵は温度と時間で決まります」 同じ麹を使っても、発酵温度や時間が少し違うだけで味はまったく変わります。 だから北村さんは、その日の気温や湿度、 素材の状態を見ながら、発酵を細やかに見守ります。 「菌に任せきりではなく、人も一緒に力を合わせて仕上げていく。」 それが寧楽発酵のものづくりです。 菌は目には見えません。 けれど、生きています。 だからこそ、人も真摯に向き合う。 そんな姿勢が、一つひとつの商品に宿っています。北村さんが見ているのは、素材だけではありません。 その素材を育てた人です。 二十年以上使い続けている奈良の麹。 長期熟成で醤油や味噌を仕込む蔵。 吉野杉の木桶で静かに酢を育てる職人。 希少な味醂を醸す酒蔵。 無農薬で米を育てる生産者。 御神水や自然結晶の塩。 どれも品質だけで選んだものではありません。 「この人がつくるものだから使いたい」 そう思える人たちとの信頼関係が、寧楽発酵の味を支えています。発酵食品は健康に良い。 そう言われることは多くあります。 でも北村さんは、「健康だから」という理由だけでは長く続かないと話します。 「おいしいことが、一番大事なんです」 笑顔になること。 また食べたいと思えること。 毎日の食卓に自然と並ぶこと。 その積み重ねが、健やかな暮らしにつながると考えています。 知識も、おいしさも、どちらも大切。 その姿勢が、北村さんのものづくりの軸になっています。奈良には、千年以上受け継がれてきた発酵文化があります。 その文化を守る蔵元や生産者たちもまた、日々、 自然と向き合いながら手仕事を続けています。 北村さんは、その人たちの想いを受け取り、 発酵という仕事を通して、食べる人へ届けています。 「命が活躍する発酵食」 その言葉には、菌の命だけではありません。 自然の命。 生産者の命。 食べる人の命。 たくさんの命をつないでいきたいという願いが込められています。 食卓に料理が並び、自然と「いただきます」と手を合わせる。 その時間そのものが、寧楽発酵の届けたい豊かさなのかもしれません。北村さんのお話を伺っていて、 一番心に残ったのは「命」という言葉でした。 発酵とは、菌が働くことだけではありません。 自然の力を受け取り、人が手を添え、次の誰かへ受け継いでいく営みです。 森で心を整えて、仕込みをする北村さん。 その姿を思い浮かべると、 「想いを込めて作るものには、なぜ惹かれるのだろう」 という問いの答えが、少し見えた気がしました。 食べもののおいしさは、素材や技術だけでは生まれません。 つくる人の時間や想いに触れたとき、その一皿は、 もっと豊かな味わいになるのだと思います。

2025/12/23
自然の変化を、これまで以上に身近に感じた一年でした。 たべるとくらすとでは、そんな一年を生産者のみなさんがどのように受け止め、日々の営みを続けてきたのか、アンケートをお願いしました。夏に豪雨災害が起こり、土砂崩れが相次いで、流通が一時ストップしたりしました。 遠方のお客様からご心配いただいたりしましたが、発送が可能となってからは「注文することで応援します」とのコメントなどを頂き、ご注文をして頂けたことは、とても励みになり嬉しかったです。 自然災害は、どうしようもない部分がありますが、私たちも現状を発信しつつ、状況をお客様にご理解いただくより他はありません。今年はことに、ご理解ある温かなお客様に恵まれていることに、深く感謝いたしました。

2025/12/22
自然の変化を、これまで以上に身近に感じた一年でした。 たべるとくらすとでは、そんな一年を生産者のみなさんがどのように受け止め、日々の営みを続けてきたのか、アンケートをお願いしました。猛暑日が続いたが胡麻にはとても良い環境。 強風の影響で収穫前に倒れてしまう木が多くあった。その影響で、収穫の際に折れてしまい乾燥させるための棚に届かず、棚の高さを変える等、手間がかかった。除草の為、胡麻の木が大きくなる前に管理機をかけた。国産金ごまの味や香りを少しでも多くの方に知って頂きたい。今年中に緑肥で畑の土壌改良をし、更に金胡麻にとって良い土づくりをする。また、除草の管理をもっとしっかりして、大きい金胡麻の木を増やしたい。

2025/12/22
自然の変化を、これまで以上に身近に感じた一年でした。 たべるとくらすとでは、そんな一年を生産者のみなさんがどのように受け止め、日々の営みを続けてきたのか、アンケートをお願いしました。収穫期までは、雨がほとんど降らなかったので心配したが、自然農法の福岡正信が作ったハッピーヒルは逆に、 未熟米や、例年は多い「いねこうじ」がまったくありませんでした。さすが強靭な品種だと改めて思いました。ヌートリアだと思いますが、収穫前に稲を倒されたものがいくつかあったので柵を張り被害は収まりました。イノシシに田んぼに入られたことがあってから収穫期のみ電柵を張っているので安全に収穫しています。鳥獣害がニュースになっていますが、自然の生態系を壊し動物の居場所をなくしたのは私たちです。 私は田んぼを続け今年で10年目になりますが、今年はじめてコウノトリがきました。 農薬は使わずに不耕起、冬期湛水で本来の生態系に戻しましょう。稲の多年草化をしようと、米ぬかをまき冬期湛水をしています。 今年はさらに雪の降る時のために、水温を保つ工夫をします。 他にも、田んぼの一区画にビオトープを作る予定です。

2025/12/22
自然の変化を、これまで以上に身近に感じた一年でした。 たべるとくらすとでは、そんな一年を生産者のみなさんがどのように受け止め、日々の営みを続けてきたのか、アンケートをお願いしました。ここ最近は毎年自然災害、異常気象がで起きていて、驚くことも少なくなりました。 夏の気温上昇はお米にとって高温障害のリスクがありますし、冬季の気温が温暖であることも大豆や麦には影響が出ます。 熊本は特に集中豪雨による水害が多いと感じています。いのししと鹿対策としての電柵も毎年続けていますが、それでも被害を完全に防ぐことはできません。 年々、栽培するハードルが上がっていますが、そんな中でも農業をやっているのは日本の食を守りたいという思いがあるからです。 購入者の皆様には、信頼できるかかりつけ医があるようにかかりつけ農家を見つけて、そこを応援してほしいです!!!!

2025/12/22
自然の変化を、これまで以上に身近に感じた一年でした。 たべるとくらすとでは、そんな一年を生産者のみなさんがどのように受け止め、日々の営みを続けてきたのか、アンケートをお願いしました。 気候の変化、鳥獣被害の有無、現地で工夫したこと、消費者のみなさんへ伝えたいこと、そして来年に向けた思い。 質問を通して、それぞれの一年を振り返っていただいています。昨年ほど雨が降らなかったこともなかったのですが、毎年夏場の雨量が減っている傾向にあります。それとは逆に台風の進路が変わってきて、熊野地方をあまり通過しなくなったのは農家としては少し不安が減りました。獣害については致命傷まではいきませんが、お米はイノシシ、落花生はカラス、大麦はハトと色々なものに常に狙われてはいます。 電柵や鳥よけなどを考えて配置したためまだ少しの被害で済みました。無農薬で毎年安定した作物を育てることはとても難しいことです。また体力的にも精神的にも大変なことが多い農家ではございますが、お客様からの喜びのお声が一番の励みとなります。自分が培ってきた経験や技術を新しく農業やお米作りを始める方に伝えていきたいと思っております。 また自社商品をもう少し増やしたいと思っております。
2025/12/22
自然の変化を、これまで以上に身近に感じた一年でした。 たべるとくらすとでは、そんな一年を生産者のみなさんがどのように受け止め、日々の営みを続けてきたのか、アンケートをお願いしました。今年は台風がなく助かった。気温や雨についても昨年までより楽だった。ぶどう園に猿が侵入して食害された。鹿にスモモやキンカンの新芽を食害された。猿対策として、早朝の見回り(5時過ぎ)を数日続けたが、大変だったので、タイマーでサーキュレーターを作動させ、音を発生させることで、侵入しなくなった。 レビューは励みになります。 果物は特にデリケートなので、気を遣って梱包しても見落としがある場合がある、または配送時の振動や環境などによる傷みも全くないとは言いきれないこと。 今年はキウイの授粉作業が不充分だったことなどもあり、収穫量が昨年の約半分になってしまったので、来年は平年並みの収穫に戻したいが、その年の気候等にも影響し、一定の収穫量ではないので、自分達が満足のいく(作業量に見合った)収穫、売り上げにしたい。

2025/12/22
自然の変化を、これまで以上に身近に感じた一年でした。 たべるとくらすとでは、そんな一年を生産者のみなさんがどのように受け止め、日々の営みを続けてきたのか、アンケートをお願いしました。例年よりも雨が少なく、高温の期間が長かった。感覚的には春と秋が1か月ずつ短くなり、夏が2か月長くなったような、、、高温期間が延びたこともあり、生姜の病気が広がってしまった。昨年はイノシシが頻繁に出没していたが、豚コレラの影響で個体数が減少したからか、ほとんど見かけることもなかったです。昨年の鳥獣被害に危機感を感じたので、今春、狩猟免許を取得し、イノシシ3頭を捕獲した。また、柵を増設しました。最大限、綺麗なお野菜をお届けする努力はしておりますが、農薬を使わない栽培である上に、天候不順の影響も大きくなってきたので、多少の外観の悪さというのはいくらかは許容していただきたいです。今まで通りの栽培方法では通用しなくなってきている面もあるので、栽培方法を天候にあわせてアップデートしていきたいです。

2025/12/22
自然の変化を、これまで以上に身近に感じた一年でした。 たべるとくらすとでは、そんな一年を生産者のみなさんがどのように受け止め、日々の営みを続けてきたのか、アンケートをお願いしました。- 雨の時期がずれている 梅雨が5月で麦の収穫がなかなかできませんでした。 また、ここ数年10月は天候不順が多い中、今年は特に晴れの日が続かず… 稲刈りを早めずに予定通り10月にしていたら、天日干しできないところでした。 - 7・8月の日照りが強烈でした電気柵下の防草シートを張り替えるために電気柵を外していたらイノシシに畑を荒らされ、一晩で落花生の半分以上が掘り返されてしまいました。 幸いまだ実を太らせる前だったので、試し掘りという感じで全滅にはなりませんでしたが、大急ぎで電気柵を張りました。 イノシシ害が酷く、サツマイモの作付けは諦めたり、里芋が全滅させられた友人もいるほどです。 また、今年初めて見る虫がいると思っていたら、全国的に問題になっているチュウゴクアミガサハゴロモという害虫でした。 柿にも栗にもレモンにもついてしまい、被害が出るのはおそらくこれからかと思います。(柿やレモンは産卵された枝を切り落とすことができそうなのですが、栗はもう全く無理。どうすればいいのか…)田んぼは、暑さ対策で冷たい川の水を掛け流しでなるべく温度を下げられるようにしています。 また、畑では、電気柵に草が触れたりすると効果がなくなるので、毎日見回ってこまめに草刈りをしています。おいしかったとコメントいただけたり、もう一度注文くださったりすると、本当にうれしいです。 山際の小さな農業、食糧だけではなく環境をも作っていると考えてがんばっています。 お召し上がりになる際、田んぼや畑の周りの環境にも思いを馳せていただけたらうれしいです。トラクターの代掻き用のアタッチメントを導入したので(中古品を探すので季節外れです)どう変わるか、半年後がとても楽しみです。

2025/12/22
自然の変化を、これまで以上に身近に感じた一年でした。 たべるとくらすとでは、そんな一年を生産者のみなさんがどのように受け止め、日々の営みを続けてきたのか、アンケートをお願いしました。さつまいもの苗を挿す時期(4月下旬頃)に季節外れの低温が続き苗の活着が悪く 初期生育不良で半分くらいの苗が枯れてしまいました。 その後、時間差で苗を挿し続けましたが、6月になると雨が降らず気温30度越えの暑さが続き苗を挿しても高温の為 活着するまで水やりが欠かせず、枯れる苗も多く出ました。鳥獣被害はありませんでした。「うれしい応援」は何でもいいので感想を言ってもらえることです。 「美味しい」と言ってもらえると、さらに疲れが吹っ飛びます。 「励みになります!」レビューを頂けると本当に嬉しいです。 「知ってほしいこと」 自然農で完全無農薬で栽培しているとはいえ見栄えは一応気にしているところです。 安心安全の野菜の見栄えを少しでもよくしたいと思っています。 しかしながら、虫食い、不揃い、変な形の野菜が出来てしまうことが通常なのでそのあたりをご理解していただけると幸いです。 身体は食べ物で出来ています。 食べると元気になる野菜を育てたいと思っています。引き続き、地球に感謝しながら微生物、虫・雑草と共存しながら淡々と野菜を作り続けることです。