こんにちは。ユキノシタサボウです!
すっかり春めいて参りました。今朝は目覚めに今年初めてのウグイスさんの「ホーホケキョ!」をききました。今日は、よく行く精米所さんに置いてあったネオニコフリー!のパンフレットから少し農薬の話しをしたいと思います。
那須に移住して(13年前)すぐに原発が爆発して放射能に悩んでいた頃に「みつばちからのメッセージ」というドキュメンタリー映画を観ました。近年のみつばちの大量死の原因に、田んぼに散布されるネオニコチノイド系農薬が影響しているのでは、という主旨の内容で様々な観点からネオニコ農薬の危険性を探っていました。この農薬は脳神経障害を引き起こすため、みつばちの帰巣本能を失わせその後死に至ります。(死んだみつばちからネオニコが検出されて判明)
農業大国フランスでは2018年9月から原則すべてのネオニコ系農薬を全面禁止。 EUは2013年から使用禁止措置を開始、2018年に屋外全面禁止。韓国では2014年にEUに準拠して使用禁止になっています。その他多くの国でネオニコフリーの動きが高まっている中で、日本では今でも多量に使用されている現実があります。
1990年前半、ネオニコ系農薬は「虫にはよく効くけど人には安全」と売り出されました。でも、その後の研究で人にも影響があることがわかりました。 ちなみにEUと比べてどのくらい日本の残留農薬に対する基準が甘いかと言いますと、 トマトはEUの4倍、韓国の200倍、 たまねぎはEUの10倍、韓国の4倍、 茶葉に至ってはEUの600倍も!残留していても販売可能なんですね。すごい落差です。
不安を煽るというより、特に発育盛りの小さなお子様を育てているご家族にとって正しい知識を持たれることは大切だと思い、最小限の情報にとどめつつ今回書かせて頂きました。ご興味のある方は写真一番下のQRコードからネオニコ情報サイトへアクセスしてみてください。
農業の労働環境を考えると、農薬に頼るのも仕方が無い部分があると農業をやってみて初めて理解出来るようになりました。でも、長期的に身体の健康を考えると今だけ良ければ。では未来は本当に悲惨になってしまうと思います。国をあげての取組みが必要だと私は思っているので農薬や肥料に頼らなくても大量に作物が出来るんだというモデル地区を作りたいですね。とはいえ、私達の耕作面積はまだまだ小さくてそれはあまりに壮大な夢なんですが~。ファイト!(^^ゞ