立秋(8月7日~8月22日頃)初めて秋の気立つが故なればなり
処暑(8月23日~9月6日頃)陽気とどまりて、初めて退きやまんとすればなり
立秋という言葉に違和感を覚えるほど、夏の暑さをまだまだ感じる季節です。 処暑になれば朝晩に涼しくさわやかな風に、秋を感じる日も出てくるかもしれません。
8月9日は山の日
2016年の8月11日から国民の祝日として新設されました。 山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する日です。 日本の「山地」と「丘陵地」を合わせると、国土の7割を占めます。
「山は緑を育て、森を作ります。山の水は森の中を流れ、やがて海にたどり着きます。 山の滋養を充分に含んだ水は豊饒な海を作り、魚を育てます。この自然の循環を、 私たちは自然のなかに身を置くことによって、より実感します。それを大切にしたい。」
これは、全国山の日協議会会長の言葉です。 改めて山を仰ぎ見ると、壮大な自然のなかに生きているということ、 自然の循環を慮って生活をしているか、振り返る機会となります。
お盆
8月13日から15日はお盆です。仏教行事の「盂蘭盆会(うらぼんえ)」は、仏教の「餓鬼道に堕ちた者を供養によって救った」という伝説と、日本古来の祖霊信仰(祖先の霊を敬う)が融合して現代まで伝えられたといわれています。
霊の世界を信じる人もそうでない人も、 「空から見守っていてくれている」と考えることで心が救われた経験があるのではないでしょうか。亡くなった方へ思いを馳せて、その繋がりの尊さ、ひいては自分の尊さを感じる日になることでしょう。
夏の厳しい暑さが過ぎると、空気が乾燥する秋が訪れます。 この季節には、身体に残っている熱を取ることと、肺の養生が大切です。
生活
台風などの急激な気圧変化で体がだるくなることがあります。 低気圧は副交感神経を刺激するためです。 疲れを溜めないよう、夜の睡眠が足りない時には日中に軽い仮眠を取る対策をとりましょう。また、バランスの取れた食事を心がけましょう。
食養生
身体のほてりを感じるときには、引き続き体を冷ます働きのある夏野菜を食事に取り入れます。また、乾燥する秋に向けて肺を潤すことが大切です。山芋や白木耳、無花果、バナナ、松の実などには潤肺の効能があるといわれています。秋を迎える前から十分に潤しておきましょう。
旬の食材
茄子・キュウリ・モロヘイヤ・パプリカ・とうもろこしなど 旬の食材は栄養価が高く、味が濃くておいしいです。日々のお食事に取り入れたいものです。うぶすなでは旬の食材を使ったメニューをご用意しております。