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芒種~夏至の食養生
2021/07/05

芒種~夏至の食養生

天気のすぐれない日が多くなり、梅雨の季節となりました。「梅雨」と書くようになったのは、梅の実が熟する時期の雨だからといわれています。

雨の音を聞いて、気分が下がる方がいらっしゃる一方で、心が落ち着くという方も多いかもしれません。雨の音には、リラックス効果があるようです。自然界では、小川のせせらぎやろうそくの火の揺れ、人間の心拍の間隔、安静にしているときの脳波などに「1/fゆらぎ」が見られ、これは雨の音にも当てはまります。体と同じ「1/fゆらぎ」を感知すると私たち人間は心地よい気分になります。雨で気分が下がってしまったときには、一息ついて自然の音に耳を傾けてみると良いかもしれません。

冒頭に紹介している、暦便覧の「芒(のぎ)ある穀類、稼種するときなればなり」は穀物の種をまく時期という意味です。旧暦と新暦のずれがあるので、実際には田植えを終えている地域の方が多いといわれています。夏至は、1年で1番昼が長い日です。この日は、北極付近では一日中太陽が沈まない白夜、南極付近では一日中太陽が昇らない極夜となります。

梅雨の時期には、体に余分な水分が溜まりやすいと言われています。また、東洋医学の考え方では、湿気が苦手な脾胃(消化器官)の疲れが出やすい時期でもあります。生ものを避け、消化吸収の良いものを食べたり、利水の効能のあるものを日々の食事に取り入れたりして、水はけのよい身体を目指しましょう。