2023/12/08

採血検査とこれからの養鶏

今年も採血検査を行いました。

ND(ニューカッスル病)の抗体検査と、HPAI(高病原性鳥インフルエンザ)の検査です。

この規模の平飼い養鶏場は管轄内(佐世保以北=佐世保・佐々・松浦・平戸)で当農場のみとなりました。 (平飼い養鶏場自体2軒(一軒は福祉施設100羽ほど)になりました。) その為、一昨年から毎年採血検査に協力しています。 昨年もお話ししましたが、こうして受け入れるのも、 鶏たちの健康状態の確認はもとより、 この飼養法の信用度に繋がると考え協力しています。

羽数は、現在雛含め700羽ほど。 100羽でスタートした頃は数に入らないほどの養鶏場でしたが、少しずつ放牧環境でのびのび暮らす鶏たちが増えております。

今年も鳥インフルエンザが各地で発生しています。

担当の方と沢山お話しをさせていただきましたが、 今現在は現状の対策や感染後の処分方法(防疫、全羽処分) しかありませんので、 なんとか少しでも全国的に感染を抑えられたらと願うばかりです。

昨年の大規模な蔓延から新たなこととして、 大規模養鶏場(数十万〜100万羽)の話ではありますが、 分割管理(鶏舎区域別管理)が始まっています。 (全羽処分を避け被害を軽減する為。)

非常に厳密に衛生管理をしなければなりませんし、 莫大なコストがかかりますが、 小さな小さな平飼い放牧養鶏場である当農場も、 今後形を変えていかなければと、 昨年の蔓延を受け長らく模索しております。

少しでも鶏たちに、様々な事を感じながら、 楽しい暮らしをしてもらえる様、 より良い環境を提供する事が一番ですし、 その中で育んでくれる卵が最高だと考えておりますので、 少しずつ進化し、持続できる形で、 青空の下力一杯駆けまわる元気な鶏たちが増えていけばなと思います。

毎度お馴染みですが、 採血の最中も周りに群がり、 興味深々で色んなものを突いて困らせていました。笑

今日も鶏たちは元気いっぱいです!!

いつもありがとうございます。

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NaturalEggLab長崎県(放牧養鶏/平戸平飼い放牧卵itadaki,親鶏肉,スイーツの販売)

「笑顔が広がる、しあわせの卵」

NaturalEggLabが大切にしているのは、
卵の“量”でも“効率”でもなく、鶏たちの「暮らし」です。

わたしたちの鶏たちは、初生雛(生まれたてのヒヨコ)の頃からこの平戸の地で育ちます。
草の上を駆けまわり、土に触れ、木に登り、砂浴びをして。
陽のあたる場所でまどろみ、風の通り道を見つけては羽をひろげる——
そんな日々の延長に、卵がそっと生まれます。

私たちは、鶏たちの声なき声に耳をすませ、
「こう育ってほしい」ではなく、「どう生きたいか」を鶏から学ぶ養鶏を続けてきました。
その一粒には、暮らしも季節も、命のリズムもすべてが宿っています。

だから、毎日きっちり産まなくてもいい。
たくさん産ませるのではなく、自然の営みのなかで“産んでもらう”卵を、
一つひとつ丁寧にお届けしています。

「たくさんの卵より、たくさんの笑顔を。」

それが、わたしたちの目指すかたちです。

自然にも、鶏にも、人にも、
やさしい循環が広がっていきますように。

── NaturalEggLab


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