
6月に入り、ここ信州・伊那谷の自社農園も、しっとりとした梅雨の季節を迎えました。 空模様を気にしながらの農作業が続く日々ですが、雨上がりの空気はどこか清らかで、自然の息吹をより近くに感じさせてくれます。
この日もいつものように杜仲畑を巡回していると、畑の傍にある桑の木が、たわわに実をつけていました。

旬を迎えた桑の実は、まるで小さな宝石のようで、自然の恵みをそのまま感じる贈りもの。
ほんのひとつまみ口に含めば、やさしい甘さと、ほんのりとした酸味が、季節の移ろいを感じさせてくれます。
せっかくの機会なので、採れたての桑の実と、杜仲茶を合わせてコンポートを作りました。
砂糖は控えめに、素材の味を引き立てるよう丁寧に火を入れ、仕上げは天然酵母の全粒粉パンを使ったフレンチトーストに添えて。
杜仲茶は、ただ飲むだけのお茶ではなく、工夫次第でさまざまな楽しみ方があります。 スイーツ、煮込み料理、ドリンクベースなど、健康的で風味豊かな素材として、日々の暮らしにそっと寄り添ってくれる存在です。
自然とともにある暮らしの中で、ふと見つけた季節の恵み。 その出会いを楽しみながら、杜仲茶の新しい可能性をこれからも探していきたいと思います。
ぜひ、みなさんの暮らしにも、杜仲茶を取り入れてみてくださいね。