年内まだ間に合う

生産者のお便りとお知らせ

黒米の収穫と小さなおうち・・・

2023/09/11

先日黒米の収穫が終わりました。 木下農園では、農業体験をしています。

最初は都会に住む友人家族が車で何時間かかけて来てくれました。 「カエル」やいろんな虫を見て触って、喜びながら、必死で手植え作業をしてくれました。 終わったあとの子供達は達成感で溢れていて、他の子供達にも体験してほしいなと思って、告知をしたら、今回は、ある親子様が来てくださいました。

「70代のお母様が、ずっと天日干しをするのが夢だったんです」 と。わざわざ見つけて来てくださいました。

この稲たちは、まだ実は熟していません。 これから、2週間ほどかけて、稲を逆さにすることで追熟(稲が熟していきます) 同時に、大体15%程度まで乾燥するのを待ちます。

さて、問題です! こちらは何でしょうか!?

こちらは「カヤネズミ」の巣らしいです。

私(嫁)は、子供の頃から違う場所でずっと農業を手伝って来たのですが、 その間こんな巣を見たことはありませんでした。

夫がいう、「いろんな生き物たちがやってくることで、田んぼが循環してゆく環境をつくりたい」の一つなんだろうな〜と思って見ています。

ちなみに、稲穂に白いものがくっついているように見えますが、これが、稲のお花です。 もっときれいに撮ろうと思いつつ、タイミングを逃してしまったので、また来年を楽しみにしていてくださいね!

さて、今週はコシヒカリの収穫が始まります。 稲刈りには、地面が乾いていることがとっても大事! どうか、晴れてください!!とお空を見ながらお祈りです。 (夜中雨が降っていました・・・)

木下農園 ゆかり

木下農園兵庫県(農業)

木下農園は12代続いている農家です。
木下農園の田んぼは、丹生山の山の麓にあり、粘土質な土と、寒暖の差、良質な水などから、古くからお米つくりが行われてきました。
昔ながらの農法を大切に栽培期間中、農薬・除草剤・化学肥料不使用でお米の生産に取り組んでいます。
草管理に除草剤は使わず、中耕除草機や手作業で抑草をしています。
肥料となるのはお米収穫後に出る稲の体(藁)、秋から春にかけて出てくる草や花です。
ご先祖様からの土を守り、次の世代に安全な環境と食を届けるため、日々切磋琢磨しています。
農薬を撒かない田んぼには鳥や虫、植物など、たくさんの生物が集まります。生物たちが田んぼで心地よく生活をしてゆく環境を整えれば整えるほど、土がどんどん肥えてゆくのです。
まさに、自然と繋がりながら稲作りをしています。
お米の保存は玄米を特殊な保存袋(レーベントパック)にいれておこなっています。ご注文があってから精米をしています。籾でも保存をしており、年に数回にわけて籾摺りをし鮮度を最大限保っています。

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