夏の野菜セット

生産者のお便りとお知らせ

放棄された果樹園を選んだわけ。

滋味農園のおーちゃんです!

今年の2月から始まったブルーベリー農園ですが、ついに販売開始しました! 少し想いを、綴ります! 僕が農業と関わるようになったのは5年前でした。きっかけはアフリカでの農業。コロナでやりたい事がすぐに出来ないモヤモヤを解消するべく、無謀にもアフリカ-日本の遠隔でカカオ栽培をしていました。 自分でも呆れますが、農業について本当になーんにも知らなかったのにスタートしていました。

定期的に届く現地からの報告もよくわからない事が多く、これでは面白くない!!!と日本でも4年前から農業に携わる様になりました。 ※ちなみに、そのカカオ栽培は火事により全滅しました、、泣

農業に携わる中、どうやって野菜や果物が実るか、なぜ植物は実をつけるのかを知るうちに人間(動物)が本来どんな食べ物を食べるのが自然で元気の源になるのか考えるようになりました。

辿り着いたのは自然のサイクルの中で実る果実が元気の源になるという考えです。

植物は、動物に種を運んでもらうために甘い果肉をつくり、実をつけます。その果肉を動物に食べてもらうことで子孫を残しています。その果実こそ、人間にとっても自然なエネルギー源だと感じました。

さらに、肥料や農薬を使って実らせた果実ではなく植物が自然のまま実らせた果実が、いちばん人間の体に合っているのではないかと考えるようになりました。

そんな事を考えていると自分の大切な家族、友達に自然の果実を食べてほしいと強く思うようになりました。とっても勝手な考えだけど大切な人にほど食べて欲しいんです。

そんな想いから、農薬や肥料が残っていない放棄果樹園を探し始め、今年2月にブルーベリーの廃園に出会いました。 その廃園は40年前に植えられたブルーベリーの木が1000株ありました。しかし、5年も放置されていたので草や木が生い茂り、ブルーベリーの木は蔓で覆われ大大大ブッシュ状態でした。僕にはそんな状態の廃園が輝いて見えて、これは少し手を加えれば自然の果実が手に入るのでは!とウキウキしました。(実際、廃園の再生はとてつもなく大変です。まだまだブッシュ状態の箇所があり今もなお自分の考えの甘さが身に染みます、、) が、5年放置された今年もブルーベリーは元気に実をつけて収穫できるまでになりました。

今、家の食卓には毎日ブルーベリーが並びます。そして大切な人にもこの自然のブルーベリーを食べてもらいたい、と思っています。

もっと言えば、食べてもらいたいと思える人を少しずつ増やしていけたら、自分は幸せだなと思っています。

​伊賀自然栽培|滋味農園(JIMIFARM)三重県(農業)

当農園はもともと40年ほど前に、ある大学の研究室が植えたブルーベリーの木々から始まったと聞いています。その後、しばらく人の手が入らない期間があり耕作放棄地となりました。
2025年から廃園の再生に取り掛かり、また実を結ぶ風景を一緒に育てていこうとしています。

農薬や肥料を一切使わず、土や木がもつパワーで育つ野生のブルーベリー。それ以外にも多品目の果樹と野菜がワイルドスタイルで育っています。その時期に採れる果実をお届けします。

【名前の由来】
滋賀県出身の二人と、素材そのものの自然なうまみを意味する滋味。農薬や肥料を使わない手法や農園の再生活動は地味で地道な作業ばかり。地味だけどワイルド。そんな遊び心も含めて滋味農園と名付けました。
呼吸のしやすさ抜群の滋味農園にも、ぜひ遊びにいらしてください。

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