私が農業、特に無農薬・動物性肥料不使用の栽培方法を選んだのは、両親の影響が大きいです。
肉、魚、乳製品が原因のアトピーを抱えていました。
そんな中で我が家は菜食になり両親はもともと埼玉にいましたが、私が3歳の頃に父の喘息もあり、自給自足の生活を目指すため長野に移住し、無農薬、無化学肥料で育てるようになりました。
小学校が合わず、ホームスクーリングを選び、田畑中心の家の仕事を「手伝い」ではなく「やること」として日々動いていたので感覚的に学ぶことができました。
その選択をさせてくれたことをとても感謝しています。
両親とともに野菜やコメを栽培していくなかで動物性の堆肥も使わなくなりました。
田んぼや畑に出ていると、近年の環境変化を肌で感じます。
私は野鳥が大好きで、幼い頃から観察してきましたが、赤トンボが激減していることに気づきました。
稲刈り後の田んぼの上空を舞うはずの赤トンボが、ここ数年でほとんど見られなくなりました。
これは、田んぼの中で育つヤゴ(トンボの幼虫)が、ネオニコチノイド系農薬の影響を受けているからではないかと考えています。(ミツバチに影響が出ていることは有名かと思います)
トンボがいなくなれば、それを食べる鳥もいなくなり、そして私たち人間が食べる米にも影響が出てくる。
そんな生態系のつながりを目の当たりにして、環境と生き物を大切にする農業を続けていくことの重要性を実感しています。
また、種子法改正後に種の安全性についても学び、自分の土地に合った種を残していくことの大切さを知りました。
何かあった時に次の年も自分で種を繋いでいける、それは食料安全保障にもつながると考えています。