山の上の畑と、祐徳稲荷参道沿いの里の田畑
農園は、多良岳の中腹、標高約200mほどにある、もとはミカン畑だった場所です。
10年以上放置された3反ほどの耕作放棄地を、国、県、市の助成を受けて整備しました。
主に野菜と、畑の周囲で果樹を植えて栽培を行っています。果樹の種類は、ウメ、リンゴ、みかん、ユズ、クルミ、アーモンド、サクランボ、イチヂク、ビワ、レモン、ブルーベリーなど様々です。
標高が高くて涼しいので、キャベツなどの高原野菜には向く場所です。気温は、冬は-5℃にもなり、里とは1、2℃が異なるため、冬季は里の畑をメインに活用しています。
耕土(作物が育つ土の深さ)が深いため、ゴボウや大根など、根物の野菜も立派に育ちます。
農園は、森の中のようなものなので、毎日季節ごとに鳴く鳥の声もさまざま。仕事をしながら美しい鳴き声に魅了されています。
ただ、イノシシやアナグマの侵入も多く、全国的に農家の悩みの種…生き物たちとの共生についても考えさせられます。
田んぼと畑は、祐徳稲荷神社の参道沿い、古枝小学校のすぐ隣にもあります。
娘たちの通う学校の隣なので、朝は通学と一緒に畑にでかけ、休み時間などは学校の窓から子供たちが「おーい!」と手を振って応援してくれるので、楽しく仕事しています。
もともと田んぼだったところを転作して、野菜を栽培しているので、作付出来るものは限られます。
でも、田んぼの土は変化が早いもので、1年ごとに土が豊かになっていくのがわかります。自然栽培なので、蛇やトンボ、カヤネズミ、サギやいろいろな鳥が舞い降りるにぎやかさです。
参道沿いということもあって、散歩で通る方やご近所さんには、最初は草ばかりで「何をしているんだろう?」と思っていたようです。
今では、立派な白菜や春菊など美しい花が咲く様子を見て、「ようできるごとなったね!」「花のきれいかね!」と声をかけていただけるようになってきました。