久しぶりのタルト。熊本のホテルへ、レシピを届けてきました。

久しぶりにレシピ考案の依頼をいただきました。熊本県のホテルが、このたびリニューアルオープン。そのデザートメニューのレシピを、という嬉しいお仕事です。

熊本といえば、柑橘の産地。その土地ならではの素材を活かしたデザートを、というご依頼でした。 完成したのは、「柑橘とホワイトチョコレートのタルト」です。 さくりとしたパートシュクレのリングに、ふんわりと焼き上げたアーモンドケーキ。その上に、なめらかなレモンカードをしのばせ、ホワイトチョコレートのガナッシュをモンテして絞ります。シロップにくぐらせた柑橘のセグメントを立体的にのせて、細く刻んだ柑橘の皮のコンフィをあしらい、フリーズドライパウダーとグリーンのハーブで仕上げました。 ひとつのタルトの中に、柑橘を何層にも重ねています。果肉の瑞々しさ、皮のほろ苦さ、レモンカードの酸味、ホワイトチョコレートのまろやかな甘さ。それぞれが引き立て合うように、配合と組み合わせを考えました。

レシピ考案で大切にしているのは、「ホテルのキッチンで、スタッフの方が安定して再現できること」です。 どれだけ美味しいレシピでも、作り手が変わるたびに仕上がりがばらついてしまっては意味がありません。工程の順番、温度の見極め、絞り方のコツ。そういった細かいところまで、できるだけ丁寧にレシピに落とし込みます。 試作は、家族が試食係です。「もう少し酸味が強い方が」「ガナッシュが重くない?」と、遠慮のない意見が飛んできます。何度も作り直して、ようやく「これは美味しい」と言ってもらえた一皿が、この写真のタルトです。

熊本のホテルに訪れた方に、この柑橘のタルトが届いていると思うと、とても嬉しくなります。

tiny kitchen MIYAZAKI宮崎県(菓子製造・販売)

製菓衛生師で調理師でもあるショコラティエの店主KAZUと申します。
日本では10年ほどシェフとして料理に携わり、後、6年間オーストラリアのレストランやホテルなどでシェフやパティシエとして働いていました。
2020年に宮崎県へ移住。
そこで、今までの経験を生かして、自然豊かな宮崎県の食材を使い、人が元気になるような健康志向のチョコレートをカカオ豆から作りたい、と思い、名前のとおり、小さな工房をセルフビルドで作り”カカオ+宮崎フレーバー”をコンセプトに日々研究しております。

Bean to Bar(豆から板チョコへ)とは、カカオ豆の仕入れから、焙煎、練り上げ、板チョコレートにするまでの全工程を、一つの工房が一貫して手掛ける製法のことです。

カカオの奥深い味わいの中に、宮﨑の農産物の豊かな香りと、生産者様への感謝と尊敬を込めて。チョコレートの新しい感動体験をお届けできますように。

どうぞ、ワインやコーヒーを味わうように、産地や製造工程に思いを馳せながら、この特別なBean to Barチョコレートで心豊かなひとときをお過ごしいただければ幸いです。

余計なものは一切使用せず、自然の恵みを加工し、皆様に喜んでいただけるよう日々精進して参ります。