おうちぱんR. BAKERYについて

地元神戸のお豆腐を使ったパンを作っている小さなパン屋です

昭和27年創業地元神戸の老舗とうふ店のとうふをパン生地に練りこんで作っています。 卵と乳製品もなるだけ使わないパンです。 パン生地の材料となる小麦粉、スペルト小麦粉、米粉、おからなど全て国産(可能な限り兵庫県産)。 なるだけ顔の見える方から仕入れています。

おとうふパンを作り始めたきっかけ

元々は発酵食品作りにはまったことでたどり着いたのがパン作りです。 コロナが流行る数年前に夫が糖尿病になったことがきっかけでした。 食品の表示に気をつけるようになり、案外食べられるものが少ないと気づきます。 それまでは、マーガリンはだめとか白砂糖はだめとか一般知識程度のことは気にかけていてもそこまで気にしていなかったのに… スーパーや大手メーカーのパンを買うのをやめて基本はパン屋で買うようになったのですが、たまにそういうパンを買うと、やっぱり美味しくないと強く感じるようになりました。 そしてパン作りの趣味をしていたことから、身体にいいパンを作れば夫もいっぱい食べられるのではないかと考えます。 やるならキチンとした作り方を覚えたいと思い、パン屋さんで働き始めてパン作りやお店運営について学びました。 その後、私自身も大病を患い、乳製品を制限する必要が出たことで、更に思いが強くなりました。 初めは豆乳を使っていたのですが、試作品づくりの最中に豆乳がなくなってしまいその時あったお豆腐を入れてみたら、もちふわ食感で美味しいパンができたので、それ以降お豆腐を使うようになりました。 できるだけ卵や乳製品を使わないようにしていたのですが、パン屋を初めてみたら、アレルギーなどでパンを食べられない人が多いことに驚きます。 そこから小麦粉も普通の小麦粉以外に、血糖値が上がりにくいとされるディンケル(スペルト)小麦を使ったり、米粉や低カロリー低糖質のおからパンも作り始めました。 小規模でやっていたのでマルシェなどにも出店し、そこで多くの出会いがあり、材料はできるだけ顔が見える人から素材を買うようにしています。

夢はアレルギーなどで食事制限がある方でも美味しく食べられるパン作り!

「身体にいいパンを作る」が私のパン作りの指針です。 カラダは口から入るものでできていると思うので、材料選びの時には必ずそれを念頭に置いて選ぶようにしています。 私たち夫婦のように食事制限がある方や、身体の弱い小さなお子様、ご高齢者にオススメしたいです。 環境面への配慮として、具材に使う材料の果物や野菜は可能な限り皮ごと使用し、お店オリジナルのエコバッグを作って推奨しています。 おとうふパンの開発にはたくさんの試行錯誤がありました。 特に米粉との配合が難しく、今でも日々美味しさの追求をしています。 なので、今でも形が変わったりします。 米粉100%のパンというのは意外に少なく、今は納得のいくおいしい米粉100%の食パンを完成させることが目標です。 神戸という土地柄もあるのか食パン好きな方が多く、要望が多いのでまずは食パン作りに励んでいます。 これからはもっと米粉パン、おからパンのバリエーションを増やし、どんな食事制限がある方でも美味しく食べれるパンを作りたいと考えています。