堂阪農園-plough-について

兵庫県猪名川町で自然に寄り添い、家族で営む小さな農園です

猪名川の源流、兵庫県猪名川町で小さな農園をほぼ家族で運営しています。 自然に寄り添いながら、人に優しい地球に優しい農業を目指して日々奮闘しています。 “plough”は、大地を耕すこと。土の様子を見ながら耕すことで、ちょっと先の未来が創造できる。 つながりができた皆様のちょっと先の未来が、大地からの贈り物でより豊かになるような食を提供したいという想いを込めています。 お送りする品は、うちの4人娘(中2〜5才)の審査が通ったものしか出しておりません。 冒頭の「ほぼ」と言うのは、私の教え子が休みのたびに一緒に農業をしています。そんな彼と共にチャレンジングな農業を実践しております。

自然栽培を始めた理由

私が農業を本格的に始めたのは2020年頃のことです。 私の実家は兼業農家を営んでおり、父方は兵庫県猪名川町の田畑で米や野菜を栽培、母方は北海道小清水町で乳牛の繁殖農家を営んでいました。幼少期から畑と牧草地で走り回る時代を過ごし、自然と農業の豊かさ素晴らしさを感じて育ちました。将来のキャリアを考えたときに、農業高校で臨時で働き、農業の楽しさと教育の素晴らしさに出会うことができました。 今は農業高校の農業教員をしながら兼業農家としてほぼ家族だけで実家とは別に自分の農園を営んでおります。 というのも、高校時代に「あなたは先生に向いてるかもね」と言われた恩師の耕作放棄地となっていた畑を継いでほしいという話を受け、実家とは別で無農薬・無化学肥料の麦の栽培を始めました。 よく麦茶に使われる六条大麦ではなく、ウイスキーなどにも使われる二条大麦の麦茶を作ってみたのですが、甘味があり子供たちからも評判! とても美味しい麦茶が出来上がったのです。

私の農業は、オーガニックを目指したというよりは、農薬や化学肥料を使わなくてもできるのではという挑戦です。 農薬は虫が増えるから農薬をかけるのではなく、そもそも虫が快適に過ごす環境と、雑草や昆虫等の生態系のバランスを見極めることで農薬や無理な肥料を使わずともうまいものが作れるはずだと思ったのがきっかけです。 であれば、虫により栽培作物が甚大な被害をうけないようにするにはどうしたら良いかを考える。 雑草が繁茂する時期を見極める、虫がバランスを取っている生態系のバランスと、作物がもともと持っているポテンシャルを考えて栽培すると無農薬でもできるということがわかりました。 草と作物は競争することで、生態系が本来持つ調整力と作物のもつ力を活かすことができる!と明確ではないですが、経験から理解することができつつあります(自然は奥が深い!神秘!)。 ただ、麦の収穫期になるとどうしても背の高い雑草が生えてきてしまいます。 それは手作業で分別する必要があるので、収穫後はせっせと子供たちと分別作業! 子供たちは、雑草のタネが、黒光していたり緑光していたりと宝石のようだと、一生懸命に瓶に集めています(私からすると畑に撒かないでね!と内心思っています)。 やっぱり手をかけると安心で楽しくておいしいものができるのですね。 こんな風に日々試行錯誤しながら農業を実践しております。 ぜひこの想いとともにおいしい麦茶をお楽しみいただけますと幸いです。

子供たちが憧れる農業を目指して

農業は儲からない、とよく聞きますよね。 私も学校で教えていますが、農業は非常に厳しい現実を知っています。 農業で食べていけて憧れるような仕事として農業を教えていきたい! とは思いつつも、 日頃から農業の価値や重要性を訴えていますが 収入が伴わないことに、自分として、生徒に農業という生業を進めることができておりません。 しかし、この麦は、私の教え子が一緒になって、互いの休みに栽培をしているものとなります。 その味や、価値を理解していただける方にお売りしたいという想いで、丁寧に栽培し、販売をさせていただいております。 その生徒は、農業好きな若者で、将来的には農業一本で、好きなことをして暮らしたいと言っており、彼の夢は、「大地を耕し、高層ビルの最上階に住む!」だそうです。 頼もしい限りです。 そのおかげで、私も仕事のかたわら、畑地のある家に生まれたこともあり、一緒に楽しくやっております。 実践を通して、農業の素晴らしさ、豊かさやたくさんの方を幸せにできることを子供たちに教えていきたいと思っています(私の方が子供らから、自然から多くを学んでいるのが現実ですが)。