図鑑などでよく目にする「昆虫が見ている世界」
昆虫は複眼だと言われています。
私の見ている世界と、だいぶ違う世界を見ています。
だからなのか、びっくりする現場を毎年目にします。
それがこちらです。
「え!なんで・・・」
おそらくネットの色だと思うのですが、通り抜けられずに
おなくなりになっています。
きっとスピードを緩めることなくネットに突進しています。
いやはや。
虫は人間と違い紫外線も見えています。
なので、色の世界が全く違います。
そんなことを知ったのは、今からまだわずか20年ほど前。子育てを始めた頃です。
子供がよく広げていた図鑑を横目で見ていた頃、
昆虫の見え方をしってか知らずか、種を残すための植物の天才さにも感動したのを覚えています。
(え!!昆虫ってこれ、真っ赤に見えてるん!)私のみている色の世界と全く違いますし
見慣れない色彩に、驚きました。
花が見せている美しさは、昆虫から見れば「わ〜綺麗✨」の向こう側の魅力なのです。
こんなことを見つけた人間も凄い。
生きていると(歳を重ねるごとに)、周りの全てが賢くて、知恵に溢れていて
感動することが増えて生きます。
よく昆虫に魅了される子供がいます。
確かに、昆虫の世界はレベルの違う奥深さが詰まっています。
そりゃ、ハマるさ。
時々、「人」が悩んでいる内容を(私も含め)文字にしてみます。
詰まらない。
その時間を、植物の生体や昆虫の羽のことや、心臓の作り、色、なんでもじっくり観察すると
この花はなぜその形なのか?
この虫はなぜその移動の仕方なのか?
なぜその色なのか?
人の詰まらない「悩み」が薄まります。
土を触る仕事をしていると、心があまり乱れないと感じるのは
こういう思考のせいかもしれません。
「なぜ私は、こうなのか?」
を思考しそうな時
その時に目に入った、草の葉の形がなぜそうなったのかに思いを馳せてみてはいかがでしょう?
側を歩くアリの足の構造を深く観察してみてはどうでしょうか?