生き物は病気と付き合いながら何世紀も命を繋いできています。
植物にも病気は沢山あります。
それらとどう対峙していくか。植物も色々知恵を働かせて生きています。
畑の果樹を観察しながら作業をするのですが
たまに「ひえ!」
と、ブッサイクな顔で雄叫びをあげることがあります。
それがカイガラムシ。
てんとう虫を小さく小さくしたような質感で虫ですがぞわぞわ這い回るわけでもなく
じっとぎゅっと枝にびっしりくっついているのです。
この見た目が私、生理的に全くもって苦手です。
あまり見ずに、指先で全部か枝についているカイガラムシを握りつぶしてしまわないと
目の奥がぞわぞわするのです。
でも結構硬いし、潰れません。
気持ち悪いのです。
じっと枝に寄生して樹液を吸って木を弱らせるのでますます嫌な虫です。
薬は使わないので、枝を切って焼却します。
枝を燃やす私は鬼の形相です笑。
蜘蛛の赤ちゃんが孵化しました。
私にはこちらはめちゃくちゃ愛おしいのです。
こんな小さいのに、生きていることに感動してしまいます。
蜘蛛の巣が風で揺れると、ほろほろほろっとたどたどしく赤ちゃん蜘蛛たちが動きます。
元気に大きくなるんだよ。
仏の形相。
いやはや、カイガラムシよごめんよ。