毎年、この時期になると『籾殻燻炭』をつくります。
籾殻燻炭とは、お米の外側の皮である籾殻をいぶして炭化させたものです。 秋に収穫したお米を籾摺りしたときに大量の籾殻ができるので、それを使ってつくります。
籾殻燻炭は無数の穴があいており、排水性・通気性が向上します。また、微生物の住処になることにより、微生物を増殖させる効果もあります。さらに、虫の忌避効果もあるため、無農薬栽培には重宝するアイテムです。
作り方ですが、 まずは、燻炭器といわれる煙突の中に枯れた草や枝を入れて燃やします。火がついたら燻炭器の上から籾殻を被せていきます。燻炭器に接しているところからいぶされていくので黒く炭化してきたら、外側の籾殻を上に上に被せていって、徐々に全体を炭化させていきます。
下の写真が作業スタート時点の様子です。 それから5〜6時間で上の写真の状態になるので、あとは、燻炭の山を崩してひろげ、水をかけて冷却したら完成です。
淡路島YASAIBAでは、苗を育てるときに使ったり、虫食いが多い小豆の栽培に利用しています。