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つくる人つくる想い

奈良の無農薬茶葉を粉末茶にしたお茶漬け【Su-balance】体に優しいヒトシナ

無農薬のお茶を粉末し厳選した素材で作る体に優しいお茶漬けを作る【Su-balance】栄養士の店主が考える健康を意識したレシピのお茶漬けを、奈良の小さな工房より丁寧に大切に手作りしてお届け。パッケージもきれいでプレゼントや内祝いなどにも喜ばれます。

2021年11月の下旬、奈良のブルーベリーを作る果樹園Deai orchardの戸澤さんと粉末茶のお茶漬けを作るSu-balanceの中西さんと会うことができました! この記事では、Su-balanceさんの工房へお邪魔し、どのように商品を作っているのか見学したときの様子をレポートしています。

下の写真は左がSu-balanceの中西さん、右がDeai orchardの戸澤さんです。

小さな部屋の一角で、お茶漬けの配合からパッケージに詰めて完成させるまでを全部手作業で行っています。 丁寧に健康に良い商品を作っている中西さん、思いを熱く語る姿とは裏腹にものすごく面白い方なのでぜひ皆さんにもこのお人柄が伝えたいと思います。 奈良のDeai orchardさんのところに行くのでSu-balanceさんの工房見学もお願いしたところ、一緒に畑に行ってみたいです!と言っていただき今回の訪問が実現。 Deai orchardの戸澤さんと近鉄奈良駅前で集合し、中西さんの車で工房に連れて行ってもらいました。

お茶目でとっても真面目で熱くて尊敬できる愛されキャラの中西さん

Su-balanceさんは2020年の夏にお問い合わせいただき、その年の秋にオープンしたショップさんです。 出店を進めていくうちに電話で説明したり相談を受けたりするうちに仲良くなりました! 電話で話すうちから少し抜けたところがあって可愛らしい人だとは思っていました。 実際会ってみると、より天然というか良い意味で抜けてる感じがとても親しみやすい人だとわかりました。笑 でも健康や商品への思いが熱く、どうやったら多くの人に届けられるのかビジネスについてもすごくよく考えていて尊敬です!

小さなアパートの一角にあるSu-balanceの工房

Su-balanceさんの工房は、中西さんのご自宅とは別に借りているアパートの一室です。 外観は昭和の風情ある年季の入ったアパートですが、食品を扱う工房なので中はきれいにされています。 Su-balanceは中西さんが一人で始めた事業で、自分のできる範囲でコンパクトに始めました。 キッチンスペースと作業部屋のシンプルな作りで、作業がしやすい環境です。

写真はキッチンスペースにあったお茶を粉末にする機械です。 お茶漬けの肝は、無農薬の茶葉の栄養を丸ごと摂取することなので、お茶の粉末には力を入れています。

カフェ営業からのお茶漬け作りで独立

中西さんは栃木出身で、奈良に嫁いで18年。 管理栄養士であり14年前からご夫婦で奈良駅前でカフェをしていました。 旦那さんは建装会社に勤めていて、将来は起業したいと考えていたそうです。 そして、たまたま駅前の良い場所に空き物件を見つけたことでたまたま持っていたクレープの機械を使ってクレープなどを出すカフェを始めました。 旦那さんが海外好きで、カフェは世界中の人が訪れるカフェだったそうです。 カフェ時代の話を聞いていると、すごく楽しそうな空間だと思いました。 そんな素敵なカフェを13年間続けていましたが、中西さんは粉末茶を使った食品の開発に目覚めていき、自分の事業に専念すべくSu-balanceとして独立をすることになったのです。

と、こう聞くとトントン拍子にものごとが進んだように見えますが、実はプライベートでもお子さんのアレルギー体質や離婚など苦悩もいろいろあったそう。。 それでも前進あるのみと明るく語る中西さん、本当に前向きで強い女性です。 今はお子さんも元気を取り戻し自分を持って目標に向かって頑張っていて、旦那さんとも円満離婚なのでご安心くださいとのこと。

お子さんのアレルギーをきっかけに作り始めた安心して食べられるお茶漬け

中西さんにはお子さんが二人いるのですが、下のお子さんにアレルギーがありました。 そのお子さんがお茶漬け大好き! 最初は市販品のお茶漬けの素を使ったお茶漬けを食べていたのですが、市販品はどうしても特定の原料だけを排除することはできません。 アレルギーとうまく付き合っていかないといけないとはいえ、大好きなお茶漬けをアレルギーの心配をせず思いっきり食べてもらいたい。 そんな思いでお茶漬けを作り始めたのがSu-balanceができるきっかけでした。

中西さんはもともと管理栄養士です。 食育に興味があったのでカフェでは食育講座もやっていました。 講座に参加する人は、基本的には食育に関心があり意識の高い人ばかりだったそう。 もっと普通のこととして多くの人に知ってほしいと言う思いから商品としてアピールしていこうと考えたのも、お茶漬けを販売するようになった理由です。

お茶漬けから健康に目を向けてもらえるように

お茶漬けが今のような形になるまでには、けっこうな時間がかかっています。 最初は缶に入れたパッケージで、これで良いかなという妥協で作っていたそうです。 とにかく思いが先行し、気持ちだけで作っていたため細かいところにまで気を配ることができていなかったそうです。 2012年から作り始めすぐにイベントで売ってみたもののほとんど売れず、知り合いから勧められた県の商談会に参加。 そして、東急ハンズで置いてもらったのが初のお店での販売だったそうですがそれもうまくいかず。。 そんな状況を受け止め、商品としてもビジネスとしての「形」もちゃんとしなければいけないと気づきました。

土台をしっかりしないといけないと気づいてからは、県の起業支援なども頼ってビジネスとして気持ちも新たに事業を進めることに。 奈良県の起業家支援を目的としたビジネス・インキュベータを利用し、1年間は事務所を借りて経営指導も受けながらビジネスについても学びました。 ちなみに、うまくいかなかった時代の痕跡が戒めとしてFBに残っているそう。

中西さんのご実家は婦人服製造業を営んでいました。 商売人の娘として育ったためか、商売感覚が身についていて一人の小さな商売でもビジネスとしての意識が強い! 中西さんのSu-balanceはビジネスとは言っても、儲けるためではなく健康を広めるための手段です。 どんなに良い商品でも知ってもらわなければ意味がないと、目標を大きく見据えています。

中西さんは良いことも悪いことも体験を糧に、反省と改善を繰り返す学ぶ意欲も高い努力の人です。 積極的に県の支援や愛されキャラとしての人脈を活かし、Su-balanceはどんどん成長しています。

「人に支えられているだけですよ」と語る中西さん

Su-balanceさんでは今は店主の中西さんと製造スタッフ1名で運営しています。 それまでは、パートさんは中西さんのママ友など、中西さんに共感して手伝ってくれていたそう。 本当にいつも助けられている、と中西さんはしみじみ語っていました。 中西さんの人徳ですね! 一人で悶々としていたのが、人に相談していくことによってどんどん事業が進んでいったそうです。 実は今回の訪問で、工房を後にするときに鍵をかけ忘れたり、車に財布を忘れたり、畑でこけたりと中西さんのとっても面白いお茶目なエピソードがあります。笑 でも本当に朗らかな人で、周りも放って置けないというかこの人に協力したいと思う魅力があります。 それはもちろん、中西さんが感謝を忘れず、今回の見学も快く受け入れてくれたように中西さんも人の役に立ちたいと考えているからですね。

今回Su-blnceさんの工房を見学し、しみじみと人の支えに感謝を語る中西さんの姿に私もなんだか胸が熱くなりました。 たべくらも生産者さん皆さんやお客さんに支えられているモールであり、このご縁を大切にしたい。 たべくらは忙しくて販売に手が回らない生産者さんの力になり、もっと多くの人に知って食べてもらえるよう頑張っていかなければ!

より早く、より丁寧に、より正確に作っていくための工夫

Su-balanceの最初は中西さんが一人で製造も何もかもを担っていました。 製造もパッケージングも全て手作業なため、どうやったらより早く正確に作ることができるのかを常に考えていた中西さん。 おいしさを作るためには、0.00gまでを計測する秤を使うので、手作業でもブレのない製造が大切です。 一つ一つの作業の効率化を図り、小さな工夫を重ねることでより早く、より丁寧に、より正確な商品が出来上がりました。

写真の作業風景から中西さんの工夫がわかるでしょうか。 道具も使い勝手を考え自作したり、パッケージに押す賞味期限のスタンプを押すだけの工程でも作業効率を上げる工夫がされています。 ここまで一連の作業を安定化させるまではとても大変だったそうです。 今は製造のスタッフさんが一人いるのですが、コツコツと積み重ねた作業のコツや手順をマニュアル化。 製造はスッタフさんにお任せして中西さんが営業を中心に行い、自分がいなくても回るような体制を作ることを目標としています。

奈良の素材にこだわった無添加のお茶漬けの素材について

Su-balaceさんの商品は、管理栄養士である中西さんが何度も試し厳選した安心安全な素材で作られています。 工房の地元奈良の素材にも着目! 最近では、★東京ギフトショーの奈良県の代表として選ばれ、県のブースに参加してきたそうです。 奈良県からも注目され、今年も躍進ですね! 実際にお茶漬けを詰める過程を見学させていただいたので、写真とともに一部をご紹介します。

お茶漬けの素材で一番大切な粉末茶

栄養満点の茶葉ごと食べられるように、無農薬で栽培された茶葉を粉末にしています。 お茶はたいてい茶葉から抽出して飲むと思いますが、実は茶葉には栄養がたっぷり入っているのに、茶葉で出すと成分の7割が残っているそうです。 茶葉は脂溶性のビタミン・ミネラル、食物繊維などの栄養成分が豊富なのです。 老化予防があるビタミンも入っているし美容や健康にも良いのにそんな茶葉を丸ごと摂らないなんてもったいない! 粉末茶でお茶を飲むメリットを自分だけが知っているのはもったいない! そんな気持ちから粉末茶の普及にも努め、奈良の県立大学にもっと知ってほしいと持ちかけたそうです。 ★奈良のお茶をPRする地域活性化にもなるため、大学生も交えて広めるための方法を模索しています。

Su-balanさんで扱うのは無農薬で育てたお茶だから、粉末にすることで安心して茶葉の栄養を丸ごと食べることができます。 ブレンドは中西さんが行うものの、いずれは粉末は作業効率を考えて外注をしたいと考えているそう。 お茶漬けではなく、粉末茶のみ商品もあります。 お茶なのでより気軽に飲めますね。 いつものお茶を栄養たっぷりの粉末茶にしてみるのもおすすめです。

奈良県の月ヶ瀬の原木しいたけでなければだめ!

他のしいたけでも色々と試行錯誤を繰り返した結果、 しいたけは丸いものを手でちぎって使います。 硬くなった感想しいたけを手でちぎる、この作業がなかなか大変で手がかなり痛くなってしまうそう。 でも、手でちぎるからこそしいたけの食感や旨みや香りがより良く出るのです。

昆布おじさんの昆布

昆布を見つけるまでは相当な時間がかかそうです。 「昆布は昆布おじさんの昆布なんです!」と朗らかに話してくれた中西さん、無知なもので私は昆布おじさんを知らずそのワードに驚いてしまいました。 聞いてみると、昆布おじさんと言うのは大阪で昆布革命という昆布屋さんの代表である喜多條清光氏のこと。 昆布をこよなく愛するおじさんであることから昆布おじさんの愛称で親しまれています。 その昆布おじさんのだしの講座で知って中西さんのお茶漬けに取り入れました!

焼いていない生海苔

お茶漬けに欠かせない海苔もいろいろと試してみたそうです。 あおさも使ってみましたが、癖があってお茶漬けには合わなかったとか。 中西さんが目指すお茶漬けには、旨味と食感の良い生海苔(ばら海苔)がぴったりでした。 焼いた板海苔は海苔を細かくしてから板状にしたものなので細胞が壊れてしまうのですが、生海苔はそのまま乾燥させているので食感が良く旨味が豊富です。

Su-balanceさんのお茶漬けを食べて、健康を意識していただけると嬉しいです!

今回Su-blnceさんの工房を見学し、中西さんの思いを直接伺うことができてよかったです。 やはり直接作る人の思いを聞くというのは気持ちが伝わりますね。 お茶漬けのきれいなパッケージを見てクールな商品と思っていましたが、中西さんの健康への思いはもちろん苦労や工夫がたくさん詰まった熱い商品だと実感です。 中西さんの強さはもちろん、とてもお茶目な人とわかったのでますます商品に愛着が湧きます。 Su-blnceさんのお茶漬けは、健康に気を使う方はもちろん、健康を送るギフトにもぴったりな商品です。 お茶漬けの素3種は送料無料のお試しセットもあるので気軽に注文できますよ! ぜひお茶漬けを手に取って食べてみてくださいね。


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