母の日

つくる人つくる想い

コラム
酷暑の夏を乗り越えた、力強い棚田のお米です。
2023/08/31
酷暑の夏を乗り越えた、力強い棚田のお米です。
「ここまでの渇水は初めて経験しました。」 と、里山BOTANICALの松浦さん。 新潟県上越市の棚田でのお米づくり。 雨の降らない過酷な夏でしたが、寒暖差がもたらす朝露や、豊富な雪解け水を利用した用水で、今年のお米も順調とのこと! 改めて、山が育む水のありがたさや環境の良さを実感したのだとか。 とはいえ、中には軽トラで水を何度も運ぶ田んぼもあったりと、相当ご苦労された夏だったようです。 「この日照りの中で頑張って育った力強いお米です。」 今年の厳しい夏を乗り越えた、自然の底力みなぎるお米。 食べた人にも間違いなくパワーをくれそうですね。 そんな里山BOTANICALさんは農薬・化学肥料を使用せず、自然の本来持っている力、土壌の力を引き出すお米づくりをされています。 美しい棚田にはホタルやめずらしい生き物が多く生息し、年々生態系が豊かになっていると感じるそう。 未来に残したい風景を大切に育む、そんな棚田のお米です。 ↑県外からわざわざ見にくる方もいたという、準絶滅危惧種の「コオイムシ」。 今年は生き物調査も行われたのだとか。 環境の素晴らしさが伝わってきますね。松浦さんに、どんな食べ方がおすすめですか?とお聞きしたところ、 「お米だけで食べるのがおいしいです。」 と即答。 飾らない自信を感じた瞬間でした。 「おかずなしでも美味しいんです。まずはお米の瑞々しさとふわっと立つ風味を楽しんでみてください。」 コシヒカリは10月初旬から販売予定とのこと! 是非ともご予約を!
お米も雑穀たちも順調です!
2023/08/30
お米も雑穀たちも順調です!
「台風などの被害を受けることなく、お陰様で順調です!」 今年はお米の栽培面積を増やしたという、ろのわさん。 熊本県菊池市旭志麓周辺の部落では、農家が高齢化しお米造りを続けられないので、管理してほしいという声が。 「なんとか応えたい」とお受けしたものの、苗・お水の管理が追いつかず、種まきし直した場所もあるとのこと。 そんな苦労も乗り越え、田んぼではお米、畑では雑穀たちが、すくすくと育っているようです。 10月下旬、ちょうどお米と同じ頃に、雑穀も収穫時期を迎えます。 「お米も楽しんで頂きたいですが、雑穀も是非ご一緒に」 とろのわさん。 体の調子を整える嬉しい効果と、食感も楽しい個性豊かな雑穀たち。 ミックスと単品があり、豊富なラインナップ。 初めての方には、ミックスタイプの「十穀豊穣」がおすすめだそうです。 その中からお好みの雑穀を見つけてみるのも楽しそうですね。 今年の夏は本当に厳しい暑さですね。 夏バテぎみで食欲がない時や、お腹の調子がイマイチな時は腸内環境を整える、もち粟や押し麦などがおすすめとのこと。 いよいよ、食べ物がおいしい実りの季節。 毎日食べたいごはんに、雑穀で彩りと栄養をプラス。 是非お気に入りを見つけて、楽しんでくださいね!
奈良吉野の山で父のブルーベリー畑を守る【Deai orchaed】無農薬完熟ブルーベリー
2022/05/25
奈良吉野の山で父のブルーベリー畑を守る【Deai orchaed】無農薬完熟ブルーベリー
本格的な冬を目の前に紅葉の終わりかけに奈良県は吉野の山にある果樹園Deai orchardさんのブルーベリー畑を訪問してきました! 奈良に工房を構える無添加お茶漬けを作るSu-balanceの中西さんも一緒です。 Su-balanceさんの記事はこちらをご覧ください。 https://taberutokurasuto.com/columns/report/subalance202112/店主の戸澤さんと中西さんとは近鉄奈良駅で待ち合わせ、吉野のご実家から畑までは果樹園を手伝っていてロゴのデザインなどを手がけた妹さんも一緒にご案内いただきました。 Deai orchardさんでは、通年で完熟ブルーベリージャムを、夏は無農薬・無化学肥料のブルーベリーをはじめシャインマスカットやクイーンニーナなどのぶどうを、秋には銀杏などを販売しています。 丁寧で温かみのあるパッケージで、奈良の贈り物としてもとても喜ばれる逸品です。Deai orchardさんは、私にとってはとても思い入れの強いショップさんです。 私がたべくらの出店案内に慣れてきた頃、出店についてご相談いただきました。 右も左もよく分からない中お父さんの農園を継いで、ネット販売は初めてですが私にもできるでしょうか?というようなお問い合わせです。 すごく想いのこもった言葉で綴られた文章で、この人の力になりたいと素直に応援したくなったのをよく覚えています。 奈良県は吉野の山奥で高齢の父と母が20年以上 土、水を大事に誠実に作り続けているブルーベリーの 完熟したものだけで作り続けているジャムです。 とてつもなく、手間をかけているので本当に美味しいジャムですが、近所の道の駅で売るぐらいしか手段がありませんでした。 口コミでお客さんが買ってくれるのでよく売れています。 ところが去年父が「体がきつくなってきた。」と弱音を口にしました。とても辛抱強い父の漏らした言葉に娘の私達は衝撃を受けました。 三姉妹の私達は、こんな美味しいジャムを終わらせてよいのかと話し合いました。 まだ下は2歳上は18歳の子どもをそれぞれ抱えている母の役目もある為、安易に両親を手伝うことは難しい状況です。 けれど、両親と暮らす96歳のおばあちゃん(随分色々なコトが分からなくなってきているのですが)が「美味しいなぁ。美味しいなぁ。」と朝ごはんでヨーグルトにジャムを入れて食べながらニコニコしている顔を見たりすると、やっぱり受け継いで行こう!と。私は長女で子ども達も高校生ですから、まず私が見習いでブルーベリーを育てるところから勉強しています。ジャムにする為の実は甘さがピークを迎えたものを厳選したり、父と母の長年の研究が色々あります。水も山の湧き水を使っています。 ホームページを見せて頂き、こんな気持ちでお商売されている方のお店と繋がれたらと勇み足でご連絡しております。 長々と失礼致しました。 - Deai orchardさんの初回お問い合わせより -このお問い合わせから始まり、電話連絡で何度もお話をしながらゆっくりじっくりと時間をかけてショップオープンまで一緒にやってきました。 ロゴ作りからパッケージ作りなどショップとしてのブランド作りから見守ってきたショップさんです。 見守っていただけですがいろいろとお話を聞いていたので、商品を販売できる形になったときは感動しました!Deai orchardの果樹園を継ぐ前、戸澤さんはご一家で4年間ニュージーランドに住んでいたそうです。 この話は前にもちらっと伺っていたのですが、すごく気になっていたので今回はじっくり伺ってみました!なんと、ニュージーランドは旅行で気に入って移住を決めたのだそうで、なかなかすごい数年間だったようです。笑 キャンピングカーで2週間ほどニュージランド旅行をしていた時に、子供たちを伸び伸びさせたいということから移住を決意! 旦那さんは奥様の願いをかなえるべく移住の準備に取り掛かりニュージーランドの暮らしが始まります。 と言っても、まずはキャラバンを購入して愛犬のラブラドールも一緒に南島から北島を周り、住む場所探しから始めました。 そのためお子さんたちは3〜4ヶ月学校に行っていないとか。 そして旅の途中で愛犬は老犬だったために、真っ白な砂の海岸にあるキャンプ場で生涯を閉じました。と、なんやかんやの旅路の末、ガルハーバーという港町に住むことになりました。 両隣はヨットを持っているおじいちゃんおばあちゃんで、家族でヨットで何年も世界の海を航海しながら過ごした経験などを聞き、日本ではなかなか巡り合えない経験を持つ人々との出会いは家族にとって視野を広めていくきっかけになったといいます。 そんな移住生活も息子さんが15歳の時に終焉を迎えます。 高校生になる前、戸澤さんは息子さん自身に今後どういう生き方をしたいか真剣に考えさせて希望を聞きました。 息子さんの答えは、日本の高校で勉強をしたいということで、次は帰国することとなったのでした。 戸澤さんは破天荒ながらも気風の良さというか、何でも人生を楽しんでいるようなめっちゃ(関西風)明るい人です! それが果樹園や作るものにも表れいて、豪快だけど雑ではない、丁寧に信念やこだわりを持っているのがわかると思います。戸澤さんは三姉妹の長女で、次女の妹さんと一緒にDeai orchardを継いで頑張っています。 果樹園を案内してもらいながら、戸澤さんと次女の妹さんからお父さんへの思いも伺いました。 最初、「Deai」は出会いという意味かと思っていたのですが、戸澤さんのお父さんである出合さんの畑だからDeai(出合)orchard(果樹畑)。 でもmeetの意味の出会いの素晴らしさも感じているので、すごく良い名前だなと思います。Deai orchardさんのブルーベリー畑は代々お米を作っていた棚田です。 農薬や化学肥料を使わずに、本当に丁寧に丁寧に愛情を込めて育てました。 柿の山もあったのですが、おじいさんが年をとってもう面倒が見切れないということで一部はおじいさんとお父さんが泣く泣く切って木を植え山に戻したそうです。 その時、三姉妹は「もうお父さんにこんなさみしい思いはさせない」と強く思いました。 だから、丹精込めて育てたブルーベリー畑はやめるわけにはいかないと三姉妹の気持ちが一致して継承しています。戸澤さんの旦那さんも一緒に果樹園をやっています。 帰国後、たまたま戸澤さんのお父さんのブルーベリー畑を手伝ったことがきっかけで、植物の世界の奥深さが初体験だったようで、果樹園を始めることとなりました。 旦那さんは、ブルーベリーだけでなく無農薬のぶどうも担当して育てています。 ぶどうの販売にあたって戸澤さんのお話しを聞いていて、どうやら旦那さんはとてつもなく研究熱心な方であっという間に書棚に収まり切れない量の参考文献や関連書籍であふれかえったといいます。 すでにだれよりも知識は深く広くなっていて、そこに現場経験を積んでいる最中なんだとか。 農薬や化学肥料を使わないぶどうの栽培は本当に大変なことです。 加えて、動物たちによる被害もあるので、全く気が抜けません。 昨年は農薬・化学肥料不使用のぶどうはごくわずかしかとれなかったのですが、今後はもっと増えそうです。 今年のぶどうも楽しみですね!### 特別栽培とは 特別栽培は、農薬の散布回数や化学肥料の量が各都道府県の慣行栽培(一般的な農薬・化学肥料を使う栽培方法)の基準の半分以下の使用量で認定されます。 産地によって基準が定められているのですが、認定を受けるのも難しいのが特別栽培です。 たべるとくらすとは、基本的に生鮮品は農薬・化学肥料不使用を掲げているのですが、特別栽培以下の量の農薬・化学肥料の果物など一部は販売をしていただいています。 ぶどうは、細かく品種を分けていたり、路地とハウスで違ったり、各地域によって基準がバラバラです。 Deai orchardさんのお話を聞いて是非ぶどうも応援したいと考えたのですが、Deai orchardさんが作る品種のぶどうは奈良県では認定がありませんでした。 そこで、奈良県やその地域の指定する特別栽培のぶどうについて問い合わせて回り、結果、似たような環境の地域の基準値を参考値としています。 詳しくはDeai orchardさんのぶどうのページをご覧ください。 https://taberutokurasuto.com/shop/deaiorchard/item/210730161917006/Deai orchardさんのブルーベリージャムはとっても素敵なパッケージで、姉妹でデザインして一つ一つ丁寧に梱包されてお届けしています。 まだまだお金もかけられないので、消しゴムはんこや、手書きのものを使っているのだそう。 本当に手をかけて大切に育てた無農薬のブルーベリー、完熟具合を見極めてたっぷり甘味を蓄えた実だけを摘み取り、ジャムに仕立てます。 丁寧な仕事をするためにも、一度に作る量はとてもわずかです。 調理場からはモーツアルトのピアノ協奏曲がずっと流れています。 ブルーベリーが心地よくジャムにかわっていくような気がするとかしないとか。 戸澤さんがモーツアルトが好きなだけなんだそうですが・・・。 ジャムの原材料は完熟ブルーベリー、オーガニックの砂糖、レモン果汁のみ。 その秘密の配合は改良に改良を重ねた研究の賜物です。そんな大切に育てられたジャムは、ひとつひとつ丁寧に手作業でパッケージに包まれます。 瓶に巻かれたリボンは、奈良は吉野の山の檜と杉をカンナで引いた物です。 このカンナくずはすぐに使えるわけではなく、何度もアイロンをかけ、結ぶ時は折れないように神経を使いながら一つずつ丁寧に結びます。 箱の中の緩衝材もこのカンナくずです。 水に濡らすと木の良い香りがするので、ぜひこの香りもお楽しみください。ギフト用には奈良の1300年の伝統「吉野手漉き和紙」をのし紙にしています。 六代目 福西正行さんが江戸時代から続く技術を伝承したとても貴重な和紙です。 のし紙につける小さなあわびは、戸澤さんのお手製! 爪楊枝を使って可愛らしいあわびを器用に仕上げています。 和紙やあわびもぜひ本のしおりや絵手紙に再利用して、こちらも最後までお楽しみいただけると嬉しいです。たべくらのユーザーさんは、環境への意識が高い方が多いので、もしかしたら少し過剰梱包なのでは?と思われるかもしれません。 Deai orchardさんでもできるだけプラスチックは使わず、カンナくずも奈良の資源を再利用してます。 これだけ丁寧に梱包するのは、ブルーベリーを育てるところから手塩にかけたジャムだから、嫁に出すつもりでいるとのこと。 Deai orchardの商品は、全部がDeai orchardからお客様への贈り物、とういう気持ちで商品を皆様のもとへ送り出しています。戸澤さんからブルーベリー畑のある場所は、まるでポツンと一軒家(所さんと林修先生のテレビ番組)のような道を通りますよとよく聞いていました。 商品説明のところにもそう書いていて、どんな道だろうと気になっていたのですが、今回ついにその畑を見学させていただきました!戸澤さんのご実家がある吉野は本当に山の集落にあります。 今では限界集落となってしまったようで、ブルーベリー畑を継いだ戸澤さんが一番の若者だそう。 家までも細い道でしたが、畑への実は更に細い山道でした。 戸澤さんは運転に自信がないということで、まずは戸澤さんのご実家に行き、ここで次女の妹さんが登場! 妹さんの車に乗り換えて家の前の急な坂道をすごい速さでバックで登り、頭を進行方向に向けて出発です。話には聞いていましたが、車一台が通れるくらいの本当に細い山道で驚きました! 私は温泉や登山でよく山に行きますが、そういう道とはまた違う、落ちたらどうなるんだろうという恐怖感がありました。。笑 山道の先には戸澤さんのブルーベリー畑の他にも近所の方の野菜畑などもあるようで、この道は日常使いされているよう。 すれ違うこともありそうですが、どうやっているのか心配になりました。畑への入り口には、畑の手前には獣が入れないよう獣害対策をしています。 戸澤さんが寄せてくれて、車を止めていざ柵の中へ。 毎回この柵や網を寄せて作業の荷物を持って出入りする、なかなか大変だと思いました。Deai orchardさんのブルーベリー畑まで行く前には他の方の畑があります。 そう遠くもない距離ですが、畑のすぐ横に車をつけることができないので、収穫時期など荷物運びが大変そうでした。ブルーベリー畑も鳥獣対策の柵やネットが張り巡らされています。 山奥なので、獣害対策は本当に大変で、毎年とてつもなく悩まされるそう。 動物たちも甘くておいしいブルーベリーがそこにあるなら食べたいですよね。 収穫期は動物たちと戸澤さんの熾烈な戦いが繰り広げられています。ブルーベリー畑は斜面になっていて、日光がよく当たります。 柵を潜って畑に入るにも段差があり少し急坂になっていました。 平坦じゃないのでやはり資材を持っていたり収穫をしていたり、ここを歩き回るとけっこうな体力筋力がつきそう。 本当に大変なところで毎日作業をしているのだなと実感しました。畑に入るとき、足元気をつけてくださいね〜と声かけていただいたのですが、中西さんがは〜いと答えた瞬間、こけました。笑 すごいコントみたいな状況で、本当に中西さんは面白い!いいキャラしてます! 中西さんは、真面目で研究者のようにお茶やお茶漬けについて熱く語る人であると同時に、実は良い意味で抜けていてほんわかとしたお茶目な人です。 この出来事でもすごく良いキャラクターをしているということが良くわかりました。 Su-balance中西さんの工房を見学させていただいた記事もぜひご覧ください。 https://taberutokurasuto.com/columns/report/subalance202112/ブルーベリーの木は落葉してきているのですが、干からびた実がまだ残っていました。 戸澤さんが食べられますよ〜と言うので、中西さんと一緒に食べてみましたが…やはりちゃんと夏に訪れたいですね。笑 干からびたブルーベリーは戸澤さんのトラップでした。笑見学に行ったのは12月初めだったので、ブルーベリー畑は間も無く本格的な冬を迎えようとしていました。 まだ緑色の葉っぱの木もあるものの、ほとんどの木は紅葉して真っ赤に。 空が晴れていたこともあり、吉野の山のブルーベリーの紅葉はとてもきれいでした!ブルーベリーの木は種類や植えた時期がいろいろと異なります。 お父さんが植えた立派に育った木もあれば、最近植えたばかりで成長中の木も。 ブルーベリーは植えてから植えてから実がとれるようになるまで数年かかるので、それまで大切に育てています。畑を一周皆で歩いたのですが、最後の方で中西さんがまたやらかしてくれました。笑 木の枝が蔓のように生い茂っているところを歩いてきてしまい、うまく抜けられずバタバタしていました。 今回の畑見学は、中西さんのおかげでより楽しい畑見学になりました!戸澤さんのご実家にも再度寄って、お父さんにもお会いすることができました。 昔気質な頑固なお父さんだと伺っていましたが、素朴で人が良さそうな方です。 今でも戸澤さんたちと一緒に畑をやっています。 吉野川を眼下に見下ろす家も立派すぎてびっくりしましたが、本当にすごく素敵なご家族だなあと思います。お昼には少し遅くなってしまいましたが、戸澤さんおすすめの吉野の山のそばを食べに行きました。 日はだいぶ傾いていましたが、とても綺麗な長めの吉野川を見ながら吉野の山の観光エリアへ。行ったお蕎麦屋さんは、戸澤さんの妹さんのママ友がやっている手打ちそば「矢的庵」さんです。 吉野の山の観光地の中でも特に奥にある上千本エリアのその奥の方にあります。 世界遺産吉野山の名水と八ヶ岳産の蕎麦粉で手打ちする、吉野で有名なお店だそう! 吉野は初めて訪れたのですが、そんな良いお店で食べられるとは!手書きのメニューが味があってもうおいしそう。雰囲気ありますよね。私が頼んだのは田舎ざるそばと季節の天ぷら。 蕎麦の実の皮の黒い部分も粉にした9割蕎麦です。そしてだし巻玉子も頼んで3人で分けました。 お蕎麦屋さんのだし巻き、メニューで見たら食べたくなりますよね! もちろん頼んで正解です。食後に蕎麦団子も食べました。 畑を見て山を見て川を見て蕎麦も食べて、吉野を堪能することができました!お支払い時、中西さんはSu-balance工房を慌てて出てきたため、ご自分の車に財布を忘れたことに気づきます。笑 ここは戸澤さんが立て替えて、中西さんはLINE Payで戸澤さんにお返ししたのでした。 山の中でもスマホ決済や送金ができる、世の中便利になりましたね。 そんな世界で、手作りで大切に物づくりをするお二人やたべるとくらすとのショップさんたち、とても素敵だなとしみじみ思います。 こんなに面白い中西さんと破天荒な戸澤さん、こんな面白い出会いで2つのショップさんの繋がりが生まれました。 中西さんは戸澤さんよりは少しビジネスとしては先輩で、とても熱心でいろいろな情報も知っているので、戸澤さんの刺激となったようです。 より面白い化学反応が起こることを期待しています! そして帰りは吉野の山の綺麗な夕焼けを見て、(中西さんは疲れて眠っていました。。笑)冬のイルミネーションで飾られた法隆寺駅前で解散です。 柿と銀杏、ブルーベリージャムをお土産にいただきました! 戸澤さんは何かあるたびにいつも私にもジャムを送ってくださるのですが、今回もたくさん本当にありがとうございます!戸澤さんと妹さんとお父さん、中西さんのおかげで本当に今回の奈良は最高な時間となりました! 今度は夏にもお手伝いに(なるかわかりませんが)行きたいと思います。 こんな素敵なところで、破天荒な戸澤さんとそのご家族皆で愛情たっぷりに育てたブルーベリー。 もっと多くの方に知って食べていただきたいと強く思いました。 これからも進化し続けるDeai orchardさんに注目です!【Deai ochard】商品一覧はこちら
奈良の無農薬茶葉を粉末茶にしたお茶漬け【Su-balance】体に優しいヒトシナ
2022/03/28
奈良の無農薬茶葉を粉末茶にしたお茶漬け【Su-balance】体に優しいヒトシナ
2021年11月の下旬、奈良のブルーベリーを作る果樹園Deai orchardの戸澤さんと粉末茶のお茶漬けを作るSu-balanceの中西さんと会うことができました! この記事では、Su-balanceさんの工房へお邪魔し、どのように商品を作っているのか見学したときの様子をレポートしています。 下の写真は左がSu-balanceの中西さん、右がDeai orchardの戸澤さんです。小さな部屋の一角で、お茶漬けの配合からパッケージに詰めて完成させるまでを全部手作業で行っています。 丁寧に健康に良い商品を作っている中西さん、思いを熱く語る姿とは裏腹にものすごく面白い方なのでぜひ皆さんにもこのお人柄が伝えたいと思います。 奈良のDeai orchardさんのところに行くのでSu-balanceさんの工房見学もお願いしたところ、一緒に畑に行ってみたいです!と言っていただき今回の訪問が実現。 Deai orchardの戸澤さんと近鉄奈良駅前で集合し、中西さんの車で工房に連れて行ってもらいました。Su-balanceさんは2020年の夏にお問い合わせいただき、その年の秋にオープンしたショップさんです。 出店を進めていくうちに電話で説明したり相談を受けたりするうちに仲良くなりました! 電話で話すうちから少し抜けたところがあって可愛らしい人だとは思っていました。 実際会ってみると、より天然というか良い意味で抜けてる感じがとても親しみやすい人だとわかりました。笑 でも健康や商品への思いが熱く、どうやったら多くの人に届けられるのかビジネスについてもすごくよく考えていて尊敬です!Su-balanceさんの工房は、中西さんのご自宅とは別に借りているアパートの一室です。 外観は昭和の風情ある年季の入ったアパートですが、食品を扱う工房なので中はきれいにされています。 Su-balanceは中西さんが一人で始めた事業で、自分のできる範囲でコンパクトに始めました。 キッチンスペースと作業部屋のシンプルな作りで、作業がしやすい環境です。写真はキッチンスペースにあったお茶を粉末にする機械です。 お茶漬けの肝は、無農薬の茶葉の栄養を丸ごと摂取することなので、お茶の粉末には力を入れています。中西さんは栃木出身で、奈良に嫁いで18年。 管理栄養士であり14年前からご夫婦で奈良駅前でカフェをしていました。 旦那さんは建装会社に勤めていて、将来は起業したいと考えていたそうです。 そして、たまたま駅前の良い場所に空き物件を見つけたことでたまたま持っていたクレープの機械を使ってクレープなどを出すカフェを始めました。 旦那さんが海外好きで、カフェは世界中の人が訪れるカフェだったそうです。 カフェ時代の話を聞いていると、すごく楽しそうな空間だと思いました。 そんな素敵なカフェを13年間続けていましたが、中西さんは粉末茶を使った食品の開発に目覚めていき、自分の事業に専念すべくSu-balanceとして独立をすることになったのです。 と、こう聞くとトントン拍子にものごとが進んだように見えますが、実はプライベートでもお子さんのアレルギー体質や離婚など苦悩もいろいろあったそう。。 それでも前進あるのみと明るく語る中西さん、本当に前向きで強い女性です。 今はお子さんも元気を取り戻し自分を持って目標に向かって頑張っていて、旦那さんとも円満離婚なのでご安心くださいとのこと。中西さんにはお子さんが二人いるのですが、下のお子さんにアレルギーがありました。 そのお子さんがお茶漬け大好き! 最初は市販品のお茶漬けの素を使ったお茶漬けを食べていたのですが、市販品はどうしても特定の原料だけを排除することはできません。 アレルギーとうまく付き合っていかないといけないとはいえ、大好きなお茶漬けをアレルギーの心配をせず思いっきり食べてもらいたい。 そんな思いでお茶漬けを作り始めたのがSu-balanceができるきっかけでした。 中西さんはもともと管理栄養士です。 食育に興味があったのでカフェでは食育講座もやっていました。 講座に参加する人は、基本的には食育に関心があり意識の高い人ばかりだったそう。 もっと普通のこととして多くの人に知ってほしいと言う思いから商品としてアピールしていこうと考えたのも、お茶漬けを販売するようになった理由です。お茶漬けが今のような形になるまでには、けっこうな時間がかかっています。 最初は缶に入れたパッケージで、これで良いかなという妥協で作っていたそうです。 とにかく思いが先行し、気持ちだけで作っていたため細かいところにまで気を配ることができていなかったそうです。 2012年から作り始めすぐにイベントで売ってみたもののほとんど売れず、知り合いから勧められた県の商談会に参加。 そして、東急ハンズで置いてもらったのが初のお店での販売だったそうですがそれもうまくいかず。。 そんな状況を受け止め、商品としてもビジネスとしての「形」もちゃんとしなければいけないと気づきました。 土台をしっかりしないといけないと気づいてからは、県の起業支援なども頼ってビジネスとして気持ちも新たに事業を進めることに。 奈良県の起業家支援を目的としたビジネス・インキュベータを利用し、1年間は事務所を借りて経営指導も受けながらビジネスについても学びました。 ちなみに、うまくいかなかった時代の痕跡が戒めとしてFBに残っているそう。 中西さんのご実家は婦人服製造業を営んでいました。 商売人の娘として育ったためか、商売感覚が身についていて一人の小さな商売でもビジネスとしての意識が強い! 中西さんのSu-balanceはビジネスとは言っても、儲けるためではなく健康を広めるための手段です。 どんなに良い商品でも知ってもらわなければ意味がないと、目標を大きく見据えています。 中西さんは良いことも悪いことも体験を糧に、反省と改善を繰り返す学ぶ意欲も高い努力の人です。 積極的に県の支援や愛されキャラとしての人脈を活かし、Su-balanceはどんどん成長しています。Su-balanceさんでは今は店主の中西さんと製造スタッフ1名で運営しています。 それまでは、パートさんは中西さんのママ友など、中西さんに共感して手伝ってくれていたそう。 本当にいつも助けられている、と中西さんはしみじみ語っていました。 中西さんの人徳ですね! 一人で悶々としていたのが、人に相談していくことによってどんどん事業が進んでいったそうです。 実は今回の訪問で、工房を後にするときに鍵をかけ忘れたり、車に財布を忘れたり、畑でこけたりと中西さんのとっても面白いお茶目なエピソードがあります。笑 でも本当に朗らかな人で、周りも放って置けないというかこの人に協力したいと思う魅力があります。 それはもちろん、中西さんが感謝を忘れず、今回の見学も快く受け入れてくれたように中西さんも人の役に立ちたいと考えているからですね。 今回Su-blnceさんの工房を見学し、しみじみと人の支えに感謝を語る中西さんの姿に私もなんだか胸が熱くなりました。 たべくらも生産者さん皆さんやお客さんに支えられているモールであり、このご縁を大切にしたい。 たべくらは忙しくて販売に手が回らない生産者さんの力になり、もっと多くの人に知って食べてもらえるよう頑張っていかなければ!Su-balanceの最初は中西さんが一人で製造も何もかもを担っていました。 製造もパッケージングも全て手作業なため、どうやったらより早く正確に作ることができるのかを常に考えていた中西さん。 おいしさを作るためには、0.00gまでを計測する秤を使うので、手作業でもブレのない製造が大切です。 一つ一つの作業の効率化を図り、小さな工夫を重ねることでより早く、より丁寧に、より正確な商品が出来上がりました。写真の作業風景から中西さんの工夫がわかるでしょうか。 道具も使い勝手を考え自作したり、パッケージに押す賞味期限のスタンプを押すだけの工程でも作業効率を上げる工夫がされています。 ここまで一連の作業を安定化させるまではとても大変だったそうです。 今は製造のスタッフさんが一人いるのですが、コツコツと積み重ねた作業のコツや手順をマニュアル化。 製造はスッタフさんにお任せして中西さんが営業を中心に行い、自分がいなくても回るような体制を作ることを目標としています。Su-balaceさんの商品は、管理栄養士である中西さんが何度も試し厳選した安心安全な素材で作られています。 工房の地元奈良の素材にも着目! 最近では、★東京ギフトショーの奈良県の代表として選ばれ、県のブースに参加してきたそうです。 奈良県からも注目され、今年も躍進ですね! 実際にお茶漬けを詰める過程を見学させていただいたので、写真とともに一部をご紹介します。### お茶漬けの素材で一番大切な粉末茶 栄養満点の茶葉ごと食べられるように、無農薬で栽培された茶葉を粉末にしています。 お茶はたいてい茶葉から抽出して飲むと思いますが、実は茶葉には栄養がたっぷり入っているのに、茶葉で出すと成分の7割が残っているそうです。 茶葉は脂溶性のビタミン・ミネラル、食物繊維などの栄養成分が豊富なのです。 老化予防があるビタミンも入っているし美容や健康にも良いのにそんな茶葉を丸ごと摂らないなんてもったいない! 粉末茶でお茶を飲むメリットを自分だけが知っているのはもったいない! そんな気持ちから粉末茶の普及にも努め、奈良の県立大学にもっと知ってほしいと持ちかけたそうです。 ★奈良のお茶をPRする地域活性化にもなるため、大学生も交えて広めるための方法を模索しています。Su-balanさんで扱うのは無農薬で育てたお茶だから、粉末にすることで安心して茶葉の栄養を丸ごと食べることができます。 ブレンドは中西さんが行うものの、いずれは粉末は作業効率を考えて外注をしたいと考えているそう。 お茶漬けではなく、粉末茶のみ商品もあります。 お茶なのでより気軽に飲めますね。 いつものお茶を栄養たっぷりの粉末茶にしてみるのもおすすめです。### 奈良県の月ヶ瀬の原木しいたけでなければだめ! 他のしいたけでも色々と試行錯誤を繰り返した結果、 しいたけは丸いものを手でちぎって使います。 硬くなった感想しいたけを手でちぎる、この作業がなかなか大変で手がかなり痛くなってしまうそう。 でも、手でちぎるからこそしいたけの食感や旨みや香りがより良く出るのです。### 昆布おじさんの昆布 昆布を見つけるまでは相当な時間がかかそうです。 「昆布は昆布おじさんの昆布なんです!」と朗らかに話してくれた中西さん、無知なもので私は昆布おじさんを知らずそのワードに驚いてしまいました。 聞いてみると、昆布おじさんと言うのは大阪で昆布革命という昆布屋さんの代表である喜多條清光氏のこと。 昆布をこよなく愛するおじさんであることから昆布おじさんの愛称で親しまれています。 その昆布おじさんのだしの講座で知って中西さんのお茶漬けに取り入れました!### 焼いていない生海苔 お茶漬けに欠かせない海苔もいろいろと試してみたそうです。 あおさも使ってみましたが、癖があってお茶漬けには合わなかったとか。 中西さんが目指すお茶漬けには、旨味と食感の良い生海苔(ばら海苔)がぴったりでした。 焼いた板海苔は海苔を細かくしてから板状にしたものなので細胞が壊れてしまうのですが、生海苔はそのまま乾燥させているので食感が良く旨味が豊富です。今回Su-blnceさんの工房を見学し、中西さんの思いを直接伺うことができてよかったです。 やはり直接作る人の思いを聞くというのは気持ちが伝わりますね。 お茶漬けのきれいなパッケージを見てクールな商品と思っていましたが、中西さんの健康への思いはもちろん苦労や工夫がたくさん詰まった熱い商品だと実感です。 中西さんの強さはもちろん、とてもお茶目な人とわかったのでますます商品に愛着が湧きます。 Su-blnceさんのお茶漬けは、健康に気を使う方はもちろん、健康を送るギフトにもぴったりな商品です。 お茶漬けの素3種は送料無料のお試しセットもあるので気軽に注文できますよ! ぜひお茶漬けを手に取って食べてみてくださいね。【Su-balance】商品一覧はこちら
京都の湧水で作るとろとろのわらび餅【わらび奄】南禅寺の近くの甘味処
2022/03/01
京都の湧水で作るとろとろのわらび餅【わらび奄】南禅寺の近くの甘味処
わらび奄さんは、京都は南禅寺近くのお店です。 今はテイクアウトのみの営業で、特製のとろ〜りわらび餅を販売しています。 JR京都駅の伊勢丹など一部のお店でも購入することができます。 昨年の11月末、スタッフがお店に伺い、わらび奄さんのこだわりや思いを直接伺うことができました。 このレポートを見ればきっともっとおいしくわらび餅が食べられるはず! ぜひご覧ください。わらび奄さんは、店主の都さんがお一人で切り盛りしているお店です。 お子さんが生まれたことで途中間も空いているのですが、わらび餅の販売を始めて11年になります。 今はご自宅を改装し工房だけでテイクアウトのみ。 いずれはまたイートインができるように計画中です。 もともとJR東福寺駅近くで喫茶も併設したお店を営業していましたが、娘さんが生まれたことでしばらくは営業をお休みしています。 1年生になったときに今の南禅寺近くに引っ越し、それから2年くらいして営業を再開。 たべくらに出店したのは2021年の夏頃です。 新型コロナウイルスの影響で百貨店の売り上げなどが見込めず、たべくらの通販に助けられたとの言葉に私もとても嬉しかったです! たべくらはまだ小規模なモールではありますが、お客様にもショップさんにも心も体も元気になっていただけるようにスタッフ一同頑張ります!おいしいものを食べるのが大好きで、食べることに幸せを感じる都さん。 若い時にはフランス料理の料理人を目指していて長年レストランで勤めていた経歴もお持ちです。 旦那さんの作るわらび餅で幸せを感じたことがきっかけでわらび奄が始まりました!都さんの旦那さんは日本料理の料理人です。 そんな旦那さんが作るわらび餅がとってもおいしくて、都さんは本当に幸せな気持ちになりました。 そんなおいしくて幸せな気持ちを人にも味わって欲しいと思い、わらび餅の販売を考えたのだそう。 食で人を幸せにしたい、それがわらび奄さんの思いです。 旦那さんのレシピを参考に、今のわらび奄特製のとろ〜りわらび餅が誕生したのでした。都さんと旦那さんのお話を聞いているととても素敵なご家族というのが伝わりました。 その愛情や優しさ、幸せなおいしさがとろりとしたわらび餅にも込められているのですね。都さんのお母さんは、無添加の食品などに関心がある方で、小さい時からそういった食を食べてきました。 完全に無添加しか食べないと言うわけではありませんが、今でも食品表示が気になってパッケージの裏側をは気にするようにしているそう。 私もたべくらと出会って食品表示に興味が出たので似たような感じだなあと共感です。 旦那さんが日本料理の料理人ということもあり、普段の食事でも添加物などを利用することはなく、食の好みもあっていたのですね。 旦那さんとは日頃から添加物がない方がおいしいねと言い合っていたのだとか。わらび奄さんのわらび餅は、都さんがご自身の足を運んで納得したこだわりの素材で作られています。 まず、あのとろりとした食感は、国産の本わらび粉と秘密の配合でできています。 わらび粉が100%だと粘度が強くあの食感は生まれません。 また、本わらび粉はとても貴重で高級なため、それだけで作ると今のような価格ではとても作ることができないそう。 手に取りやすくておいしいものを作るために奔走し、出来上がったのが今のとろとろ食感のわらび餅なのです。そして、わらび餅作りには欠かせないのが水です。 京都の湧水を使用しています。 最初は水道水やミネラルウォーターなどでも試したそうですがしっくりしたものができず、なんと京都の湧水もいくつも回って汲んできて試したそう! 湧水による微妙な味や食感の違いを何回も試すとは、すごいこだわりですよね。味の決め手となる黒糖やきな粉、小豆なども都さんが京都中を回って見つけた素材です。 四国香川産の和三盆を、沖縄の西表産の黒糖、兵庫の丹波産の黒豆きな粉などを使用しています。抹茶わらび餅のあんこは丹波産の小豆を使った自家製です。 小豆も滋賀の道の駅まで探しに行くなどを奔走し、ようやく見つけたのが今日の台所である錦市場だったそう。 京都の素材が詰まった和スイーツなので、京都土産としてもおすすめです。以前、テレビで紹介された時などは1日に500個も作っていたとか! 店主の都さんお一人で作っているので、とにかくわらび餅を練ってねって練りまくったそうです。 いくらとろとろのわらび餅とはいえ、腱鞘炎になってしまいそうな量ですよね。 今は1日に100〜200個程度で落ち着いているそう。 百貨店には2日に1度出品していますが、人気商品なのですぐに売り切れる日も多いようです。 確実に食べたい場合は、お店に予約かぜひたべくらでご注文ください! 賞味期限が短く注文してから作るので、食べたい日の1週間くらい前には注文しておくのがおすすめです。こだわりの素材で丁寧に作るわらび餅は、パッケージにもこだわっています。 「わらび奄」のロゴマークは書道家でもあるデザイナーさんにお願いし、カップも合わせて考えてもらったそう。 和風なパッケージで包まれたわらび餅、京都にこだわった素材も相まって京土産としてもぴったりですね。 ゴミを出さない環境への配慮から、紙袋や紙のパッケージなどできるだけエコな素材を使用。 テイクアウトの際、プラスチックスプーンは要望を聞いて必要な場合はつけてくれます。 今回、お土産にわらび餅をいただいたのですが、出かけ先で食べる予定だったためプラスチックスプーンをいただいてしまいました。 プラスチックスプーンよりも家のスプーンで食べた方がおいしく食べられるので、ぜひおうちでゆっくりお召し上がりください。今回の訪問では、新商品の考案中ということで、試食もさせていただきました! わらび餅を作る材料で何か日持ちするお菓子を作れないかと考えたのがチーズケーキと豆菓子です。 将来イートインスペースとなる予定の和室の縁側でいただきました。縁側から望む素敵な和風な庭は、旦那さんが手入れしているそう。 旦那さんは植栽などが好きで、お店入り口の玄関の植栽もきれいに手入れがしてありました。 お店は都さんが一人で切り盛りしていますが、夫婦で力を合わせて素敵なお店になっているのですね。### 濃厚なきな粉のチーズケーキ 丹波産黒豆のきな粉をたっぷり使った和風なチーズケーキです。 無添加のクリームチーズが手に入ったので作ってみたとのこと。 チーズときな粉の相性は抜群です! きな粉だからか食後はさっぱり感もあり、お茶と一緒にほっと一息、安らぎのティータイムにぴったりですね。### ポリポリと手が止まらない豆菓子 沖縄西表産黒糖を使った豆菓子です。 都さんは節分の大豆が大好きで、そこから発想を得たお菓子とのこと。 気軽に食べられるお菓子をと言うことで、ポリポリとつい食べ続けてしまうお菓子です。 シンプルな豆菓子なので、素材のおいしさがより楽しめると思います。帰りにお土産としてわらび餅をいただきました。 せっかくなので、テイクアウトの時のように店先の小窓から受け渡し。 和風の紙袋にはロゴマークのシールが貼ってあります。とろとろのわらび餅だと写真で見てはいましたが、本当にとろ~りとした食感でおいしいです! 別添えで、四国香川産の和三盆と丹波産黒豆きな粉のソースが付いています。 よく冷やしてまずはそのままで食べてみてくださいとのことなので、ソースはかけずに一口。 わらび餅本体にもほんのり甘みがあり、そのままでもおいしく食感をよりよく楽しめます。 そのまま食べる方が好きという方も多そうだなと思いました。 きな粉ソースをかけるとより和風なスイーツになりますが、商品説明にある通り甘すぎずすっきり食べられます。 ソースも余すことなく全ていただきました!抹茶はわらび餅本体も抹茶味で、別添えでソースと自家製あんこつき。 抹茶は京都産石臼引きを使用しています。 抹茶が好きにはたまらない和の甘味ですね! 丹波の小豆で都さんが手作りするあんこもおいしく、あんこスイーツにも期待してしまいます。笑今回私が伺ったときは、まだイートインができるお店ではありませんでした。 ただ、少しずつ改装を進めているようで、1年内くらいにもお店でもわらび餅が食べられるようになりそうです。 和室はまだ改装前ということでしたが、いまのままでも十分お店になりそうな雰囲気!改装したばかりのトイレがとてもきれいだったので写真を撮りました。笑 オープンへの準備が着々と整ってきていますね。京都の南禅寺を訪れる際は、ぜひわらび奄さんにもお立ち寄りください。 近くにカレーうどんで有名な日の出うどんさんもありますよ。 行ってみたかったのですが、大行列で時間がなかったため今回は断念。 今度はイートインのお店となっているときにまた訪れたいと思います。 新商品やお店作りなどがとても楽しみなわらび庵さんでした!【わらび奄】商品一覧はこちら
長野県松本市でグレインフリーのお菓子を作る【KILIG】
2022/01/11
長野県松本市でグレインフリーのお菓子を作る【KILIG】
真冬の寒さが迫る12月の初旬、長野県松本市のKILIGの高沢さんを訪ねました。 今の工房はご自宅兼用でご家族がいるため、近くのカフェでお会いすることに。 KILIGさんは、2021年の5月末にシェアキッチンが火事になり、工房を失ってしまったのですが、この度めでたく工房を再建してお菓子作りを再開! そのタイミングで伺うことができました。 KILIGさんの強さやポジティブはすごいです! この記事を読んで、KILIGさんの魅力を知り商品をより楽しんでいただければ幸いです。 いただいたお菓子の写真ともにKILIGさんについてご紹介します。KILIGの高沢さんはいつも明るくてとても気さくな方です。 たまに電話でお話しをすることがあり、いつも話が弾んでいつかお会いしてみたい!と思っていました。 高沢さんは生まれは木曽路で、20代の頃に横浜でお花屋さんでフワラーコーディネーターをしていました。 31歳には長野に帰り、やってみたかった事務職の仕事を始めて職場内結婚! 今はお子さん二人のお母さんをしながらお菓子作りをしています。 30代後半に結婚や出産をしたので下のお子さんは小学生。 私は最初お子さんが手を離れたからできているお菓子作りなのかなと思っていましたが、まだお子さんがいるからこそのパワフルさなのかもと感じました。 実は旦那さんは同じ職場だった年下の方で、高沢さんが魅力的だから素敵なご家族に恵まれているんだなと思います! 高沢さんは話していると本当に楽しくて元気をもらえる人です。 一年で季節の味のケーキブレッドなどけっこう新商品も多く、高沢さんパワフルさが伺えます。 今回お会いできてとても嬉しかったです。お忙しい中ありがとうございました!KILIGさんは、少しでも罪悪感なく甘いものを食べられるようにというコンセプトで始まったお菓子工房です。 なぜそう考えたのかについて、今回直接じっくりお話を伺ってみました!高沢さんは結婚して仕事をやめ、お子さんが生まれてから新たにパンの訪問販売を始めました。 パンを買い取って自分の車で訪問販売する仕事だったそうで、子供を連れていてもOKだったからです。 取り扱っていたパンというのが、バターたっぷりの甘いパンでした。 商品を説明するためにも自分でも食べることが多く、売れ残りも食べていました。 とてもおいしいパンだったそうですが、2年間パンを食べ続けているとどんどん太って体も不調に感じてきたそう。 また、ルート営業なのですが、訪問先のお客さんの中でもダイエットを始めるからと食べるのをやめたり、体調不良でパン食のドクターストップがかかったりする人も見てきたそうです。 自分自身の体調とお客さんの話も聞いていると、もしやこれはパンを食べるのがよくないのではないか?と思うように。 そして、高沢さんはパンの訪問販売をやめてダイエットのためにジムに通い始めたのでした!KILIG出店の時、KILIGができたのはジムに通っていてプロテインバーが看板商品だったとは聞いていたのですが、ジム通いの理由がこの時に初めてわかりました! 高沢さんはジム大好きな健康人間だからパワフルなんだと思っていたのですが、体調不良を治すため兼ダイエットでジムを始めていたのです。 パーソナルトレーナーがついてしっかり指導するタイプのジムだったらしく、食事指導などもありとてもきつかったそうです。 甘いものはだめ、タンパク質をとるようにという指導で、甘いものを控えてプロテインを取るようにしていたのですが、、プロテインがとにかくまずい!(だそうです笑) タンパク質が大事だからと言われたものの、もともと食が細いこともあり普段の食事からだけでは充分な量のタンパク質の摂取は無理! じゃあジムで見かけたマッチョマンが飲んでるプロテインはどうなの?? と思ったのがプロテインバーの始まりだそう。笑 プロテインバーも最初から自作したわけではなく、市販品も購入していたそうです。 でも市販品はとにかく甘い! その上、意外に添加物など色々なものが入っていることも気になり始め、、 プロテインをとりたくても味が苦手で、どうにか工夫しておいしく食べられないかと作ったのがプロテインバーでした。 これが今から4年前(2017年)、後のKILI G看板商品となる誕生です! (お店は2019年5月にオープンしています)ジムに通い始め、「ダイエットや健康には筋トレ以上に食事が大切」ということを知り少しずついろんなことを勉強していった高沢さん。 ここは直接高沢さんからの言葉をどうぞ。 なぜ太るのか? 栄養のこと、食物のこと、安心や安全って何だろう? そして自分には何が合っているんだろう?? その中で出会ったキーワードが「糖質」です。 適切に糖質量をコントロールしながら高タンパク、質の良い脂質を摂る。 そうブームになった『糖質制限』です。 糖質(砂糖、米、小麦、大豆、とうもろこし、)などの高糖質な食物を減らし高タンパク(プロテインや卵)と質の良い脂質(ナッツやココナッツオイルなど)を増やす。コレ基本なんですよ。 さっそく色々と試行錯誤しながらガンバって成果は出てきましたよ〜 体調も良くなり気分も軽い♪ でも私にとって一番継続が難しかったのが甘いお菓子やパンを我慢することでした。 もともとパン好きが高じてパンの販売を始めたくらいですから ダメ!ダメ!と思えば思うほど食べたくなる!そしてちょっと食べただけでも罪悪感で悲しくなる、、 で考えたのがプロテインバーの制作延長線上で太りにくい食材を使って罪悪感の少ないオヤツを作ろう♪ と繋がるワケです。 文章からも高沢さんのお茶目さやパワフルさを感じられますよね! こうしてKILIGのプロテインバーが生まれたのでした。はまると一直線な高沢さん、プロテインバーを作ってからは他にもいろいろな商品を生み出します。 小さい時からお菓子作りは好きだったそう。 当時は珍しかったガスオーブンをご両親にねだって買ってもらったことがあり、そういった楽しかった体験が今に生きているのですね。 でも、小さい時はお菓子作りが好きでも、お菓子屋さんになりたいとか職業としての興味はなかったそうです。 お子さんにもお菓子は必ずこだわりのお菓子を作る!という気もなく、ただただ楽しくてお菓子を作っているのだそう。 楽しいという思いがあるからこそいろいろな新商品が生まれるのですね。 お菓子を作り始めた当時、高沢さんは子育てしながらパートで働く普通の主婦です。 自分のおやつ用に作り始めた糖質OFFスイーツを友人や知人にプレゼントすることはあってもまさかお店を出すなど夢のまた夢の話だったそう。 ところが、3月ある春の日、何気に地元新聞の情報誌に載っていた記事を見つけてしまったのです!! 『シェアキッチン希望者募集!あなたもお店始めてみませんか?』みたいな(笑) その瞬間、これだ!→とにかく聞いてみよう→やりたい→出来るかも→とりあえずやってみよう! ということで、会社員の夫は筋トレと糖質OFFスイーツ作りにハマる妻の突然の起業宣言に驚きと呆れを隠せなかったそうですが、猪突猛進な年上妻には何を言っても無駄だと悟ったのだとか。笑 そして何の心構えも準備も無く突然のスタートを切ったのです!KILIGさんはご自身の工房ではなく、週に2回2日ずつ利用できるシェアキッチンを利用して始まりました。 シェアキッチンはオーナーさんのご自宅で、夜はバーを経営しています。 昼はベーグル店をしていたのですが閉店することとなり、ものづくりをする人を応援したいと、ハードルを下げてできるようにという心意気だそうです! 最初は新聞広告で募集をしていたそうで、最大では3店が利用していて、ワッフル屋さんがやめたことで最終的には2店に。 そして、火災によりシェアキッチンは閉じることとなってしまいました。。 KILIGさんは2019年の創業だったので、丸2年はお世話になっていた大切な工房でした。2021年5月末、なんとシェアキッチンの隣から火の手が上がり、シェアキッチンの建物は全焼してしまいました。 クリーニング工場でボイラーからの出火と思われるようですが、保証などを受けるのは難しいそうで本当に大変だったと思います。 シェアキッチンでの営業が順調で、6月1日で3周年オープン記念たった直前の出来事でした。。 長野でのイベントやたべくらとの出店などでファンも増え、軌道に乗ってきたところでの火災… 私たちたべくらスタッフもシェアキッチン全焼で休業というお知らせを受けて衝撃を受けました。 オーナーさんは自宅も兼ねているのでがっくりと肩を落としていたそうですが、申し訳ないけれどもシェアキッチンはもう再開できないと伝えてくれたそうです。 オーナーさんもポジティブな方なのでまたどこかでお店を再開するだろうとのこと。 やはりパワフルな人同士が繋がっていくのですね。 オーナーさんにもまた頑張って欲しいと陰ながらお祈りしております。建物全焼でオーナーさんが再建はしないということになってしまい本当になくなってしまったシェアキッチン。 もう1店舗入っていたパン屋さんは廃業を決めたそうです。 シェアキッチンだからこそ続けられていたということもありますよね。 他のシェアキッチンを見つけるのも容易ではないですし、小さなお店が自分だけの工房を持つのはけっこうハードルが高いです。 そんな絶望的な状況の中でも、高沢さんの頭の中にはお店をやめるという選択肢はなかったそう! この言葉には驚きました。 諦めるという選択肢がそもそも思いついていなかったとは! さすが高沢さん!本当にエネルギッシュな人で尊敬します。お店を再開できたのは高沢さんの気力はもちろん、新たな工房を作るにあたって、初期投資も少なくできたので再開もできるという経営判断にもあります。 シェアキッチンの冷蔵庫やオーブンなどの機器も消失してしまいましたが、高沢さんの作るお菓子はそういう機器的なものも元手が少なく済みました。 また、販売方法をイベントやたべくらという通販に特化することで、対面販売できる店舗は作りませんでした。 シェアキッチンやっていた対面販売を諦め、お菓子作りに専念するという決断も再開できた理由の一つです。 グレインフリーというあまり認知度が少ないお菓子のため、逆に小さく営業していたこともよかったですねとおっしゃっていました。再開しか考えずに動いていた高沢さん。 最初は賃貸で工房を求めて何軒も不動産屋さんを回ったそうですが、4ヶ月間探してもなかなか良い物件を見つけるこができず… そこで、考えを変え、自宅ごと引っ越してリフォームOKで工房を作ることができる賃貸物件を見つけたのでした! いずれはご主人の故郷である小布施に帰る予定のため賃貸が条件だったそうです。 原状回復は条件のようですが、改装しても良い賃貸が見つかるのはすごいですよね。 そんなこんなで、物件探しは本当にいろいろ見て苦労したそうです。 物件が見つかってからはあっという間に工房を改装し、11月下旬にたべくらでも再オープンすることができました!### 被災後、お友達ショップさんの手助けでイベント出店 シェアキッチン消失の一週間後にはイベント出店を控えていたそうです。 イベント出店のお友達のショップさんがキッチンを貸すなどの支援があり、予定通りイベントに出店! 作れるものはすごく限られていたということですが、それでもイベントに出店するパワフルさ。 衝撃的なことの後ですごいエネルギーです!ちなみに復興商品として作ったのは、松本の湧水で作ったわらび餅。 なんとかできるものはないかとアイディアを捻り出した面白商品です。 主原料が水です!面白いですよね。 私も試食で頂いたのですが、プルプルモチモチでおいしかったです。 たべくらでは販売していませんが、イベントでは購入することもできるかも!?なんと、今回の訪問のためにたくさんのお菓子をご用意いただきました! 今回試食したお菓子はグレインフリーではなくグルテンフリーの新たなお菓子です。 グレインフリーは穀物全般を除去するので厳密にはオートミールもだめになります。 今後の商品の展開としてグレインフリー限定にぜず、季節の素材や栄養価の高い食材なども取り入れたヘルシーなお菓子の幅を広げていければな〜と考えているとのこと。 ちなみにオートミールは穀物ですがGI値という太りやすいか??を見る指標の数値が低くミネラルが多く今人気急上昇中だそう♪ ヘルシーな素材で人気のオートミールを使ったお菓子を新商品としてたべくらでも販売していただけることになりました! 高沢さんのお菓子はご自身が食べておいしいと思うものだからすごくおいしいです。 イベントでも人気なお菓子なので、ぜひたべくらでお家にいながらゲットしてください! KILIGさんの商品をいろんな人に食べてもらいたく、一部はお土産として渡してしまったので私が食べた分の感想を記しておきます。### プロテインバー KILIG誕生のきっかけでもある看板商品のプロテインバー! プロテインがまずいなんてとても思えないおいしいお菓子でした! スニッカーみたいな感じですよ〜と言われて食べてみると確かに、キャラメルみたいな食感の中にザクザクナッツが入っています。 コーヒー味というのもあっているなあと思いました。 小腹が空いた時にさっと食べられるように、どんな形で販売するのか悩み中だったので、写真は参考まで、本物の商品をぜひお楽しみください!### シナモン味のドーナツ オートミール、アーモンドパウダー、おからパウダー、米粉ブレンド生地でできたドーナツです。 シナモンが効いていて良い香りがしておいしい! ドーナツなので食べやすく、おやつにも軽食にもなりますね。 オートミールを使った生地はしっかりお腹にたまるので朝食にすると元気が出そう。### レモンクリームマフィン オートミールがメイン材料のマフィンです。 レモンの良い香りが食欲をそそります。 本当に良い香りで、酸っぱくないのですが酸味あるフレッシュなレモン味を食べているよう。 KILIGさんらしく甘味は控えめです。 なんでこんなに香りが良いのか聞いてみると、レモンカードを使っているからだそうです。 レモンカードとは、クリームのようなジャムのようなとろとろのイギリス生まれのおやつ。 メイヤーレモンの皮ごと使うので香り高いです。### グラノーラのクッキー(フラップジャック) 甘さ控えめザクザクとしたクッキーです。 グラノーラの材料もとても香ばしく、ほろ苦い甘さでとても食べやすい! 朝食にちょこっと食べるのも良いですね。 サクッと割ってしまって置けるので、小腹が空いた時に軽く補給にも。私はKILIGさんに出会うまでグレインフリーのお菓子は食べたことがなかったのですが、食べてびっくり! 小麦っぽいのにこれは小麦でできていないんですよね。 今までグレインフリーを知らなかった私のような凡人にとっては驚きの体験になると思います。 小麦じゃないのにまるで小麦のスポンジのような食感は本当に面白い感覚です。 KILIGさんは季節の素材を使ったお菓子や新商品開発もけっこう多いショップさんです。 ちょこちょこショップをチェックしていれば新たな発見があるかも!? 高沢さんは、これからもおいしくて面白いお菓子をどんどん作ってくれると思います。 新たな工房を構えて再出発するKILIGさん、たべくらではこれからもを応援していきます!【KILIG】商品一覧はこちら
長野県長和町オーガニックフラワー【You may dream flowers】
2021/12/13
長野県長和町オーガニックフラワー【You may dream flowers】
気温がどんどん下がっていく冬の初め、長野県長和町でお花屋さんをしているYou may dream flowersさんを訪ねました。 花の栽培は11月頃で終わりなので、お花畑~という感じは見られませんでしたが、とっても素敵な店主のへんでんさんと長和町に出会うことできました! 雨が降ったり止んだりの生憎の天気の中、畑と工房と材料を採取する森をご案内いただきました。 どんなところでどんなことをしているショップさんなのか、実際にスタッフが見て聞いてきたYou may dream flowersさんの魅力をお伝えします。たべるとくらすとでは、今までは食べもの以外の商品はありませんでした。 ただ、今回は同じ長野の生産者さんからとてもオーガニックフラワーを生産している方がいるとご紹介があり販売が実現! クリスマスまでの期間限定で、杉やヒバなど野山の恵みを使ったクリスマスリースを販売しています。 クリスマスが過ぎてもドライフラワーとして楽しむことができるので、ぜひこの機会にお買い求めください。You may dream flowersをご紹介いただいたのはたべるとくらすとでも大人気のおいしさの野菜を作る長野県は八ヶ岳の「種to菜園」さんです。 私も過去にとうもろこしを頼んだことがあるのですが、甘くておいしすぎてびっくりでした!お二人は冬のスキー場のお仕事で知り合い、直売所に出品しているところで出会ったのがきっかけだそう。 今後も「くらすと」のう部分も扱っていきたいという思いはあるので、これからも応援していきたいショップさんであります。長野県はあまり行ったことがないスタッフ、長和町は初めて訪れます。 長野といえば日本アルプスが有名ですが、長和町への道中は山の中の道で、高い山々はあまり見えませんでした。 松本のKILIGさんに行った時は、本当にどこにいても高い山々が見えていましたが、長和町は山間の町という感じで高い山は見えません。 もうすぐそこに森というか山があるので、高い山は隠れて見えないのです。 平野が多い地方で育ったスタッフにとって、山間の町というのがちょっと新鮮でした。 のどかでとても素敵なところですよ。 待ち合わせは「道の駅マルメロの駅ながと」にある「マルシェ黒曜」という産直所前。 去年新しくなったそうで、とてもきれいな施設でした。 ちなみに、You may dream flowersさんもこちらの産直にもお花を出品しているそうです。店主のへんでんさんは東京からの移住者で、長野は水路が多くないですか?と聞かれましたが、確かにきれいな水が流れている水路が多かったかも。 中山道の宿場町なども通ってきたのですが、水路があって水車もたくさん見てきました。 景色がのどかで良いなと思ったのはこの水路があったからというのもありそうです。 そして、長野の水道水はおいしかった。。笑### 散歩中のかわいいわんこと遭遇 畑に行く途中、犬の散歩中だったへんでんさんのお知り合いの方と出会いました。 道路が水路で隔たれているので天然のドッグランだそうな。 わんこはとても楽しそうにはしゃいでいました。 保護犬なので慣れている人ではないとさわれないということで私は見ているだけしかできませんでしたが、へんでんさんとは仲良しなようです。へんでんさんは東京小平市の出身で、まだまだ昭和ののどかな風景の中で伸び伸びと育ち、東京でお花屋さんをやっていました。 東京でイギリス人の旦那さんと出会い結婚し、息子さんが生まれて3人家族に。 そして、へんでんさんご一家が長和町に越してきたのは7年前です。 東京は何もかもがお金という経済の渦がすごくて、家族3人とも東京が合わないと感じていたのだそう。 そこで、へんでんさんのおばあさんが長野は伊那市の生まれで、素敵なところだと話には聞いていたそうで、行ってみたいなと周りにも言っていたんだとか。 そうしたらなんと人伝てで長和町に空き家が出たことをきっかけに引っ越してしまったということでした! 息子さんの学校はスクールバスで1時間もかかるのですが、それでもこの町で暮らしのメリットは大きそうですね。 移住はリタイアしてから将来的にと思っていたようですが、旦那さんも良いなと思い、町で仕事も見つかったこともあって長和町に移住したのでした。 何かを探していたり求めていたりすると、ご縁があるものですよね。 いろいろなショップさんにきっかけなど話しを聞いているとそういうご縁を感じることが多いです。 移住してからは主婦として子育てをしたりパートをしたりと忙しくしていましたが、3年前に結婚生活にピリオドを打ち、自分で花を育てようと他のオーガニック農園で勉強したり場所を探したりしていたそうです。 そうしているうちに、これもご縁で畑や工房が見つかり、2021年今年の春からついに畑が始まりました!You may dream flowersの畑は、山と川に囲まれたのどかな風景の中にありました。 古民家とか素敵な感じの家が残っていてそれもまた良いですよね。 かつては田んぼだったところで、まわりも一部有機栽培の田んぼです。 今後は全体的に有機栽培を目指しているとのことでした。 へんでんさんのご自宅はここから30分ほど山の中の別荘地だとのことですが、どうやってここの畑を見つけたのか聞いてみると、近くのパン屋さんに通っていて土地のオーナーさんを紹介してもらったとか。 へんでんさんの人柄もあるのでしょう、そういうご縁ってありますよね。 土地と工房のオーナーさんもUターンの方で、有機栽培などに積極的なんだそう。 長和町というか長野は移住者がけっこう多くて、有機栽培や自然の恵みを生かした何かをしながら定住していく人もたくさんいるそうです。 東京も近くて自然が豊かで、何かを楽しんで暮らしている人たちがたくさんいる、そういう雰囲気が素敵ですよね。 お花畑を始めたのは今年からなのですが、いずれはへんでんさんの畑も増やして野菜作りなどにも挑戦してみたいということでした!畑には35種類程度の花やハーブが植えられています。 少量多品目で1本しかないものもあります。森の生き物たちが来るので、網で囲うのは山では必須の作業ですね。 まだ今年始めたばかりなので育っていないものもありますが、越冬するハーブ類はちまっと畑に息づいていました。 10:00も過ぎているというのに畑にはまだ霜が! 長野の寒さがお分かりいただけるかと思います。 こんな寒い中でもハーブやお花たちは生きているんだなあと生命力の強さを感じますね。 種類によっては藁で保温もしています。へんでんさんの畑では、冬は寒さで植物は育てられないので藁などで保温し、冬は畑の活動はほとんどしないそう。 それでスキー場のお仕事で種to菜園さんにも出会えたのですね。 長野と言えばスキーが盛んなイメージですよね。 ご自宅の周りにもスキー場があるそうです。お花の最盛期は6〜9月で10月頃までです。 冬なのでちょっとさびしい感じもしますが、夏はきっと花も緑もとってもきれいなんだろうなと思います。 でも私は季節目の変わり目のものさびしい感じも好きです。 雪化粧はきっとすご気きれいなんだろうなとも想像しましたが、今の長和町はほとんど雪は積もらないんだそう。### 馬糞でたい肥を作っているところ 近くから馬糞を頂いてきて土づくりもしています。 森の生き物たちがやって来て荒らしてしまうそうです。### 菌ちゃん先生の微生物による土づくりを実践 黒いシートの下では微生物の力による土づくりが行われていました。 菌ちゃん先生という有機栽培で有名な農家さんの説く方法で、糸状菌が発酵で良い土を作るんだとか。 自然の力を生かした農業ですね。畑を見せて頂いた後は、リース作りをする工房にもご案内いただきました。 畑から車ですぐのところです。 かつては養蚕をしていた古民家で立派な建物でした。 一部は畑と同じオーナーさんが使っているのですが、今は二階の一部で作業をしているとのこと。 小さくて急な階段を上り二階に行くと、かつて養蚕をしていた面影ある空間ですが、ほとんどものがなくてがらんとした空間が。 その一角の窓辺に作業台や材料などがまとめられていました。 明りなく、古民家なので硝子戸ではなく木戸のためずっと開け放して使っているよう。 日当たりは良好ですが、さすがに冬は寒いのでストーブも置いてあります。この工房のある古民家は、ゆくゆくは改装して、フラワーアレンジメントの教室やファームステイに利用していきたいとオーナーさんと計画中ということでした。 きっと素敵な空間になるんだろうなと、そんな日が来るのが楽しみですね!### 工房の向かいでなんと羊にも遭遇!そして牧羊犬も作業をする工房の近くでは羊たちが! サフォークという顔と足が黒い羊です。わりと珍しいですよね。 食用らしいですが、羊毛をどうするかも課題のようです。かわいい牧羊犬もいてのどかさに拍車がかかります。笑 このわんこもへんでんさんと仲良しでした。### 工房の隣はパン屋さん「天然酵母パン&カフェ むく堂」さん 工房の隣は、この工房と畑が見つかるきっかけでもあったパン屋さんです。 当時町で唯一のパン屋さんで、通うようになって仲良くなっていったところ、畑のオーナーさんを紹介してもらったそう! 私が行ったときはお休みだったのでパンは食べられませんでしたが、いつか訪れてみたい古民家が良い雰囲気のお店でした。 むく堂さんは今後たべるとくらすとへの出品も計画中です!クリスマスリースのメインは、近くの山で伐採された杉、ヒバ、イチイです。 山の管理をしている人から譲ってもらっているのだとか。 その現場にも連れて行ってもらいました。 こちらです。↓### 無農薬栽培のユーカリも使っています ユーカリは長野県の中信地域で栽培を推進しているそう。 ちょっと葉をつぶしてみるととっても良い匂いがしました。### 最近はわらびの葉っぱもお気に入り わらびの葉っぱは、パーンとした良い時期に取らないと綺麗に乾燥できないのだそうです。 時期を見極めて撮っておいて乾燥させるとこんな風にリースの面白いアクセントになりますね!長野らしくりんごを使ったクリスマスリースも作っています。 基本素材はワイルドリースと同じく、杉、ヒバ、イチイ、ユーカリですが、違うのは食べられるりんごが加わっていること! 使っているのは町内の農家さんが作るりんごです。 食べられますよ、ということで一ついただきました。 食べてみると少しセミドライっぽく、味は甘くておいしい! ホコリに気をつければクリスマス後には味わうことができますね。 袋にたくさん入っていて、いくらでもどうぞと勧めてくれました。 本当にすごくおいしかったので、もっと食べればよかったな。笑 キッチンハーブとして使える食べられるリースも考案中です。別れ際に私はお土産に花束をいただいてしまいました! すっごくきれいです!! 乾燥しても楽しめるのでクリスマスが終わってもしばらく飾っておこうと思います。 森が自分の空間にあるようで落ち着くというか安らぐというか、自然の森を自分の家に持ってくる感じです。 山が好きなのでとっても嬉しいプレゼントでした! りんごがおいしかったのは知っているので、もう早速にでも食べたくなります。笑You may dream flowersさんの畑は今年の春から始まったばかり。 畑のオーナーさんも有機栽培に関心があり、無農薬のお米を育てたり麦も予定しています。 へんでんさんも畑を広げてもっと有機栽培のお花や野菜なども増やしていきたいいうことで、これからの展開が楽しみですね! ちなみに、ブルーベリー畑にも連れて行っていただきました! こんな風にどんどん新しい取り組みが増えていきそうです。立派な古民家の工房では、フラワーアレンジメントの教室やファームステイに利用するなどの楽しみもあります。 今のところYou may dream flowersさんのお花のネット販売はたべるとくらすとが初めてなので貴重です! この機会にぜひオーガニックなクリスマスリースをご利用ください。【You may dream flowers】商品一覧はこちら
とっても丁寧な農家さんベジファームTekuTeku
2017/12/14
とっても丁寧な農家さんベジファームTekuTeku
山口県の東部で農薬・化学肥料・動物性堆肥を使わずに多品目の露地野菜を栽培されている「ベジファームTekuTeku」 私も個人的に注文させて頂きましたが、とーっても美味しいお野菜ばかりでした。 大根はみずみずしく、安納芋はねっとり甘く、かつお菜は味がしっかり、水菜はシャキシャキです。 かつお菜って東日本の人はあまり馴染みがないかもしれませんが、福岡県を中心として栽培される葉物野菜のひとつで「高菜」の仲間です。煮物や鍋物におすすめです。福岡ではお雑煮に使われ、カツオ節がいらない程風味に富むと言われたのが「かつお菜」の由来とか。さて、このベジファームTekuTekuさんですが、とっても丁寧な方なんです。野菜が届いた時の綺麗さにびっくりして、電話してホントに無農薬ですか?って訪ねたくらい(笑) なんでも農薬を使わない代わりに虫が付きやすい野菜には農業用の不織布をかぶせたりして手間ひま惜しまず栽培されてます。お野菜づくりへの愛を感じてしまいました。農薬・化学肥料・動物性堆肥を使わない露地野菜セットを是非食べてみて下さい。 また、季節の野菜セットですが、苦手なお野菜や、アレルギーなどで食べれないお野菜があれば出来る限り対応しますとの事です。これでMサイズの内容量 しかも九州・中国・関西は送料無料です。関東へも+216円でお届けします。
熊本水遺産の湧き水でつくる天日干し米 - 九州オーガニックファーム自然楽園
2017/12/04
熊本水遺産の湧き水でつくる天日干し米 - 九州オーガニックファーム自然楽園
九州オーガニックファーム自然楽園は、九州の熊本でお米や野菜など自然栽培している農園です。日々、美味しいお米、野菜を作る為に試行錯誤しながら耕作放棄地を開拓中です。また、自然栽培の農家さんの作物や加工品なども販売しています。生産しているお米は、幻のお米「旭1号」はじめ、 ササニシキ・ヒノヒカリ・緑米(もち米)。 全て、無農薬・無肥料の自然栽培で育てています。 田んぼに引く水は、熊本水遺産にも選ばれた湧き水から流れる綺麗な川の水と、地下水の1番水を田んぼへ流しています。 一切農薬の入らない環境で、完全自然栽培でお米を育てています。 水の国と呼ばれる熊本の中でも特別な環境です。 流通している殆どのお米は機械で乾燥されてますが、自然楽園のお米は全て天日干しで乾燥されてます。 「手間ひまは半端なくかかるけど、その方が絶対美味しいから!」と食べる人の事を真面目に考えている生産者さんです。流通している殆どのお米は機械で乾燥されてますが、自然楽園のお米は全て天日干しで乾燥されてます。 「手間ひまは半端なくかかるけど、その方が絶対美味しいから!」と食べる人の事を真面目に考えている生産者さんです。お米や生姜など特別価格で販売中!
やしろ農園