つくる人つくる想い

コラム
短い梅雨と酷暑:沢水頼りの田んぼを守る日々
2025/12/22
短い梅雨と酷暑:沢水頼りの田んぼを守る日々
自然の変化を、これまで以上に身近に感じた一年でした。 たべるとくらすとでは、そんな一年を生産者のみなさんがどのように受け止め、日々の営みを続けてきたのか、アンケートをお願いしました。今年は梅雨が極端に短く、酷暑が続き、沢水頼りの私達にとって田んぼへの水確保はまさに綱渡りでした。イノシシが荒らしてしまった水源地近辺の水路の補修作業にもかなり労力を要しました。山間部なのでイノシシ除けに電気柵は必須です。自宅からかなり離れた距離に田んぼがあるため、行けない時は地元の方にお願いして見回りをやって頂きました。有り難いです。①気候変動や獣害についてですが、もともとは人間の都合で豊かな自然、生態系を壊したつけが獣害、異常気象という形でかえって来てしまっているのだと思っています。共存するために何が必要なのかを生産者も消費者も一緒になって真摯に向き合う事が大切だと感じます。 ②たべくらさんに集うお客様は皆さん優しいです。小さなお店で行きとどかない点が多々ありますが寛容に受け止めて下さって感謝しております。いつもありがとうございます。今年は販売を予定していたゴールデンベリー。 今年3月から自宅のハウス内で種を撒き、育苗して移植するも今夏の酷暑で60株が全滅。時間も労力も水の泡と消えました・・が、この経験を活かし今回たった3個だけ熟したのでそれを種として継いで来年また挑戦してみます。
素材から感じる生態系の変化:自然のゆらぎを大切にする醸造の哲学
2025/12/22
素材から感じる生態系の変化:自然のゆらぎを大切にする醸造の哲学
自然の変化を、これまで以上に身近に感じた一年でした。 たべるとくらすとでは、そんな一年を生産者のみなさんがどのように受け止め、日々の営みを続けてきたのか、アンケートをお願いしました。 被害ではありませんが、柿農家さんも私たち加工者も共通して気づいたのは、今年は黄色ショウジョウバエが出なかったことです。 柿農家さんが初めて「生態系の変化を感じた」とおっしゃっていました。 私たち自身も、10年以上続けてきてコバエが出なかったのは初めてです。 (キイロショウジョウバエは"フルーツフライ"と呼ばれ、お腹に酵母を持ち、病原菌を持たない種類です。) また、長崎では煮干し用のカタクチイワシが獲れなくなり、漁場が北上しているとも聞きました。生態系の一番下にある昆虫が変われば、その上にいる動物の生態も変わります。 魚も同じで、小魚が本来の場所で獲れなくなってきたことは、その先に続く変化を意味します。 「今まであったのに、いつの間にか無くなっているものがないか」と気にかけるだけでも違うと思います。これまで以上に、自然に還すことを意識して生活しようと思います。
激しい気候変動への対応:素材の制約の中でも最善を尽くす惣菜づくり
2025/12/22
激しい気候変動への対応:素材の制約の中でも最善を尽くす惣菜づくり
自然の変化を、これまで以上に身近に感じた一年でした。 たべるとくらすとでは、そんな一年を生産者のみなさんがどのように受け止め、日々の営みを続けてきたのか、アンケートをお願いしました。年々自然の猛威が激しくなってきていると感じます。尋常ではない局地的豪雨の激しさや多さ、風の強さ、局地的な雪の多さ、暑い気温の激しさと長期化など、これまでの常識では考えられないことが多発していると感じることが非常に多くなっています。それによりこれまで同時期、同地域で漁獲や収穫できていた魚介や野菜などが不漁になったり、不作になったりすることが非常に多くなってきていると感じています。特に海産物はあじやいわしなどの小魚、ほたてなどの貝類の不漁が年々ひどくなっており、また昆布や海苔、天草などの海藻類がそれらの影響を非常に受けて大不漁となっている状況が深刻化していると感じています。原材料が確保できないものはないため、今期はお休みにさせて頂く案内を早めに決断しお取引先様に告知させていただきました。原材料が希少になれば価格が上がってしまったり、人件費やエネルギー費が上がっていくと商品価格が上がってしまうのは、いつの時代もそれらが非常に密接につながりあって関連しているからです。また、同じような内容の商品でも使っている原材料や調味料、作っている会社の作り方や人の手のかかり方などによって価格が高くなる商品と安価になる商品に違いがあります。高いものには高いなりの理由があるということをぜひ知っていただければと感じています。イベントなどに積極的に可能な限りたくさん参加し、エンドユーザーである消費者の方々と直接お会いして商品に関する意見などをたくさんお聞きしたいと思っています。
酷暑と鹿の食害:種の調整を続けながら季節の移ろいに向き合う
2025/12/22
酷暑と鹿の食害:種の調整を続けながら季節の移ろいに向き合う
自然の変化を、これまで以上に身近に感じた一年でした。 たべるとくらすとでは、そんな一年を生産者のみなさんがどのように受け止め、日々の営みを続けてきたのか、アンケートをお願いしました。 夏の暑さが凄まじく、農作物の実りが悪くなる等の被害がありました。また、暑さにより生育不良や害虫被害が出る懸念があった為、秋・冬野菜の種まきを遅らせることになりました。春・秋は暖かい日が多く野菜が育てやすい気候であったと感じます。今年は鹿の被害が多くありました。夏はインゲンの葉や茎が食べられてしまい、冬は大根や人参の葉・実共に食害にあいました。インゲンは全滅、大根は400本程度、人参は2000本程度の被害です。耕作地の範囲が広いため、対策をしたくても費用の面から中々難しいのが現実です。天候や動物による被害で、予定していた野菜が作れなくなってしまったり収穫が困難になってしまう事があります。皆様にはその点をご理解していただきご購入いただけますと幸いです。今後、夏の酷暑が当たり前の世の中になるかもしれませんので、栽培時期や方法などを調整しながら皆様に喜んでいただける野菜をお届けできるよう努めていきたいと思っております。また、獣害対策もできる範囲で取り組んでいきたいです。
夏の高温と干ばつ:在来種と知恵で干上がった田んぼを救う
2025/12/20
夏の高温と干ばつ:在来種と知恵で干上がった田んぼを救う
自然の変化を、これまで以上に身近に感じた一年でした。 たべるとくらすとでは、そんな一年を生産者のみなさんがどのように受け止め、日々の営みを続けてきたのか、アンケートをお願いしました。夏場の高温はもちろん、それに加えて雨がとても少なかったです。また、秋の雨が多く、この傾向は今後も続くと感じています。田んぼが干上がってしまい、水が入れたくても溜池も枯渇してしまう状況がありました。この状況は、田植え前から想定していたので、一人で抱える面積は多くて田植えも急がないと間に合わないのですが、一枚一枚の田んぼの畦をしっかり塗り、水が漏れないよう水もちの良い田んぼ作りを心がけました。 また、例年水の便の悪い田んぼには、実験的に在来種の陸穂を植えてみましたが、やはり実りが良く、今後は田んぼに合わせて品種の見直しもしていこうと思っています。 また地域の方の協力で、小まめな水出しをしてもらい、なんとか秋の実りを迎えることができました。天候の影響で、びっくりするほど作物の収穫量は増減します。けれど、その年の同じ気候を経験した作物をいただくことは、身土不二の点からも昔から一番滋養に優れていると言われています。皆さまの健康にお役に立てれば農家としても頑張って育てた甲斐があります。 今後は、田んぼに訪れていただき、夏の暑い中田んぼの上が実は涼しく、地域のクーラーの役に立っていることや、増えるゲリラ豪雨の際の水を一旦貯める機能があることなど、多面的な田んぼの価値をお伝えしていける取り組みを行なっていきたいとおもっています。 そんな田んぼを続けていけるのも、消費者の皆様が選んでいただき食べてくださるからこそです。いつも有難うございます。自然栽培農家の仕事は、作物が本来の力を発揮できるように環境を整えてあげることです。お米づくりは、田植えする前にほとんど決まるとも言われています。さらに丁寧に、田んぼの環境を整えていきたいと思っています。 また、暑くて雨が少なくて大変なのは、人間や作物だけでなく、そこに住む小さな生物にとっても同じことです。自然栽培の田んぼは、たくさんの生物にとって大切な生息地であり、涼をとり水を飲み卵を産める場所でもあります。その様な場所をたくさん作ってあげること、すなわち休耕地を田んぼへ甦らせていくことを、ますます加速していきたいと思っています。
気候が揺れた年に、それでも続くつくり手の営み
2025/12/08
気候が揺れた年に、それでも続くつくり手の営み
今年は、早い暑さの訪れや長く続く高温、雨の少なさや急な豪雨など、季節のリズムが大きく揺れた一年でした。 そんな中でも、畑や田んぼ、お茶畑や果樹園で、その時々にできる工夫を重ねながら実りをつないできたつくり手たちがいます。 気候の変化、鳥獣被害の有無、現地で工夫したこと、消費者のみなさんへ伝えたいこと、そして来年に向けた思い。 質問を通して、それぞれの一年を振り返っていただいています。 夏の高温と干ばつ:在来種と知恵で干上がった田んぼを救う eminini organic farm(奈良県 / 農業) 夏の高温と雨不足で田んぼが干上がり、水を確保できない日も多かった一年でした。畦を塗り直し、土地に合う在来種を試すなど、できる工夫を積み重ねながら育てたお米です。地域の方の助けを借りて迎えた実りには、自然の変化に向き合い続ける営みの静かな重みが宿っています。 「eminini organic farm」を見る 激しい気候変動への対応:素材の制約の中でも最善を尽くす惣菜づくり 金沢錦(石川県 / 惣菜製造販売) 豪雨・高温・海水温の変化など、素材の確保に大きな影響が及んだ年でした。使える原材料が限られる中でも、その時にあるものと誠実に向き合い、最善の形へ仕立てています。自然への敬意と、小さな変化に耳を澄ませる姿勢が今年の味をつくっています。 「金沢錦」を見る 素材から感じる生態系の変化:自然のゆらぎを大切にする醸造の哲学 酢之宮醸造所(千葉県 / 醸造所) 10年以上見てきた昆虫が姿を変え、魚の漁場が移動するなど、生態系の動きに明確な変化を感じた一年。加工の手順は変わらなくても、素材の背景には確かに自然のゆらぎがあります。その気づきを大切にしながら、静かにものづくりを続けた年でした。 「酢之宮醸造所」を見る 酷暑と鹿の食害:種の調整を続けながら季節の移ろいに向き合う ふるば村自然農園(長野県 / 農業) 酷暑と雨不足で生育が不安定になり、種まきの時期を遅らせるなど調整が続いた一年でした。さらに夏はインゲン、冬は大根や人参が鹿に食べられる被害もあり、思うように収穫できない場面も。それでも季節の移ろいに合わせて畑と向き合い、その時期に育った野菜をできるかたちでお届けしています。 「ふるば村自然農園」を見る 短い梅雨と酷暑:沢水頼りの田んぼを守る日々 ユキノシタサボウ(栃木県 / 農業) 短い梅雨と酷暑で沢水頼りの田んぼは水確保が難しい一年。水路の修繕や見回りを続け、地域の方にも支えられながら田んぼを守りました。自然とは本来、人も生きものも共にあるもの。そう感じながら育てたお米です。 「ユキノシタサボウ」を見る 高温と種の発芽不良:土地に合った栽培方法を模索する一年 耕人舎(熊本県 / 農業) 雨が少なく高温が続き、例年育つ品種が芽を出さなかった年でした。獣害に備えながら、土地に合う育て方を探し、少しずつ栽培方法を見直しています。同じ季節に同じものができるとは限りませんが、その年に向き合う営みを丁寧に続けています。 「耕人舎」を見る 気候のゆらぎと向き合う茶園:毎年変わる味と香りを大切に かおるつくば 長治園(茨城県 / 茶園) 高温が続き、お茶の木の状態にも例年とは違う変化が出た一年でした。自然の影響を受けて味や香りが毎年少しずつ変わることを受け止めながら、その年ならではの風味を大切にしています。気候のゆらぎに負けない茶園管理を模索し続ける一年でした。 「かおるつくば 長治園」を見る 早すぎる梅雨明けと水やり:お客様の声が次につながる力に 丹波篠山めぶき農房(兵庫県 / 農業) 梅雨明けが早く、暑さで苗がしおれやすく水やりに追われた年。雨不足の影響もあり収量は安定しませんでしたが、限られた実りでも楽しみにしてくれる声が励みとなっています。天候に左右されやすい中でも、来年につながる工夫を続けています。 「丹波篠山めぶき農房」を見る 限られた実りでも前へ:高温と水不足に追われた一年の工夫 MITSU(広島県 / 農業) 雨がほとんど降らず、高温で苗が枯れてしまったため植え直しが必要になった年でした。水を引きやすいよう畑にU字溝やホースを増やすなど、作業量の多い中でもできる工夫を続けています。収穫までの時間や手間を思うと簡単ではありませんが、それも含めて作物と向き合う営みになっています。 「MITSU」を見る 温暖化の影響:早まった収穫と増加した害虫への対策 女化ブルーベリーの森(茨城県 / 農業) 暑さの訪れが早く、収穫時期も例年より前倒しになった年。暖冬の影響で害虫も増え、一つずつ木の状態を見守りながら収穫を行いました。気候のゆらぎは大きいですが、お客様の言葉が次の実りを育てる力になっています。 「女化ブルーベリーの森」を見る 高温による生育不安定:環境整備と鳥獣害対策で来季へ備える 八ヶ岳純ちゃんファーム(長野県 / 農業) 高温が続き、生育が不安定な作物もあった一年。今年は量が揃わず販売をお休みしましたが、鳥獣害への対策を続けながら畑を守ってきました。気候や自然は思い通りにはいきませんが、少しずつ栽培環境を整え、来季の実りへ向かっています。 「八ヶ岳純ちゃんファーム」を見る 複数の自然条件が重なる困難:時間のかかるパイン栽培への丁寧な取り組み 樹パイナップルファーム(沖縄県 / 農業) 寒波や大雨による水はけ不良、虫害など複数の自然条件が重なり、生育に影響が出た年でした。点在する圃場を整えながら、来季の育成に丁寧に取り組んでいます。実がなるまで時間のかかるパインだからこそ、一つ一つの作業を積み重ねています。 「樹パイナップルファーム」を見る 異常気候が常態化する中で、判断力が問われる農の現場 古都 風雅ファーム(奈良県 / 養鶏・農業) 異常気候が特別なものではなくなり、毎年何が起きるかわからない状況が続いています。栽培技術だけでなく、気象や作業全体を見渡す判断力が求められる時代となり、一農家が単独で対応する難しさも感じています。そうした中で、こだわりを持った農産物を届けられる場があることは、大きな支えとなり、日々の営みを続ける力になっています。 「古都 風雅ファーム」を見る 高い海水温の年:天然魚をめぐる環境の変化 中村魚市(高知県 / 魚市場・水産加工品製造販売) 例年より高温が続き、海水温や川の温度にもはっきりとした変化を感じた一年でした。天然魚のみで商品づくりを行っているため、漁の状況や魚価の変動に大きく左右され、仕入れの難しさも増しています。そうした環境の中でも、食べてみたいと思ってもらえるものを届けたいと考え、素材と向き合いながら次につながる商品づくりを続けています。 「中村魚市」を見る 豪雨災害を乗り越え、温かな支援に感謝 松下蒲鉾店(熊本県 / 蒲鉾・薩摩揚げ) 夏に豪雨災害が起こり、土砂崩れが相次いで流通が一時止まる状況となりました。発送再開まで時間を要しましたが、遠方のお客様から寄せられた心配の声や「注文することで応援します」という言葉は、大きな支えになりました。自然災害は避けられない部分もありますが、現状を伝え、理解を得ながら営みを続けていくことの大切さを改めて感じた一年でした。 「松下蒲鉾店」を見る 自然のゆらぎの中で、その年にできる形で実りを育ててきた営みに、そっと想いを寄せていただけたら嬉しいです。 土地や生きものと共に続く、各地の営みもご紹介しています。それぞれの場所で生まれた実りを、ぜひ覗いてみてください。 土地と生きものと、ともに続く営み
土地と生きものと、ともに続く営み
2025/12/08
土地と生きものと、ともに続く営み
山あいに暮らす生きものの動きや、畑に現れる虫たちの変化は、気候の揺らぎと重なりながら年々その姿を変えています。 時に作物を守るために電柵を張り、犬や馬とともに畑を見回り、土地に合う栽培方法を探しながら実りをつないできたつくり手たち。 気候の変化、鳥獣被害の有無、現地で工夫したこと、消費者のみなさんへ伝えたいこと、そして来年に向けた思い。 質問を通して、それぞれの一年を振り返っていただいています。 夏の猛暑と野生動物の脅威:健やかさを守る養鶏の知恵 津軽さとやま農場(青森県 / 養鶏) 猛暑は北国の畜舎にも大きな負担を与え、鶏や羊が弱らないよう夜遅くまで水を替えたり、扇風機を増設したりと細やかな工夫を続けた一年でした。秋には野生動物が近づき、命を守るための対策も欠かせません。効率よりも動物の健やかさを優先する、この農場らしい営みが今年の卵の実りを支えています。 「津軽さとやま農場」を見る 中山間地での挑戦:犬と馬を緩衝帯に利用する独自の獣害対策 horsemade landscape(北海道 / 農業) 気温や湿度が年々上昇し、とうもろこしや大豆が狸や鹿に食べられる被害もあった年でした。犬や馬を放牧して畑のまわりに緩衝帯をつくるなど、中山間地ならではの工夫を重ねています。気候が穏やかとはいえない時代でも、土地に合わせて育て方を変えながら最善を尽くす姿が、今年の実りにつながっています。 「horsemade landscape」を見る 自然農で挑む気候変動:低温と高温の連鎖を乗り越える連日の水やり vegety mimase(神奈川県 / 農業) 苗を植える時期に季節外れの低温が続き、多くの苗が枯れてしまった春。その後の高温と雨不足で植え直した苗を守るため、連日の水やりが欠かせませんでした。自然農の畑では虫食いや不揃いも増えますが、身体がよろこぶ野菜を届けたいという思いで、地球や微生物と共存し続けています。 「vegety mimase」を見る 予測不能な天候とイノシシの侵入:畑を守る日々の判断と工夫 あしがらハーモニー畑(神奈川県 / 農業) 梅雨時期のずれ込みや秋の天候不順など、季節のリズムが読みにくい一年でした。電気柵を外したわずかな隙にイノシシが侵入し作物が掘り返されることも。さらに今年は新たな害虫も現れ、作物を守るために日々判断と工夫が必要でした。それでも畑を整え、季節ごとの実りを大切に育てています。 「あしがらハーモニー畑」を見る 病気と獣害:自らの農園を守る体制を整える 自然農園よりこんぼ(高知県 / 農業) 暑さが長引き生姜の病気が広がるなど、栽培の難しさが際立った一年でした。昨年の獣害をきっかけに狩猟免許を取得し、自ら畑を守る体制も整えています。農薬を使わない自然農の畑はゆらぎも多いですが、土地に寄り添いながら野菜本来の力を引き出しています。 「自然農園よりこんぼ」を見る 果樹栽培の困難:食害対策と丁寧な梱包で収量を守り抜く ヒャクマス(大分県 / 農業・果樹) 猿や鹿の食害が続き、見回りや音の出る装置で対策を行った一年でした。果物は傷みやすく、梱包しても輸送時に揺らぎが出ることがありますが、それでも一つずつ丁寧に仕上げています。気候の影響で収量が減る年もありますが、お客様の声を励みに果樹と向き合っています。 「ヒャクマス」を見る 無農薬栽培の難しさ:電柵と網で鳥獣害から作物を守る日々 Kumano はしもと屋(三重県 / 農業) 猪や鳥に狙われやすい作物を電柵や網で守りながら育てた年でした。無農薬栽培は自然に委ねる部分も多く、毎年同じようにいかない難しさがありますが、積み重ねた経験を活かしながら丁寧なものづくりを続けています。今後は自社商品の幅も広げていきたいと考えています。 「Kumano はしもと屋」を見る 日本の食を守る決意:気候変動と猪鹿の脅威に立ち向かう米農家 ろのわ(熊本県 / 米・小麦) 集中豪雨や冬の暖かさ、高温など気候の揺らぎが続く中、猪や鹿に備えながら畑を守った一年でした。自然条件が厳しくなっても農業を続けるのは、日本の食を守りたいという思いがあるから。信頼してくれる“かかりつけ農家”のような存在を目指しています。 「ろのわ」を見る コウノトリが戻った田んぼ:自然農法の力が生み出す雑味の少ない実り つちのと舎(島根県 / 農業) 雨が少ない中でも自然農法の田んぼは力を見せ、例年より雑味の少ない実りとなりました。今年は初めてコウノトリが訪れ、生態系が戻る手応えもありました。収量が少なく販売はお休みですが、冬の湛水や土づくりを続け来季の実りに向け静かに田んぼを整えています。(※例年の販売:秋〜冬頃) 「つちのと舎」を見る 猛暑と強風の年:胡麻の育ちに合わせて手を重ねる ゆいゆい農縁(埼玉県 / 農業) 猛暑日が続いた一年でしたが、胡麻にとっては良い環境でもありました。一方で強風の影響により、収穫前に倒れてしまう木が多く、乾燥棚の高さを変えるなど手間のかかる作業も必要に。胡麻が大きくなる前に管理機を入れるなど除草を工夫しながら育ててきました。来年に向けては緑肥による土壌改良を進め、より健やかに育つ畑づくりを目指しています。 「ゆいゆい農縁」を見る 土地や生きものとともに営まれてきた今年の実りが、今日の食卓とそっとつながりますように。 今年の気候が、他のつくり手たちの畑や田んぼにどのような影響をもたらしたのか。その一部をご紹介します。 気候が揺れた年に、それでも続くつくり手の営み
酷暑の夏を乗り越えた、力強い棚田のお米です。
2023/08/31
酷暑の夏を乗り越えた、力強い棚田のお米です。
「ここまでの渇水は初めて経験しました。」 と、里山BOTANICALの松浦さん。 新潟県上越市の棚田でのお米づくり。 雨の降らない過酷な夏でしたが、寒暖差がもたらす朝露や、豊富な雪解け水を利用した用水で、今年のお米も順調とのこと! 改めて、山が育む水のありがたさや環境の良さを実感したのだとか。 とはいえ、中には軽トラで水を何度も運ぶ田んぼもあったりと、相当ご苦労された夏だったようです。 「この日照りの中で頑張って育った力強いお米です。」 今年の厳しい夏を乗り越えた、自然の底力みなぎるお米。 食べた人にも間違いなくパワーをくれそうですね。 そんな里山BOTANICALさんは農薬・化学肥料を使用せず、自然の本来持っている力、土壌の力を引き出すお米づくりをされています。 美しい棚田にはホタルやめずらしい生き物が多く生息し、年々生態系が豊かになっていると感じるそう。 未来に残したい風景を大切に育む、そんな棚田のお米です。 ↑県外からわざわざ見にくる方もいたという、準絶滅危惧種の「コオイムシ」。 今年は生き物調査も行われたのだとか。 環境の素晴らしさが伝わってきますね。松浦さんに、どんな食べ方がおすすめですか?とお聞きしたところ、 「お米だけで食べるのがおいしいです。」 と即答。 飾らない自信を感じた瞬間でした。 「おかずなしでも美味しいんです。まずはお米の瑞々しさとふわっと立つ風味を楽しんでみてください。」 コシヒカリは10月初旬から販売予定とのこと! 是非ともご予約を!
お米も雑穀たちも順調です!
2023/08/30
お米も雑穀たちも順調です!
「台風などの被害を受けることなく、お陰様で順調です!」 今年はお米の栽培面積を増やしたという、ろのわさん。 熊本県菊池市旭志麓周辺の部落では、農家が高齢化しお米造りを続けられないので、管理してほしいという声が。 「なんとか応えたい」とお受けしたものの、苗・お水の管理が追いつかず、種まきし直した場所もあるとのこと。 そんな苦労も乗り越え、田んぼではお米、畑では雑穀たちが、すくすくと育っているようです。 10月下旬、ちょうどお米と同じ頃に、雑穀も収穫時期を迎えます。 「お米も楽しんで頂きたいですが、雑穀も是非ご一緒に」 とろのわさん。 体の調子を整える嬉しい効果と、食感も楽しい個性豊かな雑穀たち。 ミックスと単品があり、豊富なラインナップ。 初めての方には、ミックスタイプの「十穀豊穣」がおすすめだそうです。 その中からお好みの雑穀を見つけてみるのも楽しそうですね。 今年の夏は本当に厳しい暑さですね。 夏バテぎみで食欲がない時や、お腹の調子がイマイチな時は腸内環境を整える、もち粟や押し麦などがおすすめとのこと。 いよいよ、食べ物がおいしい実りの季節。 毎日食べたいごはんに、雑穀で彩りと栄養をプラス。 是非お気に入りを見つけて、楽しんでくださいね!
奈良吉野の山で父のブルーベリー畑を守る【Deai orchaed】無農薬完熟ブルーベリー
2022/05/25
奈良吉野の山で父のブルーベリー畑を守る【Deai orchaed】無農薬完熟ブルーベリー
本格的な冬を目の前に紅葉の終わりかけに奈良県は吉野の山にある果樹園Deai orchardさんのブルーベリー畑を訪問してきました! 奈良に工房を構える無添加お茶漬けを作るSu-balanceの中西さんも一緒です。 Su-balanceさんの記事はこちらをご覧ください。 https://taberutokurasuto.com/columns/report/subalance202112/店主の戸澤さんと中西さんとは近鉄奈良駅で待ち合わせ、吉野のご実家から畑までは果樹園を手伝っていてロゴのデザインなどを手がけた妹さんも一緒にご案内いただきました。 Deai orchardさんでは、通年で完熟ブルーベリージャムを、夏は無農薬・無化学肥料のブルーベリーをはじめシャインマスカットやクイーンニーナなどのぶどうを、秋には銀杏などを販売しています。 丁寧で温かみのあるパッケージで、奈良の贈り物としてもとても喜ばれる逸品です。Deai orchardさんは、私にとってはとても思い入れの強いショップさんです。 私がたべくらの出店案内に慣れてきた頃、出店についてご相談いただきました。 右も左もよく分からない中お父さんの農園を継いで、ネット販売は初めてですが私にもできるでしょうか?というようなお問い合わせです。 すごく想いのこもった言葉で綴られた文章で、この人の力になりたいと素直に応援したくなったのをよく覚えています。 奈良県は吉野の山奥で高齢の父と母が20年以上 土、水を大事に誠実に作り続けているブルーベリーの 完熟したものだけで作り続けているジャムです。 とてつもなく、手間をかけているので本当に美味しいジャムですが、近所の道の駅で売るぐらいしか手段がありませんでした。 口コミでお客さんが買ってくれるのでよく売れています。 ところが去年父が「体がきつくなってきた。」と弱音を口にしました。とても辛抱強い父の漏らした言葉に娘の私達は衝撃を受けました。 三姉妹の私達は、こんな美味しいジャムを終わらせてよいのかと話し合いました。 まだ下は2歳上は18歳の子どもをそれぞれ抱えている母の役目もある為、安易に両親を手伝うことは難しい状況です。 けれど、両親と暮らす96歳のおばあちゃん(随分色々なコトが分からなくなってきているのですが)が「美味しいなぁ。美味しいなぁ。」と朝ごはんでヨーグルトにジャムを入れて食べながらニコニコしている顔を見たりすると、やっぱり受け継いで行こう!と。私は長女で子ども達も高校生ですから、まず私が見習いでブルーベリーを育てるところから勉強しています。ジャムにする為の実は甘さがピークを迎えたものを厳選したり、父と母の長年の研究が色々あります。水も山の湧き水を使っています。 ホームページを見せて頂き、こんな気持ちでお商売されている方のお店と繋がれたらと勇み足でご連絡しております。 長々と失礼致しました。 - Deai orchardさんの初回お問い合わせより -このお問い合わせから始まり、電話連絡で何度もお話をしながらゆっくりじっくりと時間をかけてショップオープンまで一緒にやってきました。 ロゴ作りからパッケージ作りなどショップとしてのブランド作りから見守ってきたショップさんです。 見守っていただけですがいろいろとお話を聞いていたので、商品を販売できる形になったときは感動しました!Deai orchardの果樹園を継ぐ前、戸澤さんはご一家で4年間ニュージーランドに住んでいたそうです。 この話は前にもちらっと伺っていたのですが、すごく気になっていたので今回はじっくり伺ってみました!なんと、ニュージーランドは旅行で気に入って移住を決めたのだそうで、なかなかすごい数年間だったようです。笑 キャンピングカーで2週間ほどニュージランド旅行をしていた時に、子供たちを伸び伸びさせたいということから移住を決意! 旦那さんは奥様の願いをかなえるべく移住の準備に取り掛かりニュージーランドの暮らしが始まります。 と言っても、まずはキャラバンを購入して愛犬のラブラドールも一緒に南島から北島を周り、住む場所探しから始めました。 そのためお子さんたちは3〜4ヶ月学校に行っていないとか。 そして旅の途中で愛犬は老犬だったために、真っ白な砂の海岸にあるキャンプ場で生涯を閉じました。と、なんやかんやの旅路の末、ガルハーバーという港町に住むことになりました。 両隣はヨットを持っているおじいちゃんおばあちゃんで、家族でヨットで何年も世界の海を航海しながら過ごした経験などを聞き、日本ではなかなか巡り合えない経験を持つ人々との出会いは家族にとって視野を広めていくきっかけになったといいます。 そんな移住生活も息子さんが15歳の時に終焉を迎えます。 高校生になる前、戸澤さんは息子さん自身に今後どういう生き方をしたいか真剣に考えさせて希望を聞きました。 息子さんの答えは、日本の高校で勉強をしたいということで、次は帰国することとなったのでした。 戸澤さんは破天荒ながらも気風の良さというか、何でも人生を楽しんでいるようなめっちゃ(関西風)明るい人です! それが果樹園や作るものにも表れいて、豪快だけど雑ではない、丁寧に信念やこだわりを持っているのがわかると思います。戸澤さんは三姉妹の長女で、次女の妹さんと一緒にDeai orchardを継いで頑張っています。 果樹園を案内してもらいながら、戸澤さんと次女の妹さんからお父さんへの思いも伺いました。 最初、「Deai」は出会いという意味かと思っていたのですが、戸澤さんのお父さんである出合さんの畑だからDeai(出合)orchard(果樹畑)。 でもmeetの意味の出会いの素晴らしさも感じているので、すごく良い名前だなと思います。Deai orchardさんのブルーベリー畑は代々お米を作っていた棚田です。 農薬や化学肥料を使わずに、本当に丁寧に丁寧に愛情を込めて育てました。 柿の山もあったのですが、おじいさんが年をとってもう面倒が見切れないということで一部はおじいさんとお父さんが泣く泣く切って木を植え山に戻したそうです。 その時、三姉妹は「もうお父さんにこんなさみしい思いはさせない」と強く思いました。 だから、丹精込めて育てたブルーベリー畑はやめるわけにはいかないと三姉妹の気持ちが一致して継承しています。戸澤さんの旦那さんも一緒に果樹園をやっています。 帰国後、たまたま戸澤さんのお父さんのブルーベリー畑を手伝ったことがきっかけで、植物の世界の奥深さが初体験だったようで、果樹園を始めることとなりました。 旦那さんは、ブルーベリーだけでなく無農薬のぶどうも担当して育てています。 ぶどうの販売にあたって戸澤さんのお話しを聞いていて、どうやら旦那さんはとてつもなく研究熱心な方であっという間に書棚に収まり切れない量の参考文献や関連書籍であふれかえったといいます。 すでにだれよりも知識は深く広くなっていて、そこに現場経験を積んでいる最中なんだとか。 農薬や化学肥料を使わないぶどうの栽培は本当に大変なことです。 加えて、動物たちによる被害もあるので、全く気が抜けません。 昨年は農薬・化学肥料不使用のぶどうはごくわずかしかとれなかったのですが、今後はもっと増えそうです。 今年のぶどうも楽しみですね!### 特別栽培とは 特別栽培は、農薬の散布回数や化学肥料の量が各都道府県の慣行栽培(一般的な農薬・化学肥料を使う栽培方法)の基準の半分以下の使用量で認定されます。 産地によって基準が定められているのですが、認定を受けるのも難しいのが特別栽培です。 たべるとくらすとは、基本的に生鮮品は農薬・化学肥料不使用を掲げているのですが、特別栽培以下の量の農薬・化学肥料の果物など一部は販売をしていただいています。 ぶどうは、細かく品種を分けていたり、路地とハウスで違ったり、各地域によって基準がバラバラです。 Deai orchardさんのお話を聞いて是非ぶどうも応援したいと考えたのですが、Deai orchardさんが作る品種のぶどうは奈良県では認定がありませんでした。 そこで、奈良県やその地域の指定する特別栽培のぶどうについて問い合わせて回り、結果、似たような環境の地域の基準値を参考値としています。 詳しくはDeai orchardさんのぶどうのページをご覧ください。 https://taberutokurasuto.com/shop/deaiorchard/item/210730161917006/Deai orchardさんのブルーベリージャムはとっても素敵なパッケージで、姉妹でデザインして一つ一つ丁寧に梱包されてお届けしています。 まだまだお金もかけられないので、消しゴムはんこや、手書きのものを使っているのだそう。 本当に手をかけて大切に育てた無農薬のブルーベリー、完熟具合を見極めてたっぷり甘味を蓄えた実だけを摘み取り、ジャムに仕立てます。 丁寧な仕事をするためにも、一度に作る量はとてもわずかです。 調理場からはモーツアルトのピアノ協奏曲がずっと流れています。 ブルーベリーが心地よくジャムにかわっていくような気がするとかしないとか。 戸澤さんがモーツアルトが好きなだけなんだそうですが・・・。 ジャムの原材料は完熟ブルーベリー、オーガニックの砂糖、レモン果汁のみ。 その秘密の配合は改良に改良を重ねた研究の賜物です。そんな大切に育てられたジャムは、ひとつひとつ丁寧に手作業でパッケージに包まれます。 瓶に巻かれたリボンは、奈良は吉野の山の檜と杉をカンナで引いた物です。 このカンナくずはすぐに使えるわけではなく、何度もアイロンをかけ、結ぶ時は折れないように神経を使いながら一つずつ丁寧に結びます。 箱の中の緩衝材もこのカンナくずです。 水に濡らすと木の良い香りがするので、ぜひこの香りもお楽しみください。ギフト用には奈良の1300年の伝統「吉野手漉き和紙」をのし紙にしています。 六代目 福西正行さんが江戸時代から続く技術を伝承したとても貴重な和紙です。 のし紙につける小さなあわびは、戸澤さんのお手製! 爪楊枝を使って可愛らしいあわびを器用に仕上げています。 和紙やあわびもぜひ本のしおりや絵手紙に再利用して、こちらも最後までお楽しみいただけると嬉しいです。たべくらのユーザーさんは、環境への意識が高い方が多いので、もしかしたら少し過剰梱包なのでは?と思われるかもしれません。 Deai orchardさんでもできるだけプラスチックは使わず、カンナくずも奈良の資源を再利用してます。 これだけ丁寧に梱包するのは、ブルーベリーを育てるところから手塩にかけたジャムだから、嫁に出すつもりでいるとのこと。 Deai orchardの商品は、全部がDeai orchardからお客様への贈り物、とういう気持ちで商品を皆様のもとへ送り出しています。戸澤さんからブルーベリー畑のある場所は、まるでポツンと一軒家(所さんと林修先生のテレビ番組)のような道を通りますよとよく聞いていました。 商品説明のところにもそう書いていて、どんな道だろうと気になっていたのですが、今回ついにその畑を見学させていただきました!戸澤さんのご実家がある吉野は本当に山の集落にあります。 今では限界集落となってしまったようで、ブルーベリー畑を継いだ戸澤さんが一番の若者だそう。 家までも細い道でしたが、畑への実は更に細い山道でした。 戸澤さんは運転に自信がないということで、まずは戸澤さんのご実家に行き、ここで次女の妹さんが登場! 妹さんの車に乗り換えて家の前の急な坂道をすごい速さでバックで登り、頭を進行方向に向けて出発です。話には聞いていましたが、車一台が通れるくらいの本当に細い山道で驚きました! 私は温泉や登山でよく山に行きますが、そういう道とはまた違う、落ちたらどうなるんだろうという恐怖感がありました。。笑 山道の先には戸澤さんのブルーベリー畑の他にも近所の方の野菜畑などもあるようで、この道は日常使いされているよう。 すれ違うこともありそうですが、どうやっているのか心配になりました。畑への入り口には、畑の手前には獣が入れないよう獣害対策をしています。 戸澤さんが寄せてくれて、車を止めていざ柵の中へ。 毎回この柵や網を寄せて作業の荷物を持って出入りする、なかなか大変だと思いました。Deai orchardさんのブルーベリー畑まで行く前には他の方の畑があります。 そう遠くもない距離ですが、畑のすぐ横に車をつけることができないので、収穫時期など荷物運びが大変そうでした。ブルーベリー畑も鳥獣対策の柵やネットが張り巡らされています。 山奥なので、獣害対策は本当に大変で、毎年とてつもなく悩まされるそう。 動物たちも甘くておいしいブルーベリーがそこにあるなら食べたいですよね。 収穫期は動物たちと戸澤さんの熾烈な戦いが繰り広げられています。ブルーベリー畑は斜面になっていて、日光がよく当たります。 柵を潜って畑に入るにも段差があり少し急坂になっていました。 平坦じゃないのでやはり資材を持っていたり収穫をしていたり、ここを歩き回るとけっこうな体力筋力がつきそう。 本当に大変なところで毎日作業をしているのだなと実感しました。畑に入るとき、足元気をつけてくださいね〜と声かけていただいたのですが、中西さんがは〜いと答えた瞬間、こけました。笑 すごいコントみたいな状況で、本当に中西さんは面白い!いいキャラしてます! 中西さんは、真面目で研究者のようにお茶やお茶漬けについて熱く語る人であると同時に、実は良い意味で抜けていてほんわかとしたお茶目な人です。 この出来事でもすごく良いキャラクターをしているということが良くわかりました。 Su-balance中西さんの工房を見学させていただいた記事もぜひご覧ください。 https://taberutokurasuto.com/columns/report/subalance202112/ブルーベリーの木は落葉してきているのですが、干からびた実がまだ残っていました。 戸澤さんが食べられますよ〜と言うので、中西さんと一緒に食べてみましたが…やはりちゃんと夏に訪れたいですね。笑 干からびたブルーベリーは戸澤さんのトラップでした。笑見学に行ったのは12月初めだったので、ブルーベリー畑は間も無く本格的な冬を迎えようとしていました。 まだ緑色の葉っぱの木もあるものの、ほとんどの木は紅葉して真っ赤に。 空が晴れていたこともあり、吉野の山のブルーベリーの紅葉はとてもきれいでした!ブルーベリーの木は種類や植えた時期がいろいろと異なります。 お父さんが植えた立派に育った木もあれば、最近植えたばかりで成長中の木も。 ブルーベリーは植えてから植えてから実がとれるようになるまで数年かかるので、それまで大切に育てています。畑を一周皆で歩いたのですが、最後の方で中西さんがまたやらかしてくれました。笑 木の枝が蔓のように生い茂っているところを歩いてきてしまい、うまく抜けられずバタバタしていました。 今回の畑見学は、中西さんのおかげでより楽しい畑見学になりました!戸澤さんのご実家にも再度寄って、お父さんにもお会いすることができました。 昔気質な頑固なお父さんだと伺っていましたが、素朴で人が良さそうな方です。 今でも戸澤さんたちと一緒に畑をやっています。 吉野川を眼下に見下ろす家も立派すぎてびっくりしましたが、本当にすごく素敵なご家族だなあと思います。お昼には少し遅くなってしまいましたが、戸澤さんおすすめの吉野の山のそばを食べに行きました。 日はだいぶ傾いていましたが、とても綺麗な長めの吉野川を見ながら吉野の山の観光エリアへ。行ったお蕎麦屋さんは、戸澤さんの妹さんのママ友がやっている手打ちそば「矢的庵」さんです。 吉野の山の観光地の中でも特に奥にある上千本エリアのその奥の方にあります。 世界遺産吉野山の名水と八ヶ岳産の蕎麦粉で手打ちする、吉野で有名なお店だそう! 吉野は初めて訪れたのですが、そんな良いお店で食べられるとは!手書きのメニューが味があってもうおいしそう。雰囲気ありますよね。私が頼んだのは田舎ざるそばと季節の天ぷら。 蕎麦の実の皮の黒い部分も粉にした9割蕎麦です。そしてだし巻玉子も頼んで3人で分けました。 お蕎麦屋さんのだし巻き、メニューで見たら食べたくなりますよね! もちろん頼んで正解です。食後に蕎麦団子も食べました。 畑を見て山を見て川を見て蕎麦も食べて、吉野を堪能することができました!お支払い時、中西さんはSu-balance工房を慌てて出てきたため、ご自分の車に財布を忘れたことに気づきます。笑 ここは戸澤さんが立て替えて、中西さんはLINE Payで戸澤さんにお返ししたのでした。 山の中でもスマホ決済や送金ができる、世の中便利になりましたね。 そんな世界で、手作りで大切に物づくりをするお二人やたべるとくらすとのショップさんたち、とても素敵だなとしみじみ思います。 こんなに面白い中西さんと破天荒な戸澤さん、こんな面白い出会いで2つのショップさんの繋がりが生まれました。 中西さんは戸澤さんよりは少しビジネスとしては先輩で、とても熱心でいろいろな情報も知っているので、戸澤さんの刺激となったようです。 より面白い化学反応が起こることを期待しています! そして帰りは吉野の山の綺麗な夕焼けを見て、(中西さんは疲れて眠っていました。。笑)冬のイルミネーションで飾られた法隆寺駅前で解散です。 柿と銀杏、ブルーベリージャムをお土産にいただきました! 戸澤さんは何かあるたびにいつも私にもジャムを送ってくださるのですが、今回もたくさん本当にありがとうございます!戸澤さんと妹さんとお父さん、中西さんのおかげで本当に今回の奈良は最高な時間となりました! 今度は夏にもお手伝いに(なるかわかりませんが)行きたいと思います。 こんな素敵なところで、破天荒な戸澤さんとそのご家族皆で愛情たっぷりに育てたブルーベリー。 もっと多くの方に知って食べていただきたいと強く思いました。 これからも進化し続けるDeai orchardさんに注目です!【Deai ochard】商品一覧はこちら